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桶川ストーカー殺人の主犯は警察?

2012-09-27 17:00:00 | 日記


昨日いぢわる猫は、ぼんやり
日テレの世界仰天ニュースを観ていた
すると、1999年桶川で起きた
ストーカー殺人の事件の
VTRが流れていた



被害者は女子大生だった詩織さん
当時まだ21歳という若さでした

詩織さんはゲームセンターで主犯の
小松と知り合い交際に発展
しかし、男は偽名を名乗り、年齢と
職業も嘘をついていた
消防士の兄と無許可の風俗店経営を
していたのだ

高価なプレゼントを詩織さんが
拒否すると、暴力をふるったり、
30分ごとに電話をかけてきて、
詩織さんの行動を監視
怖くなった彼女が別れを告げると
小松のストーカー行為が始まった

それも桶川の事件に関しては、
元交際相手の小松、小松の兄、
詩織さんに手をかけた実行犯
久保田など、グループでのストーカー
行為だったのだ



詩織さんの父親の職場に、誹謗中傷の
ビラをばら撒いたり、
家族が巻き込まれていったので、
詩織さんの家族は埼玉の上尾署に
告訴状を提出した

しかし、上尾署は告訴の取り下げを
要求したり、告訴状を被害届に
改ざんするなど、捜査をしていなかった

その捜査放棄後、被害者の詩織さんが
桶川駅前で殺害された後の
上尾署の記者会見の実際の映像が、
昨日再びTVで流されたのだ



昨日観た方いますか?
2人いた警察関係者の右側の男は、
なぜか満面の笑みを浮かべていたのだ
これは報道による悪質な編集ではない
詩織さんが、どのように刺されたか
自分の体でこんな風に刺されましたと
デモンストレーションしながら、
笑っているのだ

その映像を観て、はらわたが
煮えくり返った
人1人が亡くなっていて、
それも自分たちの捜査放棄が原因で
亡くなっているのに何笑ってんのよ!!



被害者が自分の娘だったら、
同じように笑えるの?

確かに、詩織さんが主犯の小松と
知り合ったのは、不運としか
言い様がない

でも、この後の嫌がらせを受け、
危ない相手だからと警察に告訴状を
出しているんだから、上尾署が
当時きちんと捜査していれば、
この事件は未然に防げた可能性が高い




ここで、怠慢な警察の代わりに
きちんと捜査したものがいる
当時写真週刊誌FOCUSの記者だった
清水潔氏だ
警察より先に、いち早く主犯と
実行犯を割り出し警察に通報
しかし、警察は告訴状の改ざんや
捜査放棄がバレるのを恐れ、
犯人たちを逮捕しようとはしなかった

痺れを切らした清水氏は、FOCUSで
事件の真相と犯人たちの記事が
出ることを上尾署員に告げた

その後、上尾署員はやっと実行犯ら
4人を逮捕した
しかし、主犯の小松は逮捕されず、
その後逃亡中の北海道で遺体で
発見された
自殺で片付けられたが、直前に
利用したタクシーの領収証を
貰っていることから、
その死には謎が残る

さて、虚偽有印公文書作成で懲戒免職後
有罪となった警官は、この3名
刑事二課長 片桐、元刑事二課係長 古田
元巡査長 本田

記者会見の男は捜査一課長代理と
名乗っているので、上記3人
以外の人物?
だとすると、上尾署ははっきり言って
組織全体が警察としての機能を
はたしていなかったとしか
言いようがない

詩織さんの死は無駄だったのか?
この事件の後、ストーカー規制法が
出来たので無駄ではなかったと
思いたい

(to be continued...)


遺言―桶川ストーカー殺人事件の深層
清水 潔
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桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)
清水 潔
新潮社 文庫




この人たちの給料、税金の無駄っ!