こういう話だったのかとやっと腑に落ちた。この主人公、舞ちゃんは、小さい時はお母さんの顔色を伺って
自分の気持ちに気がつかない
女の子だった。
よく熱を出すのは、その辺の気持ちの
あり方が影響しているのではないかと
医者が言う。
恵は、舞を連れて故郷の五島へ帰った。
父は既に他界して母の祥子が島で暮らしていた。
恵は浩太と結婚したいといって
五島を飛び出して大阪に行ったという過去がある。島で学校の先生をするという
将来を祥子から期待されていたが。
今、母を頼るしかない恵だった。
という、最初の方のストーリーがあった。
とにかく、五島やら東大阪やらで舞の周りには人が多い。
そのひとりひとりとの関わり合いがあってこその最終回だったと思う。
誰一人、いらないひとはいないストーリー構成に感動した。
パイロット養成学校時代、個性に強い学友の中である緊張感があったけど、また一人一人との関わりの中で厳しい訓練に耐え抜くわけで・・・はい、恋愛もありましたね。まさか、そうなるとは・・・あとあと
どんでん返し。そうそう、舞ちゃんはパイロットになりたいと夢がありましたので、
好きな人と一緒に空を飛ぶというストーリーになるのかなぁと。
、、、、、違いました。
幼馴染の貴史くん、久留美ちゃん達の影響は羨ましいものでした。
いつも、舞ちゃんを守ってくれるふたりに暖かさと幸せ感を感じました。
貴史くんが就職先で辛い時、励ましたふたり。
いつも、お父さんのことで苦労をしていた久留美ちゃんを気づかっていた二人。
そうそう、貴史くんはいつも、舞ちゃんを守っていた。
小学校の時も
大きくなってからも・・
貴史くんの実家は舞ちゃんの家の隣でお好み焼き屋さんを
営んでいます。
元気で明るいお父さんお母さん。
いつも常連のおきゃくさん達で賑わうお店でした。
こんな優しくて、物静かな貴史くんの家だなんて
信じられないですね。
それだからか、なんだかよくわかりませんが、
デラシネという古本屋に貴史くんはよくい
っていました。
そこの八木さんというおっちゃんが味わいのある言葉を
教えてくれます。
歌人への道はこの八木さんとの交流で生まれました。
やがて、舞ちゃんは大学に入り、そこで浪花バードマンという
琵琶湖の上を飛人力飛行のクラブに入ります。
そして、飛行機作りに熱い思いを持っている
刈谷さん達、先輩と共に、琵琶湖の上を飛びます。
空をを飛びたいという願いが叶った時、
どんなにか感動を覚えたことでしょうか。
その感動は、パイロットになりたいという気持ちに
なり、大学を辞めて、パイロットの養成学校に入る
受験をします。
結局、賢いのね。
合格の末、養成学校に入学して、個性的な友人達と
出会い、素敵な彼氏もでき・・・・
パイロットとして、就職も勝ち得ますが・・・
リーマンショックで実家が大変になります。
その中で、舞ちゃんは就職できても入社が延期となり
実家で仕事を手伝っている時
過労で、父の浩太さんが、倒れ、亡くなります。
母と共に、父が残した工場を建て直そうを
頑張る中で、パイロットになる夢と
恋人だった柏木君を
諦めます。
涙を拭いた舞ちゃん。
新しい、商品を
新しい、ものづくりへの取り組みを
と、舞ちゃんは頑張り、東大阪の
工場のものづくりノウハウをもっとアピールできる
ようにと、コンネクトという会社を立ち上げました。
新しいアイディアと新しい、顧客と
新しい、商品を作るために技術と技術
人と人を結びつける会社でした。
何軒かの依頼を受け作ったこともない
商品の開発を行い、軌道に乗っていきました。
その先に、舞ちゃんが憧れてやまなかった
空への挑戦をする青年が現れました。
なにわバードマンで一緒だった
刈谷先輩でした。
彼は、そら飛ぶ車を作りたいと・・
舞ちゃんはあらゆる人脈を総動員して
このプロジェクトを実現させるように
かんばりました。
私が、一番驚いたのは、数字に強い人はいないかなと
舞ちゃんは相談を受けます。
刈谷さん達が、ここぞというときに、データを分析したり
予想したり計算したりできる人です。
舞ちゃんは、彼女の人脈の中から
そういう人がいることに気がつきます。
朝陽くんです。
舞ちゃんが入社が延期になった時
五島で祥子さんのお手伝いをしていました。
都会の子供を一時的に田舎に留学という
形で受け入れたことがありました。
かつて舞ちゃんも恵さんから離れるために
祥子さんの家で過ごしたことがあります。
朝陽くんは小学生。友達とうまく付き合うことが
できず、不登校になっていました。
何もしないで、家にいる朝陽くんは
舞ちゃんがパイロットの
飛行機を操縦する時に声を出して
練習をする様子を見て全て覚えました。
朝陽くんは興味のあることはすぐに覚えるという
すごい能力のある子供だったのです。
あの時、星の位置やかたちまで覚えて自分で
その表を作ってました。
そして、この朝陽くんを連れてきた時
思いっきり
びっくりしました。
舞ちゃんの人脈に不可能はない!!
このドラマのストーリーのカギの一つが
その人間関係というややもすれば
ややこしいものが、大変ラッキーなものという
設定であったこと。
それも、舞ちゃんは誰も彼もと仲良くなる
のをモットーとしていたから。
航空学校でも、みんないっしょに
空を飛びましょ!と
盛り上げていましたね。
傾きかけたイワクラを立て直すために
がんばりましょ!!と。
東大阪の
工場のおっちゃんたちに
いっしょに、かんがえましょ!と。
これだったのか・・・舞ちゃんの
魔法は。
やがて、コロナの時代、会いたい人に会えず
行きたいところへ行けない世界になりました。
貴史は歌を作ることに詰まって八木にあいに
パリへ。パリはコロナでロックダウン。
祥子さんは、五島へ帰りたいと
思うけど、実際帰ってもひとりで生活は
できない。そんな思いをめぐみは、感じて
決意します。会社を結城君にゆずって
一緒に五島へ行くわと。
そして、刈谷先輩たちが
めざしていた、空を飛ぶ車は
2027年、その雄姿を披露することに
なりました。
未来の話です。
パイロットは舞ちゃん。
祥子さんをのせて、長崎から
五島へとびます。
感動的なシーンでした。
きれいな、海や島々を眼下に
祥子さんもうれしそう。
夢をかなえる生き方。
舞ちゃんは、たくさんのエピソードを
残して、このお話は
おわります。
そうそう、くるみちゃんは舞ちゃんの
お兄さんの悠人君と結婚します。
よかったですね、おとうさん。
って、
この幼馴染の三人は
みごとに、身内になったわけ
なんですね。
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途中、こまかいエピは省略しても
こんな感じのストーリーでした。
そうそう、初フライトには
あの航空学校の同期生たちも
集まってきました。
矢野さんが
柏木~~こっちこっち
と柏木君を呼びます。
もしかしたら、このふたりは
一緒になってたりして。
勝手な想像です。
「舞い上がれ」は
どんなおとしどころで終わるのかと
はらはらしましたが、
夢のある空飛ぶ車で・・・
大好きなSFテイストで
終わり、満足しました。
ありがとうございました。