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【虹ヶ咲】第1話「はじまりのトキメキ」◆はじめまして、虹ヶ咲。

2021-04-18 12:03:39 | アニメ感想_『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』


『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、ついにNHKEテレでの再放送が開始されました
TVアニメになる予定が全くなく、ラブライバーから外伝扱いされていた虹ヶ咲。
そんな虹ヶ咲が、NHKEテレで放送されるとあって、(すべては運営の計画通りかもしれないが)一ファンとしてうれしい限りです!

そこで、今回から全13話のストーリーについて、毎週振り返っていきます。
7月からは後輩のLiellaちゃんたちのアニメも始まりますゆえ、勢いをつけるためにも、今年の目標の一つ、1作品のアニメレビューの完遂を目指します。

それでは、第1話「はじまりのトキメキ」です。
拙い記事ではありますが、よろしくお願いいたします。

 

生まれたトキメキ、変わり始めた世界

今作の舞台は東京のお台場。
自由な校風と専攻の多様さで人気の高校・私立虹ヶ咲学園です。


廃校の危機とは全く無縁そうなこの学園に、高校2年生の少女が二人。
幼馴染の上原歩夢ちゃん(写真左)と高咲侑ちゃん(写真右)です。


今日も2人はお台場を散策中。
今日も雑貨屋さんでトキメキ探しをしているようですが、いまいちトキメキが足りないご様子……。
ちょっとだけ今の生活に物足りなさを感じていたそんなとき、突然広場のほうから歓声が上がります。
駆け寄っていく2人の視線の先には、あるスクールアイドルの姿がいました。


目の前に広がっていく、熱いパッション。
炎の中で力強く踊る少女。(イメージです。上の画像をみると、バトル系アニメに見えなくもありませんが)
本気系スクールアイドル、優木せつ菜ちゃん圧倒的パフォーマンス力
侑ちゃんは彼女に圧倒され、心を奪われてしまいます。
1曲歌い終えて去っていくせつ菜ちゃん。
ですが、侑ちゃんはこれまでにない「トキメキ」を感じてしまいます。


ちなみにこのシーン、実際のアフレコ時には1stライブでともりるがパフォーマンスする映像が使われていたようです。
1stは何回かブルーレイで見返しましたが、すっごくかっこいいのでぜひ多くの人に観ていただきたいです。
ちなみに火も噴いています。めっちゃ熱そう😍😍


次の日の放課後。
いつものように歩夢ちゃんと待ち合わせ。
しかし今日の行き先はお台場ではなく部室棟。
きのうの謎のスクールアイドル、せつ菜ちゃんが同じ虹ヶ咲に通っている高校生であることを知った侑ちゃんは、さっそく部室を訪ねたいと歩夢ちゃんに伝えます。
高校2年生になったら予備校に通うという話になっていたようですが、うまく歩夢ちゃんを丸め込んで(?)、スクールアイドル同好会の部室探しをすることになります。


自由な校風ゆえ同好会は100以上にあるようで、どんなに探してもスクールアイドル同好会は見つかりません。
流しそうめん同好会」というニッチな同好会があることを示したのも、多種多様な部活があるという、自由な校風を示しています。
これまでの作品と違って、廃校の危機に瀕していませんからね。
「縛り」が徹底的に排除されていることを印象付けている気がします。


そんな中、たまたま通りかかった宮下愛さん天王寺璃奈ちゃんによって、2人は何とか部室にたどり着きます。
ちなみに璃奈ちゃんがボードをつけていないで登場するのは、スクスタをやっている人間としては驚きました。
まあいきなりアニメでボードつけてたら導入しにくいよなーと思うのですが、ボードをつける物語である第6話で生きてくるのでこのへんの感想はそのときに。


部室に入ろうとするまさにその時、現れたのが生徒会長の中川菜々さん
スクールアイドル同好会のせつ菜ちゃんを訪ねてきたのだと伝える侑ちゃんですが、奈々さんは、せつ菜ちゃんはスクールアイドルは辞めてしまって、しかもスクールアイドル同好会が廃部になったことを伝えるのでした。

 

潰れてしまったトキメキのゆくえ

しかしこの廃部決定はスクールアイドル同好会全員の意思というわけではありませんでした。


桜坂しずくちゃんは兼部していた演劇部に力を入れていますがどこか腑に落ちていない表情を浮かべます。
ちなみにこのセリフは、宮沢賢治の『女生徒』の一節ですが、スクールアイドルに出会う前の侑ちゃんの心情をよく表している気がします。
—―明日もまた、同じ日が来るのだろう。幸福は一生、来ないのだ。けれども……
しずくちゃんのセリフはここで終わりますが、続きは「きっと来る、あすは来る、と信じて寝るのがいいのでしょう」。
侑ちゃんはトキメキという「幸福」に巡り合うことができました。
しかしその幸福は、スクールアイドル同好会の廃部という現実に、押しつぶされてしまいます


近江彼方ちゃん
はいつもの枕に顔を埋めながら悲しそうな表情を浮かべます。


エマ・ヴェルデちゃん
(写真左)はせつ菜ちゃんに理由を聞こうとしたが、全然話してくれないと困惑気味。
親友の朝香果林ちゃん(写真右)に相談しますが、果林ちゃんは何か思うところがあるのでしょうか。


中須かすみちゃんは学園から帰ろうとしますが、絶対にあきらめないと宣言します。

これらのキャラクターが織りなす、いわゆる当番回の物語が9話まで続きます。
どれも伝えたいメッセージがハッキリしているので、それも紹介していけたらなと思います。


さて、一方の幼馴染コンビ。
せつ菜ちゃんがスクールアイドルを辞めた事実を残念に思う侑ちゃんでしたが、夢を追いかけることは難しいことなのかなと実感します。
それと同時に、夢を追いかけている人を応援できたら、自分も何かが始まる気がしていたことを歩夢ちゃんに伝えます。


その日、いつものようにお台場をブラブラした2人。
いつもの帰り道で、歩夢ちゃんは、スクールアイドルを2人で始めたいと侑ちゃんに打ち明けるのでした。


実は、前日のショッピングの時、不思議の国のアリスがモチーフの、ピンクでかわいい服を侑ちゃんに進められた歩夢ちゃん。
そのとき「もうそういうのは卒業だよ」と言っていた歩夢ちゃんですが、本当はそうではなかったのです。
彼女の中では今でも、かわいい服やピンクのものが大好きで、着てみたいと思っていました。


ところが、彼女はいつからか、その気持ちにストッパーをかけてしまいました
心の奥にある自分の気持ちを、見ないふりして、幼馴染の侑ちゃんにも隠していました。
いつからあゆぴょんは、大人になってしまったのでしょうか。
いや、まだ大人ではない、だからといって子どもでもない、モラトリアムの中にある歩夢ちゃん。
高校生くらいになると、みんな大人になりたがるのかもしれません。
かわいいものを卒業し、予備校に通うという、大人への階段


でも、大人になることは、大好きだったものをあきらめてしまうことでしょうか。
大人は、大好きなものをあきらめないといけないのでしょうか。
我慢することを覚え、本当に大好きなものから目を背けることが、立派な大人になったことの証となるのでしょうか。


自分の解釈ではありますが、歩夢ちゃんは心のどこかで、葛藤を抱えていたのだと思うんです。
優木せつ菜ちゃんのパフォーマンスをみるまでは
きのうのスクールアイドルのパフォーマンスを見て、自分の気持ちをまっすぐに伝えられているせつ菜ちゃんをみて、自分の大好きを止めてしまってはいけないということに気が付いたのでした。
自分にもっと素直になりたい、その最初の一歩は幼馴染の侑ちゃんと一緒にスクールアイドルをはじめること。
歩夢ちゃんが『Dream with you』に込める思いとリンクした、彼女の舞台がはじまったのでした。

歩夢ちゃんは、自分の気持ちをこのように追し殺してしまうところがありますが、この爆弾は11話くらいで爆発します。
ラブライブ史に残る(?)名シーンについては、またの機会で。

 

歩夢ちゃんの『Dream with you』



さて、『Dream with you』の衣装は、ピンクでかわいい衣装をきた、正統派アイドルの歩夢ちゃんが登場します。

このPVには、スクールアイドルに出会う前までの歩夢ちゃんが心の奥に隠していた気持ちが、モチーフとしてたくさん出てきました。
洗濯機の中に隠されているのは、歩夢ちゃんの好きなもの。
そして『不思議の国のアリス』に登場するバラやトランプなどが登場しますが、そのバラは赤く塗られたバラです。


ハートの女王様は白いバラが嫌い……
だからバラをペンキで赤く塗るトランプ兵。
偽りのバラは萎れ、今にも枯れてしまいそうです。
でも、手を引っ張ってくれる人がいれば、歩夢ちゃんは変われます。


1サビで歌う彼女の背景には、真っ白なバラが咲き誇っています。
結婚式のブライダルローズにも使われている真っ白なバラは、「新たな始まり」の象徴です。
偽りの自分からの脱却、スクールアイドルへの新たな一歩、その夢を侑ちゃんと一緒に叶えたいという強い思いがこのPVに詰まっているのですね。
いやー、最高にエモい!!!


歌い終えた歩夢ちゃんは、侑ちゃんにパスケースを渡します。
スクールアイドルの夢へ向かうには、まだまだ一人では勇気が出ない歩夢ちゃん。
でも、侑ちゃんと一緒にスクールアイドルをやれば、できるかもしれない。
だから一緒にその夢に向かう電車に乗ってほしいという強い気持ちの表れです。


実はこのパスケース、冒頭でお店で登場しますが、いまいちトキメキが足りないと侑ちゃんは言っていました。
しかし、そのパスケースも、歩夢ちゃんの思いが合わされば最高にトキメくものになります。
だから侑ちゃんも、歩夢ちゃんの夢を一緒に電車に乗ることを伝えるのです。
2人で夢を叶えるために。

 


というわけで、第1話「はじまりのトキメキ」の感想でした。
第1話からエモさぶっぱなしです。
外伝扱いされているからか、一部のラブライバーさんからは不評なところもありますが、自分は新しいラブライブの形が見れてとてもよい1話だったなあと感じました。

さて、次回は、かわいいを追及する、かすみちゃんの当番回です。
この回でかすみんとまゆちが推しになったのは言うまでもありません。
引き続き「大好き」をこのブログにぶつけます!
ではでは。


【ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】第1話「はじまりのトキメキ」
脚本:田中仁
演出:ほりうちゆうや



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