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大善人へ身魂磨き

戸隠神社追記4 青垣

戸隠神社の中社で、私は青垣という広報誌を貰ってきました。青垣って何だろう?と帰ってから調べました。




青垣とは、

青々と茂っている垣の意で、特に、青々とした山が、垣のように周囲を取り囲んでいるさまをいう。青垣山。

だそうです。


古事記には、

国造りの途中、大切な相棒のスクナビコナ様に去られて悲嘆にくれている大国主命に、大国主命自身の幸魂奇魂が自分を祀るようにつげます。その時のお言葉が


 「大和の国を青垣のように囲む山々の東の山の上に、身を清めて祀るがよい」


でした。その言葉に従い大和の三輪山にその神様をお祀りしたようで、この神様が奈良県の大神神社に祀られているオオモノヌシ神です。森羅万象に宿る目に見えない力を象徴しているそうです。


また古事記にあります別の歌謡には、


「大和(やまと) 国のまほろば たたなづく 阿袁加岐(アヲカキ) 山隠(ごも)れる 大和しうるはし」


訳「大和は国の最も素晴らしいところ。どこまでも続く青垣。山に籠っている大和はうるわしい。」


と詠まれているものがあります。これは、倭健命が詠んだ歌で、帰れないふるさとへの思いをこめたものだそうです。


山が青い。これは、私も晴天の戸隠神社に行ったので本当に感じました。キラキラと白い雪が積もった山頂が空の青さに、青く発光していました。




また、木々の青々しい緑が連なる山々はまさに青垣なのだとも思いました。


美しい山々の姿を歌に詠みそれが今日まで伝わっているのです。感動です。


四季折々姿を変えながら、山は悠久の時を刻んで私たちに息をのむような姿を見せてくれます。自然に比べ、人は本当に刹那の時を生きているのだと思い知らされます。


しかし、このような古代確かに詠まれた歌を今なおよむと、美しいものを美しいと感じる心は脈々と私の中にもそして、皆んなの心に受け継がれているのだと思いました。


あー日本に生まれて良かった〜!!!

おわり


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