硫黄岳(2,760m)
北陸新幹線(当時は長野駅が終点でした)を佐久平駅で降り、小海線とバスを乗り継いで、登山口の「みどり池入口」バス停まで行きます。小さな橋を渡ると、真っすぐに伸びるカラマツの中を登山道が続いています。この森には昔森林軌道が通っており、今も当時の線路を見ることができます。JRの最高地点も八ヶ岳の麓にありますが、それよりも高い場所を走っていたことになります。線路を通しやすそうな場所ばかりではありませんでした。時には、登山道と交差する線路跡もありました。道は緩やかで森は穏やかでも、森林軌道を走らせること、林業を営むことは、当時とても苦労があっただろうと思いました。
(登頂:2012年10月下旬) (つづく)