<あなたへの手紙…!>

加齢と比例し記憶は薄れ身体能力は欠ける日々
模索しながら、頑張って登る八十路坂その生活を備忘録を
ここに綴ります!

息子からメールが。。。➂

2017年09月27日 | 日記

智光山のバラ園を描く 油彩F8号

 

 
○○子さん メール了解です。
これは、2千万入れて、20年後4千万になると
いう事だし...
つまり資産運用だね 
メリット・デメリットが
商品の選び方でも差があるようだし
これを機会に資産運用等勉強します。
      メールありがとう。
と、簡単な返事が届いた。
 
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親に反発して18歳で家を出てしまった、貴方
あの日から、どれだけ悲痛な短歌を詠んだことだろう
 
バイク狂で勉強をしない子に
【学問は財産なりと諭す父とくとくと言ふ淋し気に言ふ】
 
昼夜逆転の生活に
【寝入りどき深夜の君の物音は夜毎夜毎の遠き稲妻】
 
本音を話し合おうと3人で車座になった時に
【甘えたき甘えられない父の膝しのび泣く息子に触れて哀しも】
 
予備校の入学金、諸経費、前期納入の学費を
全部もったまま、消えてしまった時に
【子育てをいかに償い生きるべき吾が罪おもく 蛻《もぬけ》てゆけり】
【子に託す事何も無き愛しても心の隅は鞭くれたきや】
【親子なら心の底は切れずして凍てしし冬も春は来るらむ】
 
そして家出中駐車違反と警察からの知らせには
 【くりかえす駐車違反の息子にも慣れ警告無視す吾も奈落なり】
 
そして居場所がわかり10年ぶりに会った時に
【一番に云いたきことは閉じ込めて眼でもて笑へり眼でもて笑へり】
【東京で広辞苑開き生きている喧騒の中の子を愛おしむ】
 
バイク便の仕事を俺やっているんだと聞いたときに  
【いきざまを語るその声輝くは妖しきまでに新鮮なりき】

この時代、心を紛らわす拠りどころに私はブログを立ち上げました
あれから27年の月日の流れ彼の人生観の変わりよう
。。。本人の地を這うような努力。。。
バイク便で小荷物 書類を運ぶ仕事から現在のITの会社を興し
新宿の都庁前のビルにオフィスを構え70数名の社員と共に
生き抜こうと頑張る息子の話を
またここに私の備忘録として時折つづります。

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