Small gardens(小さな庭から)

小さな庭で初心者ながらも 色々植えて育てています。
雪国の為、夏限定の栽培日記と日々の事、思った事など。

おかえりなさい。

2018-05-11 01:13:25 | 些細な日常の独り言

私の病院詣でも今日 5月10日で終わりを告げました。

今朝 病院へ行ったら
新たに酸素チューブを入れられて意識不明でした。
ここ2、3日が山だろう と
自分なりに分析をし
看護師サンと相談して
今夜から泊まり込む予定でした。

15時に一旦 病院を出て
子供達の夕食と朝食、お弁当の下拵えをして
お洗濯をして……
自転車で病院へ向かい
病室に辿り着くと同時に看護師サンが
今 電話してたのよ!と。

甥っ子、姪っ子が子供達を迎えに行ってくれたので
子供達は最期間近に会う事が出来ました。

冷たくなりかけてる手をさすり
子供達も手を握ったり……
でも 誰一人 取り乱す事なく。

21頃 看護師サンより
今 少し安定して来たから
お子さん達、もし 疲れてるなら帰ってもいいよ と。
初めは 泊まらせるつもりでしたが
姉と相談した結果
また危ない時、もしくは朝
迎えに行ってもらう運びとなり
病室内は 私と旦那サマの二人きりに。

二人になって。
今まで頑張ってくれて ありがとう
一緒に暮らせて幸せだったよ。
いつか絶対 迎えに来てね。
と頬を撫でながら額と額をくっつけ
旦那サマに感謝の言葉を捧げた後

病室のモニターの呼吸数、心拍が0になり
心電図の波形もフラットに。

子供達を帰してごめんね!と
咄嗟に謝りましたが
今 思えば それは旦那サマの意思だったかと。

優しい人でした。
頑固者でした。
照れ屋な人でした。

初めは
手術をしたくない
ストーマを付けてまで生きていたくない
と私を困らせました。
自分で自分の命を投げ出すのは許さない!と
病院で喧嘩もしました。

この4年間
ひたすら 私と子供達の為だけに
数回の手術や入院 抗癌治療の為の通院
そして沢山の痛みに耐えてくれた人。

ありがとう。
大好きだよ、パパ。
帰ろう!
一緒に帰ろう!



そうして今
私の大好きな旦那サマは
我が家に戻って来てくれました。
私達は まだ大泣きしていません。
きっと後から じわじわと悲しみが襲って来るのかも知れません。

今はただ。
あんなに帰りたかった我が家に
旦那サマを連れて帰れた事。
好きだったお酒やタバコを楽しんで貰える事。
ずっと食べられなかったご飯を
いつものお茶碗に山盛りにしてあげられた事。

そんな普通の事に
少しの悲しみと寂しさ
そして喜びを。

おかえりなさい!パパ!



22時10分。
旦那サマの呼吸が止まった時間。
診断書上は22時32分。
担当医が駆けつけてくれた事に
本当に心から感謝です。

そして長々と
この様な話にお付き合い下さいまして
ありがとうございました。


思い出を沢山 抱えて
旦那サマを偲んで
毎日 また幸せを紡いで生きたいと思います(*^^*)



(*˘︶˘*)ɢᵒᵒᵈ ɴⁱᵍʰᵗ ✩

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (熊子の百葉箱)
2018-05-11 06:38:48
ずっと読んでました。
御疲れさまでした。
旦那様の為にも幸せを紡いで
日々を繋げていってください。
無理はせずに・・・

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熊子の百葉箱サンへ (alice)
2018-05-11 08:20:39
ありがとうございます(*^^*)
私の感情ダダ漏れ日記で
お見苦しかったかも知れませんが
お気遣い頂いて 私は幸せ者です。

はい。
無理はしないように気をつけます( *´︶`*)
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いつか (fuyou)
2018-05-11 08:55:30
aliceさま
いつかこんな日が
でもこころからありがとうございますと申します
あんなにも悲しい日々を伝えて下さって
今日は何度も涙でよめなくなって

またね
返信する
Unknown (あど)
2018-05-11 10:42:15
ほっとかれママのあどと申します。
初めてのコメントがこの日になってしまいました。
息子さん2人のお弁当作りも茶色いお弁当も
なつかしく拝見しておりました。

そして旦那サマのこと・・・
出会いの思い出から・・・
最期まで・・・
あなたの優しさと強さは読んでいるみんなの心に
充分過ぎる程伝わっていました。
愛を伝えてくださってありがとうございました。
返信する
Unknown (コタママ)
2018-05-11 14:58:23
旦那様は今は痛みも苦しみもなくなり、
大好きな家に、大好きな家族のところに帰ってこられたのですね。
とても素敵なご家族を陰ながら応援しておりました。
旦那様が安らかにお休みになれますように。
aliceさん、ご子息とこれからも幸せの種を拾い、
たくさんの花を咲かせていってください。

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fuyouサンへ (alice)
2018-05-11 16:01:54
悲しかった事も多かったです。
辛かった事も沢山でした。
でも。
やっぱり私は幸せだったと思います(*^^*)

別れる事は言葉に現せないほどですが
歩いていても
景色を見ても
日常を過ごしていても
何をしていても
ふと旦那サマとの思い出達が笑いかけるのです。
ちょっぴり涙が滲んだりしますが
自然にふふっと笑えるのです。
心がギュッと何かに握られたり
じんわり心地よかったり。

だから。
悲し過ぎて寂しすぎて泣くかも知れません。
でも
多分 私は その後で きっと笑う事も出来ると思ってます。
思い出を語る時
いつも泣き笑いです( *´︶`*)
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あどサンへ (alice)
2018-05-11 16:09:10
私も あどサンのブログを拝見させて頂いてます(*^^*)
可愛らしい物がお好きな様で
きっと あどサンも可愛らしい方なんだろうな?と
勝手に想像しています( *^艸^)

皆さんに 愛を伝える…という大層な事は出来ませんが
自分の気持ちを書いてて
誰かが共感して下さったなら
私にしては 大したもんですね←すぐ つけあがる(;^_^A

こちらこそ
素敵なお言葉で慰めて頂いて
ありがとうございました(*˘︶˘*).。.:*♡ 
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コタママサンへ (alice)
2018-05-11 16:22:13
コタママサン ありがとうございます(*^^*)

私も 旦那サマが苦痛から解放された事
本当に喜んでいます。
家に帰れた事も 好きな物をお供え出来る事も
本当に……。

息が止まって 暫くしてから
旦那サマの両瞼から涙が 一雫ずつ流れていました。
あれは 私へのお別れの言葉なんだと
勝手に思ってるんですよ(*^^*)
ずっと顔を撫で続け 沢山 触れました。
最期の最期まで 一緒に居られた事
心から良かった と思ってます。

それでも 時々は強い悲しみが襲うでしょう。
そんな時はやっぱりブログに書いちゃうと思います。
そんな私を長い目で見てやって下さいね。

私もコタママサンとコタロウᒼᑋªⁿ♥︎を
ずっと応援してます(*˘︶˘*).。.:*♡ 
返信する
Unknown (fern)
2018-05-11 17:01:13
aliceさん、本当にお疲れさまでした。
ご主人様もaliceさんのたくさんの愛情にきっと感謝されて天国に行かれたと思います。
もちろん、ご主人様と私の母とでは全く違うと思いますが、母が亡くなった時のことを思い出します。
長く大変な闘病生活、母がそれから解放されたことに正直ほっとしました。
しばらくたってから、今頃は元気に歩いてるかな?と想像したりしました。
母が亡くなって6年半、今も毎日思い出さない日はありません。
aliceさんも、これからもご主人様とずっと一緒ですよ。
張りつめていた心の糸が切れて悲しみがあふれ出したときは思い切り泣いてくださいね。
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aliceさん… (ゆずか)
2018-05-11 17:01:47
毎日、祈るような気持ちで、こちらにお邪魔していました。
優しくて、思いやりにあふれたaliceさんのご家族。
aliceさんのご家族への想いが、痛いほど伝わっていました。
そして、旦那さまからご家族への想いも…。
aliceさん。
どうぞ、無理をなさらず、お体を大事になさってくださいね。
ココロが寂しくなったら、また話してください。
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