前回のブログでのエントリーで、民主党版全権委任法と呼ぶに相応しい「国会法改正案」が提示されたとコメントを頂きました。
結局、強行採決を図ろうとする民主党は普天間の問題でもそうですが、もはや自らがかつて述べた言葉の責任すら放棄することをなんとも思っていないようです。
「国会法改正案」についてかつてナチスドイツが全権委任法準えてみてもおかしくないようです。
この法案については以下のところがポイントです。
(1)国会で答弁する政府特別補佐人から内閣法制局長官を除く
「余計な解釈するやつは国会に出てくんな」
(2)副大臣、政務官の定数を増やす
「脱官僚を見せかけつつ、内閣の方針に従う人間を増やすゾ」
(3)政府参考人制度の廃止
「余計な説明するやつは国会に出てくんな」
(4)行政機関の職員や学識経験者らからの意見聴取会の開催
「支持母体(日教組・北教組・マスコミ・サラ金団体などなど)の意見を重視!!」
http://www37.atwiki.jp/kokkaihou/pages/17.html
これは上記のサイトから拝借してのものですが、概ねずれていると思えません。
1番問題なのは政治や法律に知見がない素人の集団(つまり民主党議員)が素人判断でなんでも合憲判断にしてしまうこと。
⇒少なくとも官僚はその道においてスペシャリストであり、第三者的な判断が下せる存在がなくなるのは問題であるといえます。
こういう事ですね。さらに転載
例2
507 名前:名無しさん@十周年[sage] 投稿日:2010/03/18(木) 01:54:20 ID:PlvU4Pop0
before
与党「外国人に参政権法案を提出します」
野党「これ憲法に違反していない? 憲法解釈の専門家連れてきて」
内閣法制局長官「最高裁での判決は、参政権を国民(日本国籍者)以外に与えるのは違憲であると判断されています」
after
与党「外国人に参政権法案を提出します」
野党「これ憲法に違反していない? 憲法解釈の専門家連れてきて」
小沢「合憲だよ合憲」 鳩山「合憲ですね、最高裁(の傍論)でも認められています」 枝野「ゴウケンデス」
その他、専門家である官僚答弁が禁止されることで
ありとあらゆる物事に対して「専門家である官僚の解釈」が失われ、「素人に毛の生えた閣僚の解釈」が国政を左右することになります
例3
6 :名無しさん@3周年:2010/03/18(木) 21:26:41 ID:LSJ3wnk5
ちなみに前スレ987より
政府参考人 とは、国会の委員会で、委員会の承認を得て法令の解釈等を説明をする役人、例えば
政治資金規正法= 総務省自治行政局選挙部長
脱税等の捜査= 法務省刑事局長
贈与税等国税= 国税庁次長
皇室の件= 宮内庁次長
その他の予算の件= 各省庁の局長
民主が誰を排除したいのかバレバレですね。
でここからが私の付け足し
例2の場合、政治家が前例をしっかり学んでいれば問題ないという反論がでそうですが、
小沢一郎の習近平問題で「天皇の国事行為」の規定対する知識のなさを発揮(要は憲法違反)
や
ルーピー鳩山の嫁カルト幸の選挙法違反疑惑「買収と事前運動」下記記事参照
室蘭民報ニュースより
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/08/01/20090801m_01.html
■ 走る「内助の功」、鳩山氏の代理・幸婦人が室蘭入り
「第63回むろらん港まつり・室蘭ねりこみ」が行われた先月25日(選挙公示前)の室蘭市中央町。
幸夫人は法被姿で菓子を配って歩き“鳩山氏代理”役を果たした。「子供たちの
将来を考えた政治を」とした母親の要望に「はい。夫をよろしくお願いします」
と笑顔で応えていた。
上記実例を読むだけでも民主党のツートップが法律の基本を知らない馬鹿であり、馬鹿そのものが合憲だとか違憲だとか判断するとても危険な状態になるといえます。
「政治改革だー」以降官僚を目の敵にする連中が(特に民主党議員に)多いようですが、官僚を使いこなすことが政治家に求められる重要な資質のひとつであるといえます。
はっきり言って部下を目の敵にする組織なんて普通の民間の会社ならつぶれていますよ。
減点ばかりする恐怖政治を行うこと自体、組織そのものを疲弊させる状態に陥ります。
よく言う話が「部下は上司を選べませんが上司も部下を選べません」てこと
マネジメントする立場から言うとそんな良い部下なんてそうそうつくことはありません。
まあ少なくとも省庁には優秀な頭脳が集っているんだから、私の立場からすれば羨ましいかぎりですけどね。
まあ、最も優秀な部下がいてもルーピー鳩山と小沢一郎には使いこなせませんがね。
馬鹿そのもの2人ですから。
しかし、民主党は彦麻呂風に言うと「バカの宝石箱や」という風になるんでしょうね。