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shige's diary

気ままな日記です。

インスペクター・ブローム (Inspektor Blohm,)

2009年06月15日 22時31分20秒 | バラ関係
インスペクター・ブローム(Inspektor Blohm,1942年,独,Kordes,Hmk)です。

派手さはありませんが、くすんだベージュ色の蕾が房咲きになって、淡いピンクからクリーム色で開いてきます。ひっそりと中輪の花が咲き進んで白く退色していく様は、どこか和風な雰囲気すら感じさせます。

インスペクターブローム
うちではいつもプリペットの開花と重なってしまって、その香りが解らなくなってしまいます。
インスペクターブローム
インスペクターブローム
インスペクターブローム インスペクターブローム
インスペクターブロームインスペクターブローム インスペクターブローム
10号の鉢植えでここ数年は植え替えをしていません。古い枝が数本あるのみで、新しいシュートが出てくれませんが、細かい枝が良く茂ってきます。

ハイブリッド・ムスクでもコンパクトな枝振りで、樹形が安定しているのが質実剛健な独バラの特徴でしょうか。

それにしても、Inspektor Blohm "検査官花" ~,~
もうちょっと気の利いたネーミングは無かったものでしょうか…

ゴールデン セレブレーション(Golden Celebration,)

2009年06月14日 11時45分23秒 | バラ関係
ゴールデン セレブレーション(Golden Celebration,1992,英,Austin,ER,Charles Austin×Abraham Darby.)です。

「黄金の祝祭」の名の通り、豪華な黄色に僅かに朱がかったゴールデン・イエロー。花弁の重ねが多いERらしい整った花ですが、良く晴れた日には、ティーをベースにしたフルーツの香りがして、洗練された英国の雰囲気が漂います。

ペガサスが全盛の頃(5月末)の画像が混ざっていますが、どこかガーリーなペガサスの花の中にあっても、山吹色の花は遠目からも良く目立ちます。
ゴールデンセレブレーション
ゴールデンセレブレーション ゴールデンセレブレーション
ゴールデンセレブレーション
ゴールデンセレブレーション ゴールデンセレブレーション
開帳型のERはアーチ状に伸びる枝先にたくさんの花が枝垂れ咲くので、枝垂れ梅に絡めてつるバラとして扱っています。

ゴールデンセレブレーション ゴールデンセレブレーション ゴールデンセレブレーション

ペガサスが春と秋の二季咲きに近いのに対して、こちらは夏まで返り咲き。
枝を伸長させると秋にも返り咲いてくれるようですが、うちの秋から冬の日照では期待はできません。

ジェネラル・カバイニャック(General Cavaignac,)

2009年06月11日 23時52分15秒 | バラ関係
ジェネラル・カバイニャック(General Cavaignac,?,1849,HP or por?)です。

小さな挿し木苗から育てていますが、横に伸びる細い枝先に蕾が付いて、まるでグランド"カバ"ーのように広がっています。

うどん粉や黒点病にまみれて、見苦しい画像ばかりですが、いつ枯れてもおかしくない状態なので取り上げておきます^^;
ジェネラル・カヴァイニャック ジェネラル・カヴァイニャック ジェネラル・カヴァイニャック
ジェネラル・カヴァイニャック カヴァ カバ ジェネラル・カヴァイニャック
ジェネラル・カヴァイニャック ジェネラル・カヴァイニャック ジェネラル・カヴァイニャック ジェネラル・カヴァイニャック

ハイブリッド・パーペチュアルにも分類されますが、うちでは蕾がボーリングすることが多く、日当たりが悪いと咲いてくれないポートランドローズの気難しさを感じさせます。

深いディープカップの花が"カバ"っと開いてくれたときは嬉しいものがあります。

眩暈のするような白桃色

2009年06月06日 08時43分33秒 | バラ関係
目眩く(めくるめく)とは、目がくらくらするほど情熱的で、

幻想的、官能的な情景を表現するときに使うようです…。

※背景を乙女チックな画像にしてみましたが、全体に適用するのは

さすがに気が引けるので、この記事だけにしときます^^


バラにとっては、そんな表現がぴったりの5月でしたが、

既に世の中は、1年の折り返し、6月がスタートしています。

九州では入梅、ここ関西は新型インフルエンザもどこへやら…、

職場の空調が、肌寒い日が続いて風邪をひいてしまいました。

ピエール ピエール


既に咲き終わったり、これから咲いてくるバラの全てを 紹介し切れないもどかしさを感じますが、ピエールが終息を向か えつつあったので、まだ新鮮そうな蕾を部屋に取り込んでみました。 ピエール とっておきの一輪の白桃色を眺めながらの週末の朝食タイムです。 こんな背景で記事を書いていると、くらくら眩暈がしてきますが^^、 ピエールはまた来年…、ずびっ


ペガサス(Pegasus,)

2009年05月31日 12時25分00秒 | バラ関係
ペガサス(Pegasus,1995年,英,David Austin,ER)です。

10年前に縁があって我が家にやって来たペガサス。
他に四季咲き性が良かったり、花が魅力的な品種はたくさんあるのですが、私にとっては、長年付き合ってきた愛着のある筆頭株です。

もっとも、3m程のつる扱いで、フェンスの一角に鎮座しているので、花の無い時期にも庭の一部としてその太い枝が無いと困るというのも現実ですが…。

バラに関しては、このペガサスの生育を観察することで、北面の日陰で手抜きしながらでもバラの生命力と表情の豊かさを教えてもらった原点のような品種です。

ペガサス ペガサス ペガサス
まだこれから咲いてくる蕾も残っていますが、ほぼ一段落しましたので、咲き始めからの画像を整理してみました。(下の緑の文字をクリックしてみてください)。
<

>【咲き始め~株全体に】

<
今年のペガサス。開花一番手は、いつもの勇み足でブルヘッド気味で始まり、暫くはライトイエローの蕾から精彩の無い花を咲かせていました。

その後、気温の上昇とともに、他のバラへの威信の表れか、新たに伸びる枝先に悠々自適に次々と蕾を膨らませ、気が付くと株全体が満開に向けて躍動を始めています。
<雨の日も
雨の日も

ペガサス ペガサス

<

>【クリームイエローの蕾~アプリコットのクォーター咲き】

<
いつものアプリコットの重なりの多い豪華なクォーター咲きの風合いがフルーティーな香りを漂わせ、雨の中でもカナブンへの誘引力を如何なく発揮しています。

<>ペガサス ペガサス

<

>【満開~終息へ】

<
ピーク時には花が株を覆い尽くすようになりますが、薄い色の蕾が開く柔らかさ、アプリコットのクォーター咲きの豪華さ、開き切って白く退色するだらしなさ、があちこちで繰り広げられます。

ペガサス ペガサス<>


フェンス下の道路は5月一杯は花びらが落ち続け、風が吹くと周辺近所にまで花びらが舞い散っていきます。

先週の金曜日、出勤時に掃除役の奥さんが「もううんざり」とばかりに、まだ咲き終わっていない蕾を箒で叩き落してました(怒)


ワイフ・オブ・バス(Wife of Bath,)

2009年05月30日 08時47分56秒 | バラ関係
ワイフ・オブ・バス(Wife of Bath,1969年,英,Devid Austin,ER)です。

ミルラローズの香りに、ヒラタアブが夢中で花粉を集めています。
夢いっぱい! やさしさいっぱい! 不思議とこの空間だけ時が止まって…
(息はとまってませんけど…^^)

1969年作出! んーーー、生まれてました?
最初に発表された四季咲きのイングリッシュローズの中の一つですが、古さを感じさせませんね。

ワイフオブバスワイフオブバス
ワイフオブバス
ワイフオブバス<>
ワイフオブバス ワイフオブバス ////////////// <
>
詩人チョーサーの「カンタベリー物語」の登場人物、バースの女房といわれてもピンと来る人は少ないですが、交配親はER第1号の「コンスタンススプライ(Constance_spry)」とマ・パーキンス(Ma Perkins)とマダム・カロリン・テストウ(Mme Caroline Testout)と人の名前のバラです。

マダム同士を掛け合わせて生まれたのが女房なんて…、
何とも脈略の無い無茶なネーミングですが、後のERの交配親種のひとつとして、このエレガントさは最新の品種にも受け継がれています。


紫燕飛舞(Zi Yan Fe Wu,)

2009年05月27日 22時15分38秒 | バラ関係
ツー・エン・フェウ(紫燕飛舞,Zi Yan Fe Wu,?,?,?,Ch or B)です。

しえんひぶ?、ツーヤンフェーウー?、複雑な花色と同じで、読みが難しいですが、小さな挿し木苗にもかかわらず繰り返し咲いてくれます。

早くも2番花がちょっと色濃く咲いてきたので、クオステンシャン(国色天香,Cos Se Tian Xiang,Ch)と並べてみました。上の明るいのがクオステンシャンです。
国色天香紫燕飛舞紫燕飛舞
紫燕飛舞

ブルボンにも分類されるようですが、クオス・テン・シャン(国色天香,Cos Se Tian Xiang,Ch)との微妙な色の違いが判るでしょうか。

クリムゾン系のダーク・レッドでもちょっと濁りのある花弁は、光を当てると白っぽく輝きます。
紫燕飛舞 紫燕飛舞
紫燕飛舞 紫燕飛舞

派手さはなくとも、いかにもオールドローズという落ち着いた雰囲気を持った品種です。

ペルルドール(Perle d'Or,)?

2009年05月25日 23時27分15秒 | バラ関係
実はこの株、ラベルには賽昭君(サイザウチェン)(Sai Zhao Jun,中国,Ch)となっていましたが、ペルルドール(Perle d'Or,1883年,仏,ランパール,Ch)の間違いのようです。

整ったラ・フランスと意外性のある花の共演を期待していましたが…、
ペルルドール
ペルルドール ペルルドール ペルルドール ペルルドール

賽昭君なら、白地の花弁の中心が濃いピンク色に染まる筈ですが、アプリコットのグラデーションで開いてきました。

不規則にゆがんだ花弁の感じは似ていますが、どうなんでしょうか?


咲き始めは、柔らかい雰囲気を漂わせていましたが、乱れながら一気に開ききるあたりは、同じチャイナのアレッサにも似ています。

最後は賽昭君と同じ、やっぱりルーズなお方なようです^^
ペルルドール ペルルドール

アリスター・ステラ・グレイ(Alister Stella Gray,)

2009年05月24日 15時15分20秒 | バラ関係
アリスター・ステラ・グレイ(Alister Stella Gray,1894年,英,Alexander Hill Gray,Noisette)です。

作出者はイングランドのグレイ(GRAY.A.H)さん、ステラは彼の奥さんの名前で、アリスタは息子さんとのこと、いずれも先に亡くなったことから、思い出の2人の名前を付けたそうです。
   
<>
<アリスタステラグレイ<アリスタステラグレイ
20号位の鉢植えですが、鉢の底が根付いてしまって、この場所から移動することができません。枝先を切り詰めていますので、2m程にまとまっています。

年中、蕾がついてくる感じですが、春は、きちんと咲くのは半分ぐらいでしょうか。カスケード状に付いた蕾が、これからという矢先にゾウムシの餌食になって、気が付いたら萎れてしまっています(怒)

ゾウムシ対策に砂糖水でおびき寄せる作戦などを決行しましたが、いまいち効果は見れていません(下の画像のビン)
アリスタステラグレイ アリスタステラグレイ

ゾウムシが落ち着いてきた頃に、やっと、本来の小さな花弁で弁数が多い花の姿を、雨の中でも生き生きと見せてくれます。

ノアゼットらしいさらりとした樹形で小さめの葉が茂り、クレマティスや矢車草のブルー系の花と混載しても、株全体から漂う甘い香りと、爽やかな雰囲気が気に入っています。

アリスタステラグレイ アリスタステラグレイ アリスタステラグレイ アリスタステラグレイ

薄黄色から白く移ろう花の風情を込めて…^^。

「ありすたは 次の蕾に 咲きがらを 摘み取る手間も これまた楽し(しげ)」

東側アーチの2種

2009年05月23日 17時00分00秒 | バラ関係
前後しましたが、東側アーチの2種を…
気に入った画像が無いときは、寄せ集めで手抜き編集です(笑)

<ロココ<ルイーズ・オディエ



ロココ(Rokoko,1987年,独,?,CL)
ひらひらふわふわとすっきりとしたアプリコット色の花が房咲きになって、ゆったりと開いてきます。開ききると花びらがウェーブがかって蕊が見えます。

秋には春とは違った雰囲気で、色濃く返り咲きます。
昨年、テッポウ虫に入られましたが、夏以降に力強いシュートが出て復活しています。



ルイーズ・オディエ(Louise Odier,1851年,仏,Margottin,B)
うちではかなり古株になります。ホームセンターで袋詰めされた格安大苗を買って、バラの育て方が解らないままに地植えにしました。
少し青みを帯びたピンクで、ぎゅうぎゅうの花がアーチの天辺から咲いていて、いつの間にか満開を過ぎてしまっています。

春の花付きは最高ですが、返り咲き性はいまいちで、基本的に春の一季咲きとして扱うようにして、花がらはローズヒップにしています。

ニュードーン(New Dawn,)

2009年05月23日 16時00分00秒 | バラ関係
ニュードーン(New Dawn,1930年,米,Somerset Rose Nursery,LCl)です。

今年はどの品種も開花が例年よりも早いようで、東側アーチのルイーズオデェとロココが満開を過ぎてしまって、画像が撮れていないことを悔やんでいたら、西側アーチでも待ちきれないように咲いてきました。

ニュードンは、成長が著しく、新苗だったとは思えないぐらいに太っとい枝が華奢なアーチを翻弄するように絡んでいます。

ニュードーンニュードーン ニュードーン ニュードーン ニュードーン
ニュードーン ニュードーン ニュードーン ニュードーン
ニュードーン ニュードーン ニュードーン
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ニュードーンが生まれるまではつるバラといえば一季咲きだったそうで、返り咲き性のある「新たな夜明け」を告げる品種は、植物品種登録の第一号になっています。

すっきりとしたシルバーピンクの癖の無い花は、次から次へと開いては桜のように散っていきます。香りは少ないものの風に舞う花びらのイメージが似合うバラです。

花後に伸ばす鋭い棘のある蔓は最初は柔らかいのですが、放っておくと硬化して手に負えなくなります。


ソフィーズ・パーペチュアル(Sophie's Perpetual,)

2009年05月23日 07時06分06秒 | バラ関係
ソフィーズ・パーペチュアル(Sophie's Perpetual,1905年以前,Ch)です。

カップ咲きの中心から外弁にかけてピンクが濃くなるキュートな色合いで、同じチャイナのルイフィリップと比べるとピンク系のグラデーションが強く出るのが特徴です。

朝、リビング前で最初に目が合う顔です^^。<>
花持ちが良くて、フルーティーなオールドローズ香を長く楽しめます。

横張り性が強く、つるバラとして扱えるそうで、棘もほとんど無いことから、地植えにする候補に上げていましたが、結局場所が無くて鉢植えのままです。

 ソフィーズ・パーペチュアル
 ソフィーズ・パーペチュアル





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開花の変遷と香りを楽しむには、鉢植えで身近においておきたいですね。

朝からデジカメの露出調整に没頭していたら、コーヒーカップを置き忘れてました。( ~~)


ピエール・ド・ロンサール(Pierre du Ronsard,)

2009年05月19日 07時00分00秒 | バラ関係
つるバラの女王と称されるピエール・ド・ロンサール(Pierre du Ronsard,1989,仏,Mailland,CL)です。

ルネサンス期フランスの詩人、ピエール・ド・ロンサール(1524-1585)の名を冠するこの薔薇は、1985年、フランスのメイアンが作出した銘花で、世界ばら会連合バラの栄誉殿堂入りしています。

ピエール・ド・ロンサールオールドローズにも似た花形で、クラシカルで美しい花びらの重なりは、バラ好きならずとも記憶に留めることが多いようです。
ピエール・ド・ロンサール ピエール・ド・ロンサール
1552年、この詩人が歌った頌歌は、朝、咲いたと思ったら夕べには散ってしまう薔薇に擬えて、若さや美の儚さ、恋愛の悩み多き時代の象徴としてバラを表現しています。
ピエール・ド・ロンサール ピエール・ド・ロンサール
ピエール・ド・ロンサール
ピエール・ド・ロンサール

今シーズンはクレマティスの「カシス」を地植えにして絡めてみましたが、ちょっとシックな雰囲気になりました。

この花が開き始めると、ひとつひとつ花を覗き込んでは、その表情の豊かさに魅了されます。

マサコ・エグランティーヌ(Masako Eglantyne,)

2009年05月17日 07時58分32秒 | バラ関係
マサコ・エグランティーヌ(Masako Eglantyne,英,1994,David Austin,ER)です。

夢見るひと時♪ 地植えにしたバラのその後の様子をぶつくさと(笑)

このインペリアル・ローズ(皇室や王室に捧げられたバラ)は、中背のシュラブで、小枝が多く、花は、10cm径ほどの大輪のソーサーの形をしたロゼットの花形で、フワッとしたソフトピンクの優しげな花弁で、中心部が色づき、オールドローズの繊細な魅力と芳香と強健な性質をあわせ持つバラです。~

んーー、
なるほど、こうして咲けば説得力もあるんですが…

マサコ マサコ マサコ マサコ
元々、うちには2鉢あったんですが、日陰に置いていた為、春以外は頑として咲かず、一つを実家に押し付け、残ったのはどこでもいいやと地植えにしました。

今思えば、ここは郵便受けの裏側。道路からは高い位置にあるため見上げない限りは目に入りませんが、生茂った場合は厄介なことになりそうです。
そもそも、夏に生い茂るノウゼンカズラに対抗できるコンパクトなつるバラで探していたんですが、今までのゴールデンシャワーズやエメヴェールでは役不足でした。

マサコ

マサコは、鉢植えの頃からブッシュ状で背が高く、上の方に細い枝が出て、スタンダードに近い樹形となっていましたが、半つる扱いで株が育てば、良い勝負になるか^^。

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まぁ、いずれにせよマサコは、夏場が勝負。秋は咲けば儲け物程度に考えておこう。

んー、こんな長い文章、誰も読まないんだろーな。

・隣に植えたパットオースチンやペディータが日陰になってしまって、生育が悪くなりそう。

・階段横にアンブーリンがあるので、色目的にはパットオースチンは余分だったのかも。

・一方、ぺディータは、弱った株が持ちこたえてくれれば良い…

・白かアプリコット味を含まない純粋なソフトピンクの色目といえば、新苗のフェリシアがヒベリカムの林に埋もれてしまっています(涙)



ルイ14世(Louis XIV,)

2009年05月16日 17時23分38秒 | バラ関係

ルイ14世(Louis XIV,仏,1859,Guillot et Fils,ch)。General Jacqueminotの実生です。

チャイナローズの定番ともいえるこの品種の持つ魅力はどうしたら表現できるのでしょうか。
雨の中、満開のぺネロープを背景に1mにも満たない鉢植えが、独特の存在感を発揮しています。

鉢植えで南側リビング前で育てていますが、この花に似合う御膳立てを色々と考えるのが楽しみになっています。カメラの高画質のものにして、前にもこの雰囲気を表現してみましたが、中々、思ったようには納まってくれません。

濃いクリムゾンレッドのベルベット調の花弁に黄色のおしべ、細めの枝先に半八重の花がダマスクの香りを漂わせながら開くと、思わず時間を忘れて魅入ってしまいます。

太陽王のダマスクの香りは、天気の良い日に漂うようですが、雨に濡れる姿も色気があっていいかも。
雨の中で 鏡の前で
ルイ14世 ルイ14世 ルイ14世 ルイ14世

カップ咲きからロゼット咲きへ、咲き進んだベルベットの花びらは、独特の風格があって、いつまでも摘み取らずに眺めていたりします。

何年経ってもコンパクトさを維持しつつ、文句も言わずに繰り返し咲き続ける優秀さ…。

王位の称号を名乗るにふさわしい品種です。