明鏡   

鏡のごとく

すとれいどっぐす 家なき子どもたち マルズィエ メシュキニ監督

2010-11-02 22:27:37 | 記憶
映画 すとれいどっぐす 家なき子どもたち を見る


アフガニスタンに降っていた

ソ連侵攻の時から始まった爆弾と侵攻の炎

天使は地獄の穴で罪人を火に焼くと誰かが言っていた

穴の中 どこかの外国人の飼っていたのであろう

ちいさな犬が逃げおくれたのか

ほこりまみれで吠えている

その穴に松明を掲げて 

父を殺した外国人の犬 爆弾を落とした外国人の犬

と口々に叫びながら

松明を投げ入れるこどもたち

兄と妹は横穴からその犬を助ける

刑務所に入っているタリバンの父

その父の留守の間に再婚していたとして訴えられて刑務所に入っている母

看守の情けで母の牢獄に夜の囚人として犬を連れて帰っていく兄妹

犬と妹は紐で繋がれた同類のようにとぼとぼあるく

ごみをひろって とぼとぼあるく


 そらには 偵察機か爆撃機が飛び回っている


木をひろって ナンやキャバブ屋に売りにいき 生きながらえる

だれもせわしようとしない

犬のように 追い払われ

犬のように 盗んで逃げた

肉屋で 牛の首を盗んでいぬに食べさせようとするがちいさな犬は食べようとしない

あふがんはうんずたちが闘っている

次々と起こる闘いに人々は熱狂している

犬は腹ごしらえのように牛の首を食い散らかす

骨だけになった牛の首を持って

兄は大人たちにお金をせがむが

犬のように杖で打ち据えられる
 
誰も止めようとしない 誰も見ようとしない

あふがんはうんずの闘いに熱狂している ひとひとひと


 そらには 偵察機か爆撃機が飛び回っている


野宿よりましだから牢獄に入る為に兄は自転車を泥棒する

大人は自転車だったらすぐ捕まえた

妹はどこにいった

犬はどこにもいなかった 

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