天川荘の宿六の戯言

北信濃渋温泉から四季の味覚と風景をお届けします。

春一番

2023-02-21 16:38:40 | 日記

春一番とタイトルを付けたが、あの強風の話ではない

 

宿六が春を真っ先に感じることができる食材の話

この季節、スーパーの海産物売り場に、新物の生海苔が並ぶ

宿六大好物で、よく買い求める

 

 

美味しいよ、試しに食べてみてごらん

簡単なのは味噌汁、出汁でよくエノキ茸を煮込みキノコのうまみを汁に移す

豆腐を入れ、味噌で味を調え火を止めて海苔を加える

 

次は佃煮、とても簡単だから試してみて

 

 

海苔を洗い、水を切り弱火で煮る火が通ったら市販の海苔の佃煮を加えてさらに煮る

出来上がり、生海苔1パックに市販の佃煮を大さじ山盛り一杯ぐらいが目安

好みで加減して、ご飯が隠れるぐらい乗せても大丈夫、本当においしいよ

 

今度は焼うどん、うどんを茹で湯を切り牡蠣醬油を絡める

 

 

フライパンにバターを溶かし、軽くうどんを炒め仕上がりに海苔を絡める

簡単でしょう、これ美味しいからね

 

 

多分パスタでも行けると思う、パスタの好きな人は試してみて

 

宿六作ったことはないが、お好み焼きの生地にに混ぜ込んでもおいしいと思う

 

色々考えられるが、今回はこのぐらいにする

 

口福を祈る


粗挽き

2023-02-06 20:57:26 | 日記
昨日の午後、F君とH君が訪ねてきた
宿六「面白い蕎麦粉が入ったんだけど試し打ちと試食しない。」
この申し出に即、快諾
 
実は昨年暮れに、製粉会社のK君に「面白い蕎麦粉あるんだけど打ってみる。」
ものは粗挽き蕎麦なのだが、かなり難しいとの事で
こんちきしょう、やってみようではないかと思ったわけ
 
年明けの蕎麦粉の発注の際に追加で仕入れ、近いうちに打ってみようと考えた
それとは別にK君が「しゃちょうーお年賀です、工場長の目を盗んで持ってきました。」
 
オイオイ大丈夫か
その様なわけで、三種類の粗挽き蕎麦粉が手元にある
 
この新たな蕎麦粉を
三人でわいわい言いながら三種の粉を打つ、だがなかなか手ごわい
そううまくはいかないのだ、思った通りかなりの厄介者
 
一番苦労したのは丸ぬき、つぎは皮付き最後は自分で仕入れたひきぬき
丸ぬきは、もしかしたら失敗してるかもと不安が頭をよぎるほど難儀した
 
途中でH君が携帯で、粗挽き蕎麦の打ち方を検索
どうやら想定する加水量の90%位を一気に加水して水回し
揉みこんで粒が大きくなったところで、一時間寝かすのがコツらしい
 
そんな時間があるか
 
 
無理やり、微調整を繰り返し打ち終えた
 
丸ぬきは、砂糖菓子に包丁を入れてるみたいでぼそぼそした感覚、やはり失敗か
 
仲間内の試食会だ許せ
 
三種類を各々茹でては試食を繰り返す
 
 
水蕎麦で一口、さらにそばつゆで薬味なしで蕎麦本来の味を確認
 
結果は意外だった、失敗したと思えた丸ぬきが三人そろって一番
二番目は皮付き、宿六お金をかけた引き抜きが最後、何も言えない
 
丸ぬき本当においしいよ
次は商品レベルまで仕上げるからね
あ、でも商品にはしないよ
こんな手間のかかる蕎麦粉と、やたら時間を要する蕎麦は天川荘向きではない
天川荘は蕎麦屋ではないのだ
 
面白い蕎麦粉を知った
またみんなでワイワイ楽しもう
 
食べてみたい?
 
難しい注文かな
でも玉村の社長と、S先生をはじめ数人には召し上がっていただこう
本年もいい滑り出しだ