Alglory Web Travel Diary

日々の気づいた事、気になった事を綴る。
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原作レイプ

2009-01-05 23:23:38 | アニメ・ゲーム
いつかちゃんと書きたいと思っていたことですが中々書く機会がなかったので今日まで、書く事を控えていましたがここ最近材料が揃ってきたので書いちゃおうと思った次第です。

まず、「原作レイプ」とは何ぞやというと
原作の設定、キャラなどを大きく改変された二次創作に対して使われる侮蔑語。
多少であればあまり気にされないのだがダークな世界観が明るい物に変わっていたりすると叫ばれることが多い。 (はてなキーワードより)

大方こんなところでしょう。

しかし、もう少し広い目で見てると様は原作を侮蔑して、ブランド力だけに頼って成長させることを全くせず、ニートよろしく作品のすねを齧っている状態の事だと思います。

その最たる企業がバンダイナムコホールディングス
過去の遺産のすねを齧っている企業ですね。(ガンダム・テイルズばっかりやん)
バンダイナムコに関しては特に開発力が下がっているのは目に見えて明らかでしょう。
特に昨年ガンダム00のゲームを出した時に開発がユークスという状態でとうとう自社最大のブランドですら自社製作ができない状態になっています。
ガンダム無双はコーエーの製作ですし

これが実情でしょう、ガンダムのゲームって本当に買わなくなったなあ・・・
一応、ギレンの野望とかは買う予定ですけど・・・

で、すねかじりで言えば
徳間書店、
銀河英雄伝説のロマンアルバムを出すらしのですが・・・
これがプロデューサーに言わせればとんでもない出来とのこと

田原正利のプロデューサー日記より

-以下引用です-
徳間書店には「内容的にいい物を作ろうという」基本的な姿勢が欠けているし、ものを作るということがどういうことなのかの根本的な理解も欠けている。ビジネスとしてしか考えていないし、締め切りに間に合わせれば“やっつけ仕事”で構わないと思っているのだろう。
-以上終り-

ちなみに私の思いは田原プロデューサーなくしてアニメ版の銀英伝は完結できなかったと今でも思っています。(特にアニメ版のタイタニアのグダグダ感を観るにつけて)
そして、作品を愛しておられる(『鬼神童子ZENKI』のDVD扱い)
なによりも困った版権管理でも書かれているようにキャラの特徴をしっかり覚えておられる。
やっぱりゲームはバンナムが作るから酷いできだと思っていたがやっぱりらしいです。

結局上記の事柄は現在のクリエイティブな作品に何らかの形で携わっている現実を端的に表している表現だと思います。
要は計画だけ守って、物を作ればいいやんという大量生産的な考え、
で共通する事柄といえば、会社のトップが大銀行出身者であること、予算の進捗管理しか興味がない人間なんでしょうねと思ってしまいます。

高須 武男(三和銀行、現三菱東京UFJ出身)
松下 武義(住友銀行、現三井住友銀行出身)
金のバランスを考えるのは得意かも知れませんが、クリエイティブな仕事を作るのは全く不得手だと思います。

バンダイナムコは上記で述べた通りですが、徳間書店も結局ジブリのすねを齧っている状態なので大して差異はないわけです。

銀行出身者は会社を再建した後は去るべきでしょう。でなければ爆発的な成長を全く期待できないと思います。
会社に適切な人材がいつまでも適切な人材でい続けること自体難しいわけですから。

あと、個人的に思っているのは「北斗の拳」
あんなに外伝いらんやろというくらい出している。
ジャギ外伝が出た時点で原作レイプでしょう。(原作者が原作レイプしている状態)
最もラオウの葬式やケンシロウとユリアの結婚式を行うこと自体行過ぎた商業主義でこれもブランドのすねを齧りブランド力を低下させていると言わざるおえない。
言わば親が子供のすねを齧っている状態

で、最近出版不況と言われていますけど、その言い訳がネットや趣味の多様化とか判でついたお決まりの言い訳が出ています。

しかし、私は上記のような行過ぎた商業主義や原作のブランドを低下する行為が出版不況を創出していると思います。
詰まるところ、クリエイティブ関係者の自業自得という事でしょう。

ネットの即時性とか出版社は言いますが即時性ならテレビの時代にとうに来ているわけで、テレビの時代共に本は衰退しなければならなかったはずです。しかしテレビ全盛の時代にジャンプは史上最高部数を達成したわけです。

ではネットの時代になったからといわれていますが、しっかり作っていればちゃんと読者は付いてくるはずです。
例えば、鋼の錬金術師なんかは特に代表的な例でしょう。実際、連載前のガンガンは風前の灯火と言われていたそうですが鋼の錬金術師連載後は発行部数を伸ばしたと言われています。

本日の東スポのコラムで松山千春氏はこう述べられていました。
内容さえよければネットに負けない。
最近の出版社は刺激的なタイトルばかりに腐心して肝心の内容は空っぽ。
まさに、上記で述べてきたことではないでしょうか。

こんな状態では市井のホームページユーザーの方がましやんと言われてもおかしくない状態が続くでしょうね。

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2 コメント

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Unknown (しゅう)
2009-01-07 03:48:51
出版関係者ですが、非常に当を得た意見だと思います。

経営陣だけの話ではなく、現場の編集者も30代くらいになると、それより前の世代に比べて、明らかに質が落ちています。
「ネットやゲームがあるから」「昔と違うから」「新古書店や漫画喫茶があるから」

言い訳だけはたくさんあるようですがね。
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Unknown (Alglory(管理人))
2009-01-08 00:28:53
しゅうさん

出版関係者から批評を頂くとは感謝です。

結局のところ、当事者意識を持つか持たないかだけですよね。
極論じゃないですけど、マンションのベランダから住民が手を滑らせた花瓶が落ちてきて当たったのは自分の性だと思えるくらいの当事者意識を持って物事を解決しないといけないという事ですよね。
(自虐史観じゃないのであしからず)
解決しようと思うなら自分で解決しないとという所でしょうか。
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