
ザ!鉄腕!DASH!!の中で料理中に視聴者の目を引いたのが、
しゃぶしゃぶを作る際に2人が軟白ねぎをカッターでスイスイと千切りにしていく様子。

この光景をみて「自分も欲しい」とAmazonで注文する人が殺到。あっという間に「ネギカッター」が売り切れてしまうという事態に発展した。
さらにyahooリアルタイム検索でも、「ネギカッター」が1位にランクイン。
2017年2月5日 - 日テレ「ザ!鉄腕!DASH!!」です。

一般的には軟白栽培されたネギを『軟白ねぎ』と言う。軟白栽培とは、土の代わりに被覆資材で葉の部分を覆い、日光を遮断して軟白部分をつくる方法。土を寄せるネギのように、幅を広くとる必要もないため、単位面積あたりの栽植本数を多くすることができる。
さらに、土寄せによる長ネギよりも軟白部分が長いので、高単価で取引される傾向にある。
特徴1 黒い遮光シートで真っ白な部分を作る



ネギは、生長すると地面から出て陽に当たった部分が青くなってしまう。そこで、白い部分を長く増やすため、一般的なネギは、ネギの生長に合わせて土を被せる『土寄せ』をし、日光に当てないように栽培している。雪中軟白ねぎは土寄せはせず、黒いシートを使って遮光することで、陽のあたらない土の中と同じ状態にし、育てる方法。
さらに、一般的にネギは、収穫まで7回ほど土寄せを行いやっと40センチほど遮光出来るが、黒い遮光シートは一回巻くだけで、幅50センチすっぽり覆い隠せることができる。そのため、他のネギよりも約10センチほど白い部分ができる。
特徴2 一般的なネギよりも軟らかい!

土寄せをして育てるネギは、土の圧力でネギにストレスがかかり実が硬くなるが、軟白ねぎはシートの中で圧力を受けずのびのびと育つため、軟らかくなるという。
特徴3 雪国ならではの寒さが生み出す甘み
山形県鶴岡市の12~1月は平均気温が約2度と低く、雪が降り積もることが多い。
そのため、雪に囲まれたハウスの中で育つネギは、凍って枯れてしまわないよう、自らの身を守るため、糖分を作り出し溜め込むため、より甘みを感じることのできるネギができる。
収穫作業



収穫は一列ごとに遮光シートを外しながら、手で収穫。土寄せしてない分、引き抜いても、泥がネギ全体に付着しておらず、汚れることが少ないのが利点。
ただ、軟らかい上に土寄せをしていないので、遮光シートを外すと倒れやすく、収穫する際は、葉が折れたり傷つけないよう繊細に扱わなければならない。
和利さんのハウスには、1ハウス約7000本植わっているため、収穫もなかなか大変である。
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