先日、幼馴染のTちゃんから郵便物が届いた
かなり厚みがある、なんだろうと思いながら開封
なんと一冊の本
それはTちゃんのお父様が卒寿を記念して上梓した俳句集だった
自費出版で非売品のようだ
三十年前から始めた俳句を書き溜めていたそうだが
かなりの出来栄えで、一句ごとに情景が浮かんでくる
こんなことがあったのか、こんな思いをしてたのか
この景色が彼にはこんな風に映っていたのか
人に対する思い、植物や季節の感じ方が伝わってくる
本の中を映して掲載するわけにはいかないが、本当は見せてあげたい気持ち
気になる娘のことを詠んだ句が一つあったが、心中を察する
旅先でも詠まれたようで、海外でも書き綴っている
確かに紙と鉛筆があればよいが、やはり感性がものをいう
良く磨き上げたと思うが、もともと言葉に対するセンスがあったのだと感じる
更に健康に気を配り、いい句を詠んでほしいと願う
昨年、親子三人で天川荘を訪ねてきていただいたが、お父様が本当に達者で驚いた
ところで表紙の題字はTちゃんのご主人の筆との事だが素晴らしい
そして絵が素晴らしい,構図やバランスそして色使い
この筆のタッチはTちゃんの作とおもわれる
彼女は子供のころから絵がとてもうまかった
この絵を見た限りでは、今でもたまに描いているのだろう
なんとも文化のレベルの高い一家なのだろうか
釣りと機械いじり、料理しかできない宿六とは出来が違う
でもまだチャンスがあるかもしれないなどと、妄想を膨らます
宿六であった