め・が・く・り

我が家にいるリクガメたちとの日々の生活を日記にしました。

マロン、御茶ノ水へ行く

2008年09月22日 23時05分06秒 | リクガメ
朝起きると雨が降っていました。

やだなぁ・・・。

今日はマロンの診察を受けに予約していた御茶ノ水のクリニックに行く日です。

予約は11時。

しかし、オヤはといえば季節の変わり目ということで風邪を引いてしまい、咳は出

るし、頭はガンガンするしで最悪のコンディション。

おまけに雨模様、最悪だぁ・・・。




と、文句を言っても仕方がないので行ってきました。

奇しくも初めてこのクリニックへ行ったのが去年の9月22日。

あるぞうと檸檬と菜々を連れて行って診てもらいました。




予約時間の15分ほど前に到着。

待合室で時間をつぶします。

そこで読んでいた本に興味ある記事が・・・。

今度買ってじっくり読もう。




そうこうしているうちに先生に呼ばれました。

マロンの受診は去年の11月に続いて2回目。

前回はぎょう虫がいるということで駆虫薬をもらいました。

それ以外は問題もなく成長しているという診察結果だったのですが、今回は初め

から結石を診てもらうために・・・。



でまずは地元の病院で結石といわれたこと、最近食欲があまりないことなどを伝え

ました。

ブログにものせた結石のレントゲン写真をプリントして持っていったのでそれを先

生に見せながら説明しました。


D「分かりました。

  プリントしたものだと分かりづらいのでとりあえずレントゲンを撮ってみまし  
  ょう。

  少し鼻水出していますね。」

  
A「今朝、温浴のあとに出していたのに気がついたけど、それまでは気がつきませ  
  んでした。」


D「色がついてきているからたぶん数日前から出していたはずですよ。」


・・・気がつかなかった。

だめだなぁ・・・。

で、待つこと10分ほど。

診察室の中をあちこち見回していました。

ナガクビガメは今年も元気に泳いでいます。





写真ができました。

これです。


 


やっぱり結石あるなぁ・・・。



8月29日の写真

 


少し場所が変わった?

まぁ、そんなことはいいけど・・・。



で、先生いわく。

D「結石自体はカメの体調を崩すのに影響があるほどの大きさにはなっていません  
  ね。

  このくらいであれば、骨盤のところまで降りてくれば砕いて取り出すこともで

  きるでしょう。

  問題は・・・。」

A「

D[結石の周りにあるもの・・・。

  これ全部、尿酸です。

  膀胱の中に尿酸がたくさん詰まっています。

  ここまでの状態になるには生活環境の悪さ、たとえば極端に湿度の低い状態、

  水分を取れなかった状態、そしてたんぱく質過多の状態にあったと考えられま

  す。」



 尿酸・・・


前回、地元の病院ではこれは便が詰まっているもの、と説明を受けました。

実は尿酸だったとは・・・。

ジョリジョリした尿酸、たまに出てくるときがありますが、あれだそうです。

放っておくと結石とくっついて巨大な結石になってしまうことも考えられます。



D[これを何とかしないとたとえ結石を取り出したとしても体調が回復することは

  ありません。

  食欲不振も恐らくこの尿酸が排出されないような環境が原因だと思います。」



ということでした。

で、ホルスフィールドというリクガメについての説明をしてくださいました。



そもそも生息地域では1年のうち3ヶ月程度しか活動期間がないカメ。

残りは眠っているそうです。


ところが日本の環境で冬眠させることなく飼育していると、乾燥した冬も起きたま

ま生活しなくてはならない。

本来水分をそれほど摂取しないカメだけれど、特に乾燥した冬などは水分不足に

なりやすくなる。

そして生息環境では低蛋白の野草を食べているはずのカメに小松菜や青梗菜などの

野草と比較するとたんぱく質の多い野菜を与えるものだから、どうしてもそれを排

出するための尿酸ができやすくなる。

水入れなどは必要ない、と考えられているけれどやはり水分補給のために水入れは

必要でしょう。

マロンの場合も水入れを設置しなかったこと、たんぱく質が過多になってしまいそ

れが尿酸としてうまく排出できなかったこと。

で、マロンの1日の生活を考えてみると、たびたびブログにも書きましたが朝起き

てくるのが非常に遅い子。

午後になってようやく食べ始めることが多い子でした。

したがって水分の抜けた野菜を食べていることが多かった。

その辺も水分不足になってしまった原因のひとつでしょう、ともおっしゃっていま

した。

で、まずは温浴を繰り返し水分を摂取させてあげることが大事だということ。

そして膀胱に詰まっている尿酸を出してあげて、食欲をあげてあげること。

これが改善しないと結石を取り出しても根本的に体調がよくなることはない、との

ことでした。



そして鼻水に関しては、体調がおちている状態に加えて気温の低下によるものでは

ないか、とのことです。

鼻炎になっているのでまずは点鼻薬をさしてしばらく様子を見ることになりまし

た。




で、これだけの尿酸がたまっているため腎臓に何らかの影響が出ている可能性があ

るので血液検査をしてもらうことになりました。

15分ほど待ちます。




・・・大変なことになったなぁ・・・。

ごめんね、マロン。





結果が出ました。


TP値(総蛋白)  2.5  (正常値3.0~6.0)

GPT値      10以下 (   8.0~50)

BUN値(尿素窒素) 5以下 (   6.0~15.0)

Ca値(カルシウム)10.2 (   9.0~25)

P値 (リン)    1.8 (   4.0~8.0)

UA値(尿酸)    9.3 (   1.5~6.0)



尿酸値がやはり高いようです。

が、腎臓への影響はそれほどないように思われます。

TP値が低いのは今朝は食事しないで出てきたからかもしれません。

今後なるべく低蛋白の食べ物を食べさせるべきなのでしょうが、なかなか難しいで

す。

でも精一杯のことはしてあげないといけません。



で、最後に念のため腎臓の働きを良くするような注射を打っていただき、点鼻薬も

さしていただきました。



後は通うのも大変でしょうから、地元の病院へこの検査結果を持って行き、対応し

てもらうように、とのことです。

何かあったら電話で相談してください、とおっしゃってくださいました。


どうもありがとうございました。



とにかく結石も大変だけど、この尿酸を出してあげなければなりません。

日々温浴。

早く出してあげてそれから結石はどうするか考えてあげることにしよう。

がんばろうね、マロン。



 今現在のマロン

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今朝のホルスたち | トップ | しばらく休みます »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
環境 (クロカメ)
2008-09-23 06:16:54
 大変ですね。京都は、盆地なので冬でも比較的湿度が高いんです。それに、我が家には、沢山のミズガメの水槽があり、湿度に関しては、あまり考えていません。関東平野は、やはり乾燥しているんですね。これは、湿度の低い方にお勧めしていることですが、シェルターの上などに水に濡らしたスポンジやタオルを置くと湿度が上げられます。ホルスは、乾燥している所に住んでいるように思われていますが、実は比較的湿度の高い所に住んで居るんですよね。
 また、食材では、レタスやキュウリがいいです。水分が豊富で糖分が低く、結石を流すには効果的です。人間でも腎臓結石のとき、スイカがいいと言われていますが、これと同じです。
 自分で抱え込まないで、色んな人に相談したらどうでしょう?いつでも、メールください!!いい意見に巡り会うかも知らないし、人に言うだけでも気分転換になりますよ!!
 風邪、大丈夫ですか?お大事にしてくださいね!!
返信する
環境 (AKI)
2008-09-23 10:04:56
クロカメさん、ありがとうございます。

ホルスは乾燥には強い、といわれているけれど日本の冬を起きたまま活動するにはやはり加湿が必要であるという説明を受けました。
もちろんカラカラの環境にしていた訳ではありませんが我が家では冬場は暖房をつけっぱなしなのでどうしても乾燥しがちだったのでしょう。
以前春先からメロンとの差が開いていった、ということを書きましたがもしかしたら冬場の乾燥が影響していたのかもしれません。

スポンジでの加湿や食べ物の件、ありがとうございます。
ぜひ参考にさせていただきます。

そうですね。
いろいろとメールでお尋ねすることがあるかもしれません。
そのときはよろしくお願いいたします。

昨日は病院から2時ころ帰宅して夜の9時ころまで倒れていました。
今はかなり良くなりました。
ご心配ありがとうございます。

ぶりくら、もうすぐですね。
今年は残念ながら行けそうもありません。
クロカメさんもお体には十分注意して頑張ってください。

返信する
マロンちゃん (wabinosuke)
2008-09-23 11:13:08
しっかりと御茶ノ水で診て貰ってよかったですね。良かったことは結石自体は体調を崩すほどの大きさではなかったこと。ほんとによかったです。体調不良の中連れて行けてよかったです。うちのわびのすけはほとんど無活動であまり食べず自発的に冬眠するのですが、このペースでよかったのですね。ただ、ちゃびはずっとおきていますから・・・お水も飲みます。
わびのすけは飲みません。
ということはちゃびの環境も考えないとですね。冬眠も考慮しつつ考えて見ます。
とても、参考になりました。
マロンちゃんもAKIさんもお大事に。
返信する
環境 (AKI)
2008-09-23 11:33:53
wabinosukeさん、おはようございます。

そうなんです。
このくらいの結石の大きさで体調をくずすことはほとんどなく、むしろ膀胱の中にこれだけの尿酸が溜まることは珍しい、と言われてしまいました。
そして、そのきっかけになった環境に問題あり、と。
体調が良くなり尿酸が排出された時に結石の方は考えることにしました。

で、今朝は注射の効果か調子いいみたいです。
ただ温浴の後にもかかわらずまた水入れに入ってしばらく浸かっていました。
その後えさ皿に向かい、きゅうりなどをかじっています。
改めて、水分への要求が強かったのかなぁ、と思います。

環境はいろいろな要因が重なり合っているものだから、wabinosukeさんのお宅の環境が即、これに当てはまるものかはわかりませんが、少なくとも水入れは常に用意してあげたほうがいいようです。
(飲むかどうかは別として、加湿という意味でも)
これから乾燥する季節に入っていきますので、他の子の部屋も気をつけていきたいと思います。

ありがとうございます。
返信する
Unknown (SAMBA)
2008-09-23 20:42:29
受診おつかれさまです。
今の体調がわかって、やんなきゃいけないことが見えてきたので、
読んでいてなんとなく幸先明るい気がしてきました。
もちろんそれでも大変なのでしょうが・・・。
とりあえず大手術は避けられたようでほっとしてます。

今回もいろいろお勉強させてもらいました。
湿度のこと、食事の水分の事。
確かにうちのバウマンの結石のときと重なります。
いつでも試行錯誤の繰り返しです。。。

AKIさんもお風邪とのこと。
マロンちゃんも心配でしょうが、AKIさんも無理なさいませんように。。。
返信する
Unknown (BJ)
2008-09-24 00:01:22
御茶ノ水で診て頂いたのですね。
亀に関しては日本一の方なので、診断やアドヴァイスが的確ですね。
骨盤のところまで降りてくれば砕いて取り出せそう、とのことで、とりあえずは開腹手術にはならなそうなのは良かったですね。
確かに、水分の抜けた野菜も怖いですよね。水分補給どころか、逆に水分もっていかれますから。
私はキュウリは必ず毎日あげます。これは結石予防のためです。食べだすのが遅い子もいるので、朝ご飯をあげるときは、キュウリを太めに切っておいておきます。
返信する
結石 (AKI)
2008-09-24 01:28:41
SAMBAさん、こんばんは。

残念ながらまだ結石については楽観視はできないんです。
先に尿酸の方を何とかしないと(そしてそうなるに至った環境面を改善しないと)、結石を取ったとしても根本的な解決にはならないそうです。
結石というのは症状として表れることは少ないので、なかなか見つけることは難しいのですが、この尿酸についてはもっと早く発見できていればと悔やまれます。(決して結石が仕方なかったと言う訳ではありませんが・・・)
結石については骨盤のところまで降りてきてくれれば・・・という条件付なので早くそうなってくれることを願うばかりです。

私も今回のことで改めて色々勉強させていただきました。
ネットや書物などで色々な情報を得ることができることはとてもいいことだと思いますが、時にそれを誤って解釈してしまうと大変なことになります。
相手は生き物ですからね。

ただこうして公開することによってこれをお読みになった方の参考に少しでもなれば、と思います。

とにかくマロンのためにがんばります。
ご心配ありがとうございます。
返信する
レプ (AKI)
2008-09-24 01:42:09
BJさん、こんばんは。

はい、御茶ノ水へ行ってきました。
地元の病院で結石と診断され、開腹手術しかないと言われたのですが、もしかしたらレプであれば何らかの治療法があるかもしれない、と思ったものですから。
恐らく結石についてもいくつもの症例を見てきていらっしゃると思います。
その先生のおっしゃった事が↑のようなことなので、もしかしたら手術をしないで済むかもしれない、という希望は見えました。
ただ、上のコメントにも書いたように条件付ですけれど・・・。

心からカメのことを愛していらっしゃる先生で真剣にマロンのことを思ってくださっているのがよくわかります。
何とか元気に回復した姿を見せに行きたいと思います。

水分の抜けた野菜・・・極端に言えば固形物を食べているようなものですよね。
ただ仕事を持っている以上、そしてマロンが遅起きである以上、避けられません。
なるべく乾燥が少なくなる方法を考えてあげなければいけません。
きゅうりを太めに・・・確かに水分が抜けづらくなりますね。
参考にします。
ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

リクガメ」カテゴリの最新記事