amita_gate's memorandum

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浄土教メモ(聖典)

2008-10-19 15:42:04 | 真宗についてのメモ
浄土教経典
・大無量寿経
・観無量寿経
・阿弥陀経
阿弥陀仏が主催する極楽浄土の様と、そこに往生するに至る方法を主題的に説いた経典。

大智度論 龍樹
その一節で、仏名を口称することにより仏道成就する易行の道を説いており、口称による念仏の成立に多大な影響を与えた。

論書
・浄土論 世親
・往生論註 曇鸞
・安楽集 道綽
・観経疏 善導
印度・中国で成立した代表的な論書。

・往生要集 源信
・選択集 法然
前者は日本に浄土教の思想と方法を紹介し、後者は口称による専修念仏の道を確立させた。

親鸞の著作
・顕浄土真実教行証文類(教行信証)
浄土真宗の教理を現す根本経典。六巻から成る。
念仏が他力回向による浄土往生の道であることと、真実に菩薩道であることを説く。
・正信偈
教行信証に含まれている偈(詩文)で、親鸞の浄土教理解の骨格を示すものとして重用される。
・浄土三往生文類
往生の法と証果に三種あることを、大無量寿経の三願に対応させて説く。
・入出二門偈
・往相回向還相回向文類
阿弥陀仏の回向に往相と還相の二種あることを示し、菩薩道成就はひとえに仏力によるものであることを明かす。
・浄土和讃
曇鸞の「讃阿弥陀仏偈」と、浄土三経に基づいて、その大略を和文で詠ったもの。
・高僧和讃
浄土教成立に力あった祖師(龍樹、世親、曇鸞、道綽、善導、源信、法然)の事蹟を和文で詠ったもの。
・正像末和讃
末法思想に基づいて、念仏のみが仏道成就の道であることを和文で詠ったもの。
・唯信鈔文意
聖覚「唯信鈔」の注釈の形を取り、他力信心の問題につき主題的に述べたもの。