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札幌・円山生活日記

桜スイーツ第1弾:さくらあんみつ~円山・表参道の甘味処「あんみつ さきの」~

円山は北1条・宮の沢通(表参道)の北海道神宮・第一鳥居すぐそばの甘味処「あんみつ さきの」。東京の老舗甘味処のあんみつの旨さに衝撃を受けて修行したという店主が独立開業した店です。「本場のあんみつを、もっと身近に、もっと楽しく」をコンセプトに厳選素材を活かした本場仕込みの味わいを提供します。現在春の季節限定で「さくらあんみつ」を提供中です。

本日は「あんみつ さきの」で和カフェタイムで春の季節限定の「さくらあんみつ」をいただきました。同店は我が家が札幌に転居してきた約2か月後の2020年9月に開店した店で買い物などの際に頻繁に前を歩きます。「円山本」を含め複数の雑誌などでも紹介され有名になったようで「1日100食限定」のあんみつが午後の早い時間にも売り切れになる日も少なくないようです。妻は以前にヨガ仲間とお茶タイムで利用したことがあるそうですが私は本日初です。店の場所は「北1条・宮の沢通(表参道)」の第一鳥居下そばの「鳥居前ビル」に入っています(地図)。

地下鉄東西線「円山駅」から北へ数分の「北1条・宮の沢通(表参道)」にそびえる「北海道神宮・第一鳥居」すぐ下です。鳥居下の手前には「中華飯店 円山 秀円」があります。
2020年9月23日に開店した店で以前は日本料理屋だったそうです。我が家が転居してきた際には既に前の店は閉店していましたが大きく改装することなく“居抜き”で入店したようです。当初より「1日100食限定」の看板を掲げていて最初は正直「あんみつだけ100食限定でやっていけるの?」と思っていたものです(失礼!)
それでも店前に出ているメニュー看板を見ても大きく品揃えを変えることなく基本「あんみつ」1本でやっているようです。たいしたものです。

店内に入ったところ。すぐのところに白木のカウンターがあり日本料理屋の名残が感じられます。
テイクアウト客も多いのか同メニューがあります。同店は予約不可ですがテイクアウトは予約し取り置きは可能なようなので「100食限定」の中でも確実に「本場の味」が楽しめるので良いのかも知れません。

カウンター上には拘りの食材を図解しています。沖縄県産黒糖を使用した黒蜜、十勝の農場から直接仕入れる小豆の餡、伊豆諸島産の天草のみを使用した寒天、北海道産の赤えんどうなど自慢の食材のようです。

人数を告げると奥の部屋に案内されました。店では席の間隔を空け1つ1つのスペースを広めに設置しているそうです。
同部屋を奥から見たところ。4人掛けテーブル席×3に2人掛け×1あります。
飾り棚には美人画とともにかつては「赤いダイヤ」とも呼ばれた小豆が飾られてありました。
入口入ってすぐのカウンター前にも部屋があって4人掛け×1に2人掛け×1のテーブル席があります。こちらからはカウンター超しにご主人の配膳の様子が覗えるようです。

メニューです。先ずは毎年人気の期間限定(3月1日~5月8日)・数量限定の「さくらあんみつ」。桜葉入りの桜アイスと苺白玉をのせた春らしいあんみつです。
「あんみつ」類と「みつ豆」に「豆かん」。豆に自信が無いと出せないという「豆かん」があるあたりが老舗直伝・本場仕込みの店の証です。
「おしるこ」にお食事「栗と山菜の五目おこわとミニあんみつ」など。基本的には飲み物とセットです。
そしてお得な「あんみつ・おしるこセット」。右側には店の素材への拘りが解説されています。
”小豆・赤えんどう豆は北海道産を使用。寒天は国内最高級の伊豆・新島産の天草のみを使用。ロの中て弾むような歯ごたえに仕上げています。黒蜜には沖縄県産黒糖を使用し、昔ながらの製法で濃厚な蜜を作り上げています。
もともと日本の伝統的な食材には、自然に育まれたおたやかな滋養と薬効がたつぶり。私たちはそんな食材の持ち味を十ニ分に引き出し、美味しく、しかも体に優しくとりいれられるメニュー開発に取り組んでいます。「あんみつさきの」ならてはのこだわりの味で今日もお客様の心と身体が優しく癒されることを願って、、、。
あんみつさきの”


まずはセットのお茶が急須で登場。茶葉は茶処静岡の名店「丸善製茶株式会社」製を使用し4種類(煎茶、ほうじ茶、玄米茶、和紅茶)の中から選択。急須は三重県四日市市で作られる耐熱性に優れた陶器として有名な伝統工芸品「萬古焼(ばんこやき)」を使用。「萬古焼」の急須は適度に渋みがとれまろやかな美味しいお茶を淹れることができるといわれているそうです。
和紅茶は蒸らし時間が1分、ほうじ茶は40秒とあります。

まずは「あんみつ・おしるこセット」。メニューの中から好みのものを選んで税込み1890円。
あんみつはもちろん季節の「さくらあんみつ」桜葉入りの桜アイス、苺白玉、白玉、こし餡、アンズ、みかん、栗甘露煮に寒天とオールスター勢ぞろいです。桜葉入りの桜アイスは塩気の入った桜餅の味わい、桜色の白玉も噛めば噛むほど桜の香りが出てくる桜の季節にはぴったりのメニューです。 
合せるのは黒蜜。メッセージを添えてくれるのが嬉しい心遣いです。
黒みつは沖縄・宮古島は多良間産の黒砂糖を使用じ独自の製法で作り上げたという濃厚なもの。あんみつと相性抜群の特製・黒みつをとろ〜りとかけていただきます。特に寒天の旨味が際立つような気がします。

おしるこは小豆の食感を味わうつぶ餡の「田舎汁粉」。なめらかでとろみのあるこし餡の「御前汁粉」もあります。
おしるこには塩昆布がセット。甘々になりがちな舌を引き締めてくれます。
自慢の小豆の食感を堪能し頂きます。優しい味わいのお汁粉です。

「栗と山菜の五目おこわとミニあんみつ」。飲み物とセットで同1600円。
「栗と山菜の五目おこわ」の具材は栗の甘露煮、山菜、筍、揚げ椎茸に炊いた赤えんどう豆。甘味処らしく「あんみつ」「豆かん」に使われる炊いた赤えんどう豆が入っています。ほくほく豆が良い味です。
「ミニあんみつ」にも自慢の拘り素材が揃います。特に毎日5時間以上かけて仕上げるというこし餡とたっぷりの寒天が楽しめます。伊豆諸島の天草を煮出して作る寒天はほのかな磯の香りがする天然の味。シンプルな「ミニあんみつ」にも店の自信と拘りが凝縮しているような深い味わいで大変結構でした。ご馳走様です。

食後はカウンター正面のレジで会計です。
入口脇には小さな石庭がありました。以前の日本の料理屋は高級路線だったようです。それにしても「本場のあんみつ」を売り物にする店のイメージに合った店が居抜きで良く見つかったものです。そんな幸運も今後の店の益々の発展に活かされていくような気がしました。良い店でした。
ここまで来たので食後は「東光ストア」で買い物です。

札幌の甘味処「あんみつ さきの」
【本場のあんみつを、もっと身近に、もっと楽しく】
住所:札幌市中央区北1条西26丁目1-15 円山鳥居前ビル1階 
TEL:011-215-7623
営業時間:12:00〜17:00(LO16:30)(売り切れ次第終了)
定休日:火曜他 駐車場なし ご予約不可(お土産は可)
https://www.instagram.com/anmitsu_sakino/
(2023.3.3訪問)

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