浄福寺・お寺のいろいろ日記

福岡県豊前(ぶぜん)市・下河内(しもかわち)浄土真宗本願寺派・上毛組(こうげそ)浄福寺の坊守の日記です。

暑中お見舞い申し上げます。

2019年07月29日 | Weblog
今日もブログを見てくださり、ありがとうございます

暑くなりましたね



身体に気をつけながら、夏を楽しみたいと思います


先日、ある方からこんな話を聞きました。

随分前のこと、小倉駅を歩いているとやんちゃそうな若者たちがエレベーターの手すりを滑り台のようにして遊んでいました。

その方は若者たちを呼び寄せ、「エレベーターは修理すれば直るけど、お前たちの身体は代わりがきかん、心配やけやめてくれ」と伝えたそうです。

若者たちは「おいちゃんそうやね、ごめん、わかった」と、すぐにふざけるのをやめたんだそう。

お話をしてくださった男性は懐かしそうに昔話をされただけでしたが、私はとても大切なことに気づかされました。

もし私だったら、真っ先にエレベーターの心配をしてしまうだろうということ

もしそれが自分の子どもだったら、エレベーターの修理代がいくらかかるとか、法律などを持ち出してやめさせようとするんじゃないか

代わりのきくことばかりを守ろうとして、代わりのきかないものを切り捨てる

子どものことを心配してるフリをしながら、自分の体裁を守ろうとしていないだろうか

本当に自分を心配してくれる人がいる、その心が若者に正しい道を選ばせたのです。

そして、自分のことすら大事にできない私をずっとずっと心配してくださる仏さまがいらっしゃるということ、嬉しく思います

古い写真。

2019年07月19日 | Weblog
今日もブログを見てくださり、ありがとうございます

門徒さんから古い写真を頂きました

お寺には飾られていないものなので新鮮です

私が小学生と思われる頃の写真(お稚児さんのお化粧を落としてないのが私



姪や甥がかわいいです

私も姪も母親となり、随分時が流れました。

写真に写っている門徒さんの中で、今でもお寺にお参りできる方はお一人もいらっしゃいません。

多くの方がお浄土へ帰られ、ご健在の方も施設へ入所されている方がほとんどです。

寂しい気持ちと懐かしい気持ちの中で眺めた写真

また会えるお浄土があるって心強いものです