Good Toy time ~グッドトイタイム~

ようこそ!子どもたちの遊びの世界へ♪ブレイクタイムのおともに、ちょっと覗いてみてください。

【おもちゃ紹介】 サン・カク・マド 〜子どもの感性を育むもの〜

2020年01月08日 | おもちゃ紹介
こんにちは。amiです。冬休みに軽井沢へ行ってきました♪澄んだ空気とおいしい食事に癒されました。

宿泊先のホテルに向かう途中、軽井沢アートミュージアムへ...



お土産に、「サン・カク・マド」という商品を購入しました。



こんな風に、マドにペタペタ貼って遊びます



おもちゃの広場でも大人気です!
ちょっと大きなお姉さんは...

りぼんやさんですよ♪なにいろのリボンにしますか?



いろいろな色のリボンを作っていました

そして、こちらはかわいい男の子。



自分が使いたい!!気持ちでいっぱいの時期。笑
一箇所に集めて、全てをペタペタ貼ることをただ純粋に楽しんでいます。1人で落ちついて遊べる空間や時間が保障されていることってとても大事



ママ、お手伝いするね〜。(...とわたしには聞こえる。笑)

床に落ちたサンカクをひろう赤ちゃん。夢中でママのお手伝いをしています️

実はこのおもちゃ、オランダの建築家であるサミラブーンという作家さんが作ったインテリア雑貨なのです。元々はおもちゃではありません。
http://www.sankakumado.com/jp/info/

おもちゃではないものをおもちゃにすること、そしてそれが子どもの環境になっていくこと。そこには確実に大人の感性や価値観が影響しています。

普段あまり意識することはないかもしれませんが、感性豊かな子どもに育てたければ、その子に関わる大人自身が感性豊かな人であることが大切です。なぜなら、子どもは与えられた環境の中でしか育てないからです☘️

子どもの感性を育む前に、そこに関わる大人がどのようなことを素敵だと思ったり、何をする時にワクワクするのか...。

理屈で考えるのではなく、ただ心ゆくままに感じることが大切なのではないかと思います


身近なもので遊ぶ

2020年01月06日 | 手作りおもちゃ
みなさんはどのような冬休みをお過ごしになりましたか?長かった冬休みが終わり、私は今日から仕事が始まります。かわいい甥っ子たちもおうちに帰り、またいつもの日常がやってきました

そうそう。今回、甥っ子との成長をもっとも感じたこと・・・。

それは、紙コップ遊びの変化でした。

紙コップで遊ぶ??と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが・・・。

例えば・・・

つかんで1つずづ取り出す



積み上げる



1歳後半くらいだと、ただこれだけでとっても面白いらしく、夢中で遊びます。笑

他にも、コップを手に取り、お茶を飲む真似をしたりもします。その時はすかさず私もコップを手に取り、一緒にいただきますをしてみたり・・・

重ねた紙コップの山からひとつずづ取り出しては横に並べたり、それが終わったら、また重ねて今度は縦に並べるなど・・・本当に何通りも遊べるのです!

こうした遊びを好んでいた甥っ子が3歳になりました。

私が久しぶりに、「紙コップで遊ぶ?」と声をかけると、目をキラキラさせながら、「うん!K知ってる!!遊ぶ!!」と言いました。小さい頃に遊んでいたことを覚えていたようです。どのおもちゃで遊ぶよりも反応良かったかも(笑)

そして、こんなことを言いました。

「どうすれば高く積めるかなあ」

今までは、取り出す、しまう、重ねる、並べるといった遊びしかできなかったのに・・・。
高く積む!!!という概念が出てきました。

Kくんが感じている「高く積む」というのがどんなことなのか、まずは試行錯誤しながらチャレンジする様子を見守ります。

しばらく見ていて、なかなかうまくいかずにイライラしている気配を感じたので、そろそろ限界かな〜と思い、例によって私が横でさりげなく見せる作戦で誘導しました。

そうして完成したのがこちら!



他にも、大好きな音楽に合わせて踊ったり(笑)



ピラミッド作りにもチャレンジ!
(これも私が横で少し見せただけですぐに覚えました!)



やったーできた!!!



そして壊す!!!笑



このピラミッドを壊す時、初めは写真のように足で蹴って壊すことを楽しんでいたのですが、何度か遊ぶうちに、1つ1つの紙コップに息を吹きかけて飛ばすという遊びに発展しました。

こんな感じで、1つずつ・・・笑



本当に1つ1つなので、待っている側は気が遠くなる遊びでした(笑)

そして最後の段にさしかかり、Kくんが一言。

「ああ、これはこうしよっと。」

・・・と、手で弾くように飛ばしていました。一度、息を吹きかけてうまくいかなかったので、これはダメだと判断し、確実に成功する方法に切り替えた様子。

それはそれですごい!!

紙コップ、結構遊べます!

実は、紙コップは安く手に入る最高のおもちゃではないかと思います。(私が使っているのは、ダイソーなどで50個入りくらいでたくさん入った、フツーの紙コップ)

ちなみに、ピラミッド作りは少し音楽でもかけようかなーと思い、運動会のかけっこ競争などでよく使われる、天国と地獄という曲をかけてみました

そして、「K選手早いです!すごいスピードです!」などと、放送係の先生のような実況中継風なことを横で言うと大喜び!

中継が入るたびに、

「はいっ!」「はいっ!」と返事をしながら(笑)、楽しそうに遊んでいました。

良質なおもちゃにはそれなりの魅力がありますが、高ければ良い、木のおもちゃだから良いというわけではありません。たとえ紙コップ1つでも、それを楽しそうに提供する大人がいれば、最高のおもちゃになるのです。

本物に触れる経験も大切ですが、おもちゃではないものをおもちゃにする発想というのを、大人自身が楽しめるかどうかが大切だと思います。

つづく・・・

【おもちゃ紹介】 スピンアゲイン 〜おもちゃとおもちゃのコラボ〜

2020年01月03日 | おもちゃ紹介
今日は、2019年度のグッド・トイ(※)に選ばれた「スピンアゲイン」というおもちゃを紹介します♪

(※)グッド・トイとは
グッド・トイとは、東京おもちゃ美術館認定おもちゃコンサルタントが選ぶ良質なおもちゃのことです。1985年に、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会(東京おもちゃ美術館の母体)がグッド・トイ選考会を始めました。この選考会を経て選ばれたおもちゃを「グッドトイ」として認定しています。

このカラフルなおうちのマークが目印!



販売されているおもちゃにこのマークがついていたら、グッド・トイです。

以前、私も選考に関わっていました🤗

興味のある方は、こちらのHPをご覧ください✨
https://goodtoy.jp/about/


★スピンアゲイン★
小さな手でも扱いやすい大きさのディスクは、思わず手に取りたくなる絶妙なサイズ。想像以上のスピード感でクルクル回るディスクは、もう一回もう一回といつまでも遊びたくなる魅力があります。小さいお子様だけでなく、高齢者や障害のある方でも扱いやすく、6枚のディスクを全て回し終えた時の達成感は、きっとやみつきになるでしょう。




最初は甥っ子のK君(3歳)もこの遊び方のように、ディスクを棒に入れて、くるくる回転しながら落ちる様子を面白そうに見ていたのですが・・・。

何度か遊んでいるうちに他の遊び方を突然思いついたらしく、ディスクを床に並べ、その上にシロフォン付き玉の塔の玉を乗せ始めました。



その後、ディスクの上にきれいに置かれた丸い玉を1粒ずつつまみながら穴に落とし、


「どん・ぐ・り・こ・ろ・こ・ろー」と歌い始めました。

最初は、ディスクのくぼみにシロフォンの玉を乗せることを思いついただけでも、「面白い発想!!」だと思ったのです。



しかし、その歌がいつものどんぐりころころのテンポとだいぶ違うので、あれ?なんだろうこの違和感と思いながら、Kくんの手の動きと声をよく観察してみると・・・。

どうやら、1つの玉を穴から入れて、「どん」と2文字の言葉を発したあと、その玉が3段目のスロープに差し掛かった頃、新しい玉を追加し、「ぐ」「り」 と続けて歌っていることが発覚‼️

そうです。どんぐりころころの歌のリズムを、玉の動きに合わせてとっていたのです!恐るべし3歳児!!と思いました。

他にも、スピンアゲインの入っていた透明なケースの穴にシロフォンの玉を入れる遊びに夢中になったり・・・



1粒ずづ入れるたびに、コロコロと良い音を立てて落ちていく様子を上から眺めては、

「おーーーー!!✨」とひとり感動していました。

本体で遊ぶよりも、とっても楽しそうです(笑)

単なるこれだけの出来事ですが・・・。

子どもがおもちゃの特性を理解し、おもちゃとおもちゃをコラボして遊ぶ、童謡のリズムとシロフォンの玉の動きを合わせて遊ぶなど、決まった遊び方を基本としながら、自分で遊びを発展させることができるということは、実はとても大切なことなのです。

今は、自分で判断し、考え、行動できる大人が減っていると言われています。

指示をされたことは忠実にできても、「自分で考えてみて」「自由でいいよ」「適当で大丈夫」など、あいまいな指示をされると途端に何もできなくなってしまうのです。私が授業を教えている学生の中にも、そのような人が増えています。

だからこそ、幼児のうちからたくさん遊び、その中でいろいろな遊び方を自ら作り出し、実践していく。こうしたことの繰り返しが必要なのではないかと思います。

子どもがこっちを向かない時は

2020年01月02日 | 子どもの行動
あけましておめでとうございます。みなさまはどのようなお正月をお過ごしですか?

我が家には、1歳と3歳のかわいい甥っ子くんが遊びに来ています😊

3歳のKくんには弟も生まれ、来年からいよいよ幼稚園。 昨年、遊びに来た時とは違い、いろいろなことを話せるようになりました。その反面、泣いてばかりの赤ちゃんにつきっきりのママの関心を向けようと、自分の作ったおもちゃを指差しては、「ママ!こっち見て!」とよく言うようになりました。

先日も、ママが赤ちゃんにミルクをあげていて忙しい時、1人ですねて遊んでいたKくん。


「amiと遊ぶ?」と聞いても・・・


「いや!ママがいいんだから。」

と拒否。顔が怖いです。怒っています。笑


「ほら。新しいおもちゃもあるんだよ。いいでしょ?」とモノで関心を引き寄せようとしてみても・・・


「amiはこっち来ないで!ママがいいんだからー!!!」

と完全拒否!!ガーン・・・😨

去年はあんなにベタベタしてきたのに・・・。寂しいですね・・・。(涙)


しかしこれは、特定の大人との愛着が気付かれている証拠でもあり、自己主張ができるようになった成長の証なので喜ぶべきこと。


甥っ子の成長に少し寂しさを感じながらも、その拒否反応を温かく見守る私。


よし!!じゃあ、とっておきの方法だ!と最後の手段に出ました。


それは・・・


拒否するKくんの側で、黙っておもちゃであそぶこと。


これだけです。効果バツグンです!


私がKくんの横でおもちゃのパーツを組み立てていると・・・



ほらほら、やっぱり。

テレビを見ている振りをして、かなり横目で(しかも体は完全にこっち向いてる。笑)こちらの様子を見ています。

「なにそれ!(最近の口癖)しゅごい!!」

と、興味を持ち、声をかけてきました。(あくまでもテレビを見ている振りをしながら、身体はこちらに向いた状態で。笑)

やったー!こっち向いた!大成功!とひとり心で万歳をしながら、あくまでも冷静に・・・。

「あっ。これ?ピラミッドを作るんだよ。Kもやる?」とクールに反応する私。(こういう時って、「やってみよう」と言われればいわれるほど、反抗したくなるものなんですよね。)

すると・・・

「うん!やってみる!」と、あっさり仲間に加わってくれました(笑)

やっぱりまだまだかわいい3歳児