植竹万里絵選手 今シーズン第１戦を前に

　植竹を選手兼職員として迎え入れて３年目のシーズンになります。日本選手権では、２００ｍで２年連続で２００６年５位　２００７年７位と入賞してくれました。しかし、本人にとってのこの２年は決して満足いくシーズンではなかった思います。

　２００７年度の女子１００ｍランキング表を見ていただくとわかりますが、向かい風２．５ｍで１２秒０１で東京選手権で優勝、その記録です。その時は、そんなに気にも留めなかったのですが、私の恩師の香取先生（クラブコーチ）が、植竹は強いぞと言っていたことを思い出しました。２ｍを超える風でのあのランキング位置での、自己新は植竹だけです。すでに、昨年、遠藤コーチのもとでやっていた練習で結果は出てたんですね。そうです、植竹は１１秒７ですでに昨年、私の頭の中では、走っていたのです。日本選手権の前で故障したのは残念だった。

　わたしも指導者のはしくれですので、タラ、レバは、言いたくありませんが、言い訳もせず、遠藤コーチのもと、黙々と短距離にかけた冬期練習を積んで来た力は結構あると確信しています。

　今シーズンは、当クラブにおいて３年がキーになっています。いわば勝負の世代です。中学３年生の全国大会が楽しみ、高校３年生の全国大会出場が楽しみ、そして、植竹の３年目です。

　植竹にとって、最高のシーズンになることを祈ります。