ああ。。。あれから10年
もう後期高齢・・・ 七十路を歩いています。
始めてブログへ興味を持ち備忘録を兼ねて
心を動かした2006年10月6日ブログデビュー
それは・・・・・
「あなたへの手紙」は息子への手紙でした。
息子へ…!①
2006年10月15日 | 日記
息子へ!
貴方はもう36歳ですね!
貴方の高校時代が嘘のように甦ります。
赤いソックスを良しとして履く君、禁止校則にもかかわらず
バイクの免許を取る君。
大学受験、受験勉強、勉強という父に・・・・・!
手向かった君、「なぐるならなぐれよ」と捨て台詞。
【上げた手を下ろせないままぶった父
凍てつく父子の闇の始まり】
帰らぬ君を探しまくりました。
大事な時期なのに・・・「ほっとけ」と、いう父の狭間で・・・・・!
すこしづつ冷静になっていきつつも・・・・・!
【憎しみとまた愛しさが交互する
行きつく処おなじ場所なり】
待ちつづけた君からの連絡に、「話し合おう!話し合おう!」と
私はあなたにひらすら帰宅をうながしましたね。
ー次回へつづくー
そしてブログの②③④⑤⑥⑦と続き
息子へ…⑧!
2006年12月28日 | 日記
息子へ…⑧!
「バイク便の営業もやっているんだ おもしろいよ」「へぇ」
起き上がって引き出しから私に自分の名詞を見せた。
【いきざまを語るその眼が輝くは
怪しきまでに新鮮なりき】
家には、まだ帰れないという、心を尊重し私は再び訪ねる
約束をして帰りました…!
その頃のお父さんは、銀行オンライン化のプロジェクトチームの
中心にいて、昼夜を問わず企業戦士そのもの、あなたの事は
私の報告を聞くのみでした。
それから・・・・・季節の変わり目に、二人で外食をする位で
月日は5・6年流れましたが、あなたが家に帰る事は
ありませんでした。
話があるという突然の連絡に、久しぶりあなたの部屋を訪れると、
本の列には 法律、経営学 営業の基本、等の本が
いっぱい増えていました。
あなたの話は「独立して仕事をする。」
保証人になって欲しい という話でしたが、
私は「計画案をお父さんに見せてお願いしなさい。」と言いました。
君は次の日曜日、10年ぶりに帰ってきました。
【帰り来る息子の蒲団広げたり空の高さよ空の青さよ】
「お父さん、ごめんなさい。心配かけました」 と
始めにあなたは短い挨拶をしました。
お父さんは、「身体は大丈夫だったか?」と言っただけでした。
【赦すとか赦さないとか遠い過去身体労わる夫のまなざし】
その夜、風呂上りのあなたの足の爪を注意して……!
こんな歌を詠んだのですよ。何でもない歌なのですが、
私には大切な、忘れられない思い出の一首です。
【伸びた爪切りなさいとぞ子に言ふは
何時よりの事まこと嬉しき】
其の年のお正月10数年ぶりに貴方は帰りお屠蘇を酌み交わし
揃って御節料理を食べました。其の後近くの神社へ初詣・・・!
私は、わざと留守番をして、お父さんとあなたを、見送りました。
【夫と息子は触れ合う程に肩並べ憎しみ消えて初詣ゆく】
-完-
息子への手紙…!へお付き合いいただきありがとうございました
日記@BlogRanking
日々の活力に・・・
また、ここでその後10年の足取りを「あなたへの手紙・・・!」とし
「息子へ、 可愛い孫へ 友人へ 社会のみなさまへ」
趣味の「カントリードール」「絵画」「短歌」を織り交ぜながら
「あなたへの手紙・・・!」をしたためていこう・・・・・
ブログ始めてみよう・・・
面白、可笑しく 本音を綴り「備忘録」としよう・・・
【 十年経ちふたたび見入るブログ界
心昂ぶり何かなつかし】
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