Good Toy time ~グッドトイタイム~

ようこそ!子どもたちの遊びの世界へ♪ブレイクタイムのおともに、ちょっと覗いてみてください。

おもちゃの広場☆開催レポート2

2020年09月15日 | おもちゃの広場
おはようございます。10月からいよいよおもちゃの広場を再開します😊安心安全に楽しいひとときを過ごしていただけるよう、万全の態勢で準備中✨

今日は、2019年度に開催したおもちゃの広場の活動を少しご紹介します。

【開催地1:綾瀬市ひよこサロン】

◯開催日
・第1回:2019年7月19日(金)10時〜11時30分

ひよこサロンは、綾瀬市役所が運営する子育て支援センターです。綾瀬市早園地区にあります。こちらの子育て支援センターでは今年初めての開催となりましたが、昨年より運営している、海老名のすくすく広場にひよこサロンの保育士さんが遊びに来てくださったことがきっかけでご縁をいただきました。2019年度は近隣にお住いの方を中心に、たくさんの親子が遊びに来てくれました。

アットホームな空間の中で、保育ボランティアさんが保護者の方と談笑をしながら、子どもの遊びを温かく見守っていらっしゃるのが印象的でした。

よいしょ、よいしょ。モンキーちゃんが子どもの遊びを応援してくれます♪


くるくる回るボールに夢中!

他にも、保護者の方向けに幼児の視野体験メガネ「チャイルドビジョン」の製作を行い、子どもの発達と遊びの見守りについてのお話もさせていただきました。



こちらのひよこサロンでは、おもちゃの広場を開催する前に、保育ボランティアさんたちが円陣を組んで、「エイエイオー!」と気持ちをひとつにします。また、おもちゃの広場終了後は、お昼をいただきながら、今日の広場の振り返りを行います。子どもたちのエピソードに花が咲き、素敵な時間が流れていました。

2020年度の10月にまた開催させていただくことになったので楽しみです。

【開催地2:海老名市立子育て支援センターすくすく(大ホール)】

海老名市のこどもセンター内にある海老名市立子育て支援センターです。2019年度は年2回の開催となりましたが、市役所から発行される広報誌による開催告知もあり、累計259名の親子が遊びに来てくれました。

◯開催日
・第1回:2019年8月3日(土)9時〜11時30分 (大人88、子ども76=計164名)
・第2回:2019年12月14日(土)9時〜11時30分(大人51、子ども44=計95名)
大人139名、子ども120名=年間来場者数 累計259名



広い空間で子どもが思い切り走り回ることのできる場所があるため、ステージ上で開催しているおもちゃ広場のおもちゃを持ち出し、自分の好きな場所でじっくり遊ぶ子どもたちの姿も見られました。


「お姉さん、こうやってバケツを持って!」

新しいゲームを思いついたHくん。真剣な表情でかえるさんをお池に入れていました。
子どもの発想は大人が思っているよりも柔軟で豊かです。

大人の価値観で遊び方を決めつけてしまうことのないよう、「子どもが始めたこと」を大切に、これからも広場を運営していきたいと思います。

おもちゃの広場☆開催レポート1

2020年09月14日 | おもちゃの広場

おはようございます。今日は私が運営するおもちゃの広場について、過去の活動内容をご紹介します✨先程、アップしたおもちゃの広場ブログより前に書いた内容です。

〜東京おもちゃ美術館 おもちゃの広場開催レポートより〜


※以下のブログの一部は、「スフィアボール」「感性を育むもの」の内容と重複する箇所があります。

〇場所:海老名市立子育て支援センターすくすく 大ホール 

〇開催日

・第1回:2018年5月19日(土)13〜16時 (大人73、子ども79=計152名)

・第2回:2018年8月25日(土)13〜16時(大人59、子ども49=計108名)

・第3回:2018年12月8日(土)13〜16時(大人50、子ども57=計107名)     

★ワークショップ開催「牛乳パックでコマづくり」、保育のヒント資料配布

・第4回:2019年3月2日(土)9〜12時(大人36、子ども44=計80名)

★幼児の視野体験「チャイルドビジョンを作ろう」、保育のヒント資料配布

大人218名、子ども229名=年間来場者数 累計 447名

〇使用おもちゃ名:なでしこセット 

すくすく広場は、海老名市のこどもセンター内にある海老名市立子育て支援センターです。市役所から発行される広報誌による開催告知もあり、2018年度は累計447名の親子が遊びに来てくれました。全日程とも大ホールを使用しての開催となり、広々とした空間でゆったり遊ぶことができました。(おもちゃの広場は舞台上で開催しました。)

★おもちゃの広場でのひとこま★

小さな兄弟と遊びにきてくれたAちゃん。私が持っていたスフィアボールを見せながら、「今からまほうをかけるから見ててね。1・2・3!」とボールを大きくする様子をママの近くでじーっと見ていました。

その後、しばらくしてからスフィアボールを手に取り、お姉さんのところへ向かうAちゃん。「見ててね。今からまほうをかけるから。」とはりきって説明をしてくれました。

そのスフィアボール、どこに持っていくのかしら??と思い、こっそりあとをつけてみると、あかちゃんコーナへ…。「いまからまほうをかけるからね。」とAちゃん。その様子をじーっとみているふたごちゃんたち。興味津々の様子。おねえさん、どんなまほうをかけてくれるのかなぁ…。

「ちちんぷいぷい、1.2.3!!」おねえさんがまほうをかけてくれました!

大きくなったスフィアボールをしばらくじーっと見つめた後、しばし固まるふたごちゃんたち…。次はどこにいこうかな~と、再びはいはいの旅に出かけたのでした(笑)

★おもちゃの広場でのひとこま2★

この日はお天気が良かったので、ステンドグラス風のおもちゃ「サン・カク・マド」を窓に貼っておきました。窓の近くに座わり、Tくんが小さなおもちゃで遊ぶ様子をずっと見ていたママ。私が2人の傍でそっと窓におもちゃを貼り付けると、その姿を見て興味を示したTくん。「ここに貼ってね。」と私が声をかけると、色とりどりのサンカクマドを次々に手に取り貼り始めました。おそらく20分くらい集中していたと思います。

Tくんが夢中になって遊ぶ様子を「きれいですね~」と優しく見守るママ。日頃のTくんの様子を伺いながら、遊びが楽しくなる声かけや接し方など、いろいろなお話をさせていただきました。「その話、目からうろこでした!声のかけかたひとつで違うものですね。」と笑顔で言ってくださったママの姿に、おもちゃの広場を開催することの喜びを実感したひとときでした。

 

Tくんが夢中になっていた「サン・カク・マド」本来は構成遊びを楽しむおもちゃとして作られていますが乳児さんでも十分楽しめます。サンカクを重ねる、色が変わる、影ができる…。大人はついつい知的な興味を育てようと「与える」ことに意識が向きがちですが、子どもがはじめたことを大切に…。小さなからだいっぱいに感じていることを穏やかな気持ちで見守れる、そんな大人でありたいと思います。


★プロフィール★

2019年12月15日 | おもちゃの広場
ami2019  おもちゃコンサルタント、講師、保育士、保育学修士、幼稚園教諭

保育士・幼稚園教諭の卵を育てる仕事を中心としながら、子育て支援センターで定期的におもちゃの広場を開催しています。

「子どもたちに豊かな感性を育てるためには、保育者自身が豊かな感性を持ち、子どもの興味関心に合わせた環境を作ることが大切である。」という信念のもと、日々、試行錯誤しながら授業を展開中。

このブログでは、おもちゃの広場で出会った子どもたちのエピソードや、オススメおもちゃ・書籍等の紹介を中心にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします♪


おもちゃの広場で大切にしていること

2019年12月14日 | おもちゃの広場
おもちゃの広場を開催して間もない頃。2歳くらいのかわいい女の子(Aちゃん)とママが遊びに来てくれました。

窓に飾られたビーハイブというおもちゃを見たママが、「どのように遊ぶのですか?何歳くらいの子どもが遊べるおもちゃですか?」と興味を持たれていたので、まずは基本の遊び方をお伝えしました。

これが、ビーハイブです。プラントイという会社から出ています。




ビーハイブは、カラフルな6種類のハチの巣の中に同じ色のハチをピンセットで返してあげる木のおもちゃです。(対象年齢3歳頃)小さなお子さんはピンセットを使うことが難しいかもしれないので自由に遊んでくださいね。

説明を聞いたママは、「赤いハチさんを赤いおうちに入れてごらん。」「赤はどれかな?違うわよ、それは黄色でしょ?」と言いながら、Aちゃんに声をかけました。しかし、Aちゃんは黄色のハチを手に取るとポケットに入れたのです!その他の色のハチさんたちも次々にポケットに入れ始めました。そしてそのまま、にこにこしながらままごとコーナーへ…。

その姿を見たママは、「本当にすみません、こんな風に遊ぶものではないのに…。」と申し訳なさそうに言ってくださいました。そこで私は、「この広場ではどのように遊んでも大丈夫ですよ。」とお答えし、2人でAちゃんの遊びを見守ることにしました。

すると、ままごとコーナーに着いたAちゃんは、ポケットに入っていた6ぴきのハチさんをフライパンに投入し、近くにあったフライ返しで炒め始めたのです(笑)フライパンの上で、カラカラと良い音で炒められる6ぴきのハチさんたち...。なんだかとてもうれしそうに見えました。

しばらくすると、Aちゃんはハチさんをお皿に入れて、ママのところに持ってきてくれました。

「はい、どうぞ!」

私とママは思わず顔を見合わせて笑ってしまいました。ハチ炒め、いただきます!笑

おもちゃには、「こんな風に遊んでほしいな。」という作家の思いが込められています。そして、その遊び方ができる年齢が、対象年齢としておもちゃの入った箱に記載されるのです。しかし、それはあくまでも「おもちゃ作家が考えた遊び方のできる、おおよその年齢」であり、その年齢に達していない子どもが遊んではいけないわけではありません。一人ひとりの子どもによって、遊び方が違ってもいいのです。

その時、想い描いたイメージを、制限されることなく、時間の許す限り自由にたのしんでほしい。おもちゃの広場を開催する時、私が大切にしていることです。