先日、秋山郷から魚野川に入渓したF君なんと日本鹿の角を持ち帰ってきた
途中の支流付近で、2頭の鹿の白骨死体を見つけたのだそうだが
どうやら、つがいで雪崩に巻き込まれたらしい
ところで昔はこの地には日本鹿は、生息してなかったのだが近年かなりの数がいるようだ
20数年前、宿六が奥志賀高原をドライブ中に崖から鹿が飛び出し反対側の藪に消えた
この話を数人の知り合いに話すと、後日に環境省の志賀高原の技官から電話が来た
「○○さん日本鹿を見たと聞きましたが本当ですか?」
宿六「間違いありません、日本鹿です立派な角を持つ雄でした。」と答えた
「○○さんなら見間違いはないですね。」と技官
実はこの技官、宿六を本当に信頼してくれていたんだ
環境省の主催する志賀高原の自然観察会の度、宿六をインストラクターに
指名してきたんだよ、ほぼ毎回
自分の持つ知識で人を楽しませて、さらに副収入が入る
結構稼いだな。
それから数年の時を経て、長野県北部のこの地で多数の鹿がいろいろな被害をもたらすようになった。
一つのエリアで群れが増えすぎると、先遣隊の数匹が群れを離れ新しい生息地を探し
適地を見つけると、群れの一部を迎えに行くらしいのだが宿六が見たのはその最初の
鹿だったと思われる、技官の話によると三国峠を越えてきたのではないかとの事
凄いことだよね。
今回F君が見つけたのはその時の末裔
でも宿六、鹿の角に興味はないのでボンビー爺のY氏に差し上げた
ナイフのハンドルに加工すればと思ったのだが、国産の鹿の角は柔らかすぎるのだそうだ
まあー、でも彼はこの類のものは大好きなので引き取っていただいた
次に行ったときは、きれいに飾ってあるはずだ
宿六が持つより、きっと上手な使い方をするに違いない「頼んだよ。」
やはり宿六、角より肉がいいな