〇うっかりしてアップ出来なかったので今日アップしました。
神戸新聞 読者文芸 詩のコーナー作品
「現像」 村上つた子 さん作
詩は写真
見えないものを撮る写真
心が抜けおちていないかぎり
ことばと文字とエンピツに白い紙
いつでも手近にあるからね
誰もが撮れるはず だけど
現像が難しいねェ
どうしても という熱意が要る
ガマンも要る
とっつきにくいせいか人気がどうも…
でも水の湧くように流れるように
絶えることなく続いている
人のなかを静かに満たしてゆく
神戸新聞の詩欄
案外と読まれているのかもね
こっそり こっそり
〇先生の言葉 誰もが持っている言葉で、詩は書かれるのですから、誰でも書けるはず。言葉を詩にまで高めるためのほんの少しの跳躍は、「熱意」と「ガマン」、そうかもしれませんね。巧な比喩です。
・ホント、比喩がとても上手です。考えて考えていろいろな工夫をされて、感心しました。