天川荘の宿六の戯言

北信濃渋温泉から四季の味覚と風景をお届けします。

句集

2023-04-25 20:09:47 | 日記

先日、幼馴染のTちゃんから郵便物が届いた

かなり厚みがある、なんだろうと思いながら開封

なんと一冊の本

 

 

それはTちゃんのお父様が卒寿を記念して上梓した俳句集だった

自費出版で非売品のようだ

三十年前から始めた俳句を書き溜めていたそうだが

かなりの出来栄えで、一句ごとに情景が浮かんでくる

 

こんなことがあったのか、こんな思いをしてたのか

この景色が彼にはこんな風に映っていたのか

人に対する思い、植物や季節の感じ方が伝わってくる

 

本の中を映して掲載するわけにはいかないが、本当は見せてあげたい気持ち

気になる娘のことを詠んだ句が一つあったが、心中を察する

 

旅先でも詠まれたようで、海外でも書き綴っている

確かに紙と鉛筆があればよいが、やはり感性がものをいう

良く磨き上げたと思うが、もともと言葉に対するセンスがあったのだと感じる

 

更に健康に気を配り、いい句を詠んでほしいと願う

昨年、親子三人で天川荘を訪ねてきていただいたが、お父様が本当に達者で驚いた

 

ところで表紙の題字はTちゃんのご主人の筆との事だが素晴らしい

 

そして絵が素晴らしい,構図やバランスそして色使い

この筆のタッチはTちゃんの作とおもわれる

彼女は子供のころから絵がとてもうまかった

この絵を見た限りでは、今でもたまに描いているのだろう

 

 

なんとも文化のレベルの高い一家なのだろうか

釣りと機械いじり、料理しかできない宿六とは出来が違う

でもまだチャンスがあるかもしれないなどと、妄想を膨らます

宿六であった

 


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