天川荘の宿六の戯言

北信濃渋温泉から四季の味覚と風景をお届けします。

高温渇水

2022-07-11 19:07:47 | 日記
山ノ内町の中心を流れる夜間瀬川は、星川橋で上流が横湯川と角間川に別れ
志賀高原に至る



今年の異常気象と、記録的な梅雨の短さで降雨量が極端に少な
というかほとんど降らないのだ
しかも記録的な高温





これで悲鳴を上げたのは、冷水を好む魚たち
宿六が仕入れをしてる養魚場が、大きな被害を被った
この養魚場は角間川を水源として養魚をしているので
水温の上昇による被害をまともに受けて、大変なことになってるらしい

信州サーモンと信濃ユキマスで、4トン以上の魚を失ったらしい
本当に気の毒で言葉もない
この養魚場は、もしもの時を想定して木島平村にも湯漁場を持っているのだが
信濃ユキマスは山ノ内の養魚場だけで育てていたそうで
次の出荷は4か月ぐらいかかるらしい

宿六はこの夏積極的に使う予定だったのに、残念
でも養魚場の経営者のことを考えると、宿六の事情など微々たるもの

保険をかけていたのか尋ねると、保険金がとても高額でかけていなかったそうで
しかも、この業界は保険詐欺がおおくて審査がとても厳しいそうだ
魚の死因の証明がとても難しいそうで、これも保険を躊躇する要因となるそうだ

とにかくまとまった雨が欲しい

ここ何十年もこの川を眺めているが、こんな景色を見るのは初めて
先日、この川の上流部にB場ちゃんが入渓してフライフィッシングをしたらしいが
この川魚がいるのかの状態だったらしい
水温を測るとまさかの20度C
これ人間に例えると50から60度の風呂に浸かっている様な物

多分イワナは川底のわずかな湧水を見つけて、そこに固まっているはず
とても餌を追うどころではないのだ

もしこのまま日照りが続くようなら、宿六は戸隠の奥社まで雨ごいに出かけよう
それぐらいしか出来ないからね

もし雨が降ったら、宿六のおかげと感謝しなさい分かった。


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