志賀山(2,037m)・裏志賀山(2,040m)
志賀高原といえばスキー場でありウィンタースポーツのメッカですが、雪のない時期は登山・ハイキングが楽しめ、一度歩いてみたいエリアでした。黒姫山の時と同じように始発の北陸新幹線に乗り、長野電鉄と路線バスを乗り継ぐと朝10時前には歩き始めることができます。まず「前山サマーリフト」で楽をさせてもらい、リフト終点の前山山頂からスタートすることにしました。すでに標高は1,800m近く(1,796m)、寒さすら感じるほどでした。
コースはよく整備されて歩きやすかったです。今日はコースの途中に池や沼をたくさん見ることができます。手持ちの昭文社の地図でも、わざわざ「池めぐりコース」と紹介されているほどです。まず最初の渋池を過ぎ、志賀山へ向けて進みます。林相は、詳しくは分かりませんが、ダケカンバやコメツガの樹が多かったと思います。6月に入って東北の山に多くでかけたので、印象がまったく違います。下に向いている枝は、雪の重さに耐えられなかったのでしょうか。その高さまで雪が積もっていたことになります。
志賀山まではしばらく急傾斜が続きます。登りきったところに大きな標石があり、360度の方向にある山の名前が刻まれていますが、もとから景色の開けた場所ではありませんでした。しかも、本当の頂上はここではなくもうしばらく歩いた別の場所でした。
(登頂:2015年6月中旬) (つづく)