浄福寺・お寺のいろいろ日記

福岡県豊前(ぶぜん)市・下河内(しもかわち)浄土真宗本願寺派・上毛組(こうげそ)浄福寺の坊守の日記です。

ひまわりのように。

2016年11月29日 | Weblog
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4月から小学生の息子

先日、市役所で就学前健診を受けて来ました

いよいよ、小学生になるんだなぁと、しみじみ思うとともに、倉庫になっている部屋の片付けが全く進んでいないので、焦る私

どんな風に成長していくか、楽しみでもあり、不安でもあり…



寒空の下、今年もひまわりが咲いています

くじゅう花公園で聞いたのですが、ひまわりが太陽の光を追いかけ、向きを変えるのは、子どもの頃だけだそうです

ある程度大きくなると、一定の位置を定め、そこからもう、花を動かすことはないのだそう

子どももこれと同じだろうと思います

今は、私を追いかけ、親の影響を一身に受けていますが、やがて親の思う通りにはいかなくなり、自分の思う道を行くのでしょう

その日まで、今はしっかりと手をつなぎたいと思います



博多座へ。

2016年11月27日 | Weblog
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先日、上毛組の坊守さん方と、博多座へ歌舞伎鑑賞に行って来ました



初めての経験

意味が分かるのかなぁ〜と思っていましたが、私たちが観劇した「石川五右衛門」という作品は、創作歌舞伎で、現代風のものでした

ご一緒した坊守さんに勧められ、事前にあらすじを読んだのがよかったのか、音声ガイドなしでも、理解できました

生の三味線やお琴、鼓、さらに、バタバタと板を打ち鳴らす、歌舞伎特有の音響が、特に素晴らしかったです

私がチケットを手配したのですが、後ろの方の席しか取れず…

次は、花道に近いところや、宙乗りが見やすい席で見てみたいものです

主演は海老蔵

海老蔵といえば、奥様の麻央さんのブログが話題で、私も毎日読んでいます

本当に心が綺麗で、聡明な女性なのだと感じます

私がもし同じ立場だったら…ブログなど続けられるだろうか…

みなさんも、小林麻央さんのブログ、読んでみてください

本音で生きたい。

2016年11月25日 | Weblog
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上毛組(こうげそ)御正忌報恩講、浄福寺に続いて二ケ寺目となる、千束(ちづか)の正円寺さまのおつとまりが始まりました

ご講師は、御年90歳の京極先生です



90歳といえば、親鸞さまがご往生なさったお年と同じです

お聴聞を通して、いい人でいなければ、ありがたい人と思われたい、と思っている自分自身に気づかされました。

私は、小さな頃、「いい子ちゃん」でした。

そこから脱却したつもりでいたけれど、なかなかできていないようです。

人間関係を築き、社会で生活する上で、建前は大切なものです。

けれど、私はいつの間にか、建前の部分を増やそう、増やそうとしていました。

人には決して見せることのできない本音の部分、自分ですら気づかない本音の部分、何か汚くて、黒いもの。

それを深く見つめ、すべて自分だと認めて生きていかれたのが、親鸞さまという方であったのでしょう。

浄福寺の御正忌においでてくださったご講師の先生が何度も言われたように、やっぱり、親鸞さまって、カッコイイんですね

閉ざされた心の、開かないカプセルの、その中に入り込んでくれるのは、阿弥陀さまだけです。

もっと、本音で生きる。

元祖いい子ちゃんの私には案外難しいことですが…。

正円寺さまのご法要は日曜日まで

どなたさまも、お参りください

お手本。

2016年11月23日 | Weblog
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門徒さんがまたお一人、お浄土へ帰られ、寂しくなりました

長年、ご病気を患われていたので、お月忌のお参りのときには、辛いことなどを話してもらいたい、愚痴を聞こうとするのですが、いつも逆に愚痴を聞いてもらい、励ましてもらう、そんな方でした

きっと私たちの見えないところで、たくさんの涙があったのでしょうが、ご病気を受け止め、強く生きた、素敵な女性でした

いつも優しい笑顔と、優しい声で迎えてくださる

私もそんな風に、門徒さん方をお迎えできているだろうか…

たくさんのお手本を見せてもらいました

ありがとうございました


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シール。

2016年11月21日 | Weblog
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あたたかい日が続いている九州です

更新が遅くなりました

さて、こちらは息子が赤ちゃんの頃から使っている椅子です



いい感じにシールが貼られています

あっ後ろのドアにも…

小児歯科で診療後、もらえるシールです

子どもって、ほんとにシールを貼るのが好きですよね〜

私も小さな頃、いろんなところにシールを貼っていましたが、ちょっとオシャレなインテリアに目覚める高学年や中学生になると、それが邪魔になる…

剥がそうと思っても、きれいに剥げないシール…

どうしてこんなところに、ホークスのシールを貼ったのか…

後悔してもしきれない…そんな日がありました

息子はいつ、そんな日を迎えるんだろう…そんな日がきたら、少し寂しいな…と思いつつ、嬉しそうにシールを貼る姿を、今は黙って見つめています



33回忌。

2016年11月18日 | Weblog
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今日は親戚のご法事にお参りさせていただきました

私にとっては、義理の伯父さんの33回忌でした

私が遊びに行くと、かわいがってくれたそうですが、33歳の私の記憶には残っていません

お寺の境内にある保育園の初代園長ということで、ご法事の前に、園児によるお仏参がありました

保育園の先生が、「当時の園長先生のことを思い出すと、今でも涙が出そうになります」と、声を詰まらせたのが印象的でした

32年経っても、誰かの心に残れるっていいですね

お酒が大好きだったそうで、お酒に関しての思い出は、親戚誰しもの心に刻まれているようでした

けれど、記憶に残っていなくても、出会っていなくても、出あってゆけるのが仏さまの世界です



子どもが8人

賑やかで、あたたかいご法事でした

鼻詰まり。

2016年11月16日 | Weblog
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またまた更新が遅くなってしまいました

ほとんど良くなったのですが、風邪かアレルギーかで鼻詰まりになっていました

両方の鼻が詰まり、絶不調の中、お取越し…

お正信偈を12回…

体が辛いだけでなく、思うようにお勤めできない不甲斐なさで辛かったです

それでも、みなさん大きな声でお勤めしてくださり、ありがたかったです

そんなとき、やっぱり、歌手や俳優さんってすごいんだなぁと改めて思いました

華やかに見える、その裏に、見えない努力があるんですね

いつも物事の片側のみしか見えていない自分を知らされました。

資格はあっても、プロになかなかなれない私です…



子どもの声。

2016年11月13日 | Weblog
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お天気のいい週末でした

息子と二人、風邪気味ということもあって、自宅でおとなしくしておりましたが、夕方、お父さん帰宅後にお外で遊びました



子ども用のバドミントン

バドミントンすらできない私でもやりやすく、なかなか楽しいです

キャーキャーという声を聞きつけ、近所の子どもたちも



小学生のお姉ちゃんは上手で、かなり白熱していました

その声を聞きながら、私は夕飯の支度

とっても、はかどりました

子どもが少なくなり、学童保育へ行く子も多く、またゲーム人気もあいまってか、外で遊ぶ子どもが少なくなりました

けれど、家の外から子どもが聞こえるって、やっぱりいいものですね

遊び疲れた後は、おうちでゲームをしておりましたが…

過疎の町ですが、いつまでも子どもの声が聞こえてほしいと、切に願います

バス遠足。

2016年11月11日 | Weblog
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更新が遅くなりました

保育園最後のバス遠足で、到津(いとうづ)の森へ初めて行ってきました



小倉にある動物園です

動物と触れ合えたり、間近に見たりすることができました

お友だちとの会話が聞けたり、普段おうちでは見れない一面が見えたりして、楽しませてもらいました

それにしても、子どもの体力はすごい

一方、坂道を上るだけで、ヘトヘトの私…

小学校でバラバラになってしまうお友だちがほとんどですが、保育園での思い出を胸に刻んでほしいと思います

ありがとうございました!

2016年11月08日 | Weblog
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本日、朝のお勤め、お片づけ、反省会を終え、今年度も無事、御正忌報恩講を終えました

たくさんのお参り、お供えをいただき、本当にありがとうございました

受け持ち地区のみなさん、役員の方々には、約一週間ご協力いただき、誠にありがとうございましたお疲れさまでした

身体的には、「やれやれ」の気持ちが正直ありますが、腰を下ろさず、立ち上がってゆく意欲を与えられました

上毛組のお寺さんの報恩講は、11月末からどんどんおつとまりです

自坊ではなかなかゆっくりお聴聞できないので、参拝が楽しみです



尊い毎日。

2016年11月06日 | Weblog
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御正忌報恩講、写真集です





















バタバタの、賑やかな毎日ですが、残るものが疲労感だけではないことを喜んでいます

楽しくて、心に響く言葉で浄土真宗の真髄を示してくださる中村先生のご法話は、7日のお昼まで

ぜひぜひ、お参りくださいませ
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さあ、始まります!

2016年11月04日 | Weblog
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いよいよ、明日から浄福寺・御正忌報恩講です







みなさんに頑張っていただき、今年も無事、準備が整いました

11月5日〜7日、昼席13時半からです

お斎は、5日・6日、正午よりご準備しております

どなた様も、お待ちしております

何を喜ぶ?

2016年11月02日 | Weblog
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11月、朝晩、急に冷え込んできました

昨日、久しぶりに門徒さんのお葬儀を勤めさせていただきました。

ここ数年は、施設や病院におられましたが、お元気な頃は、お月忌参りの際、いつもあたたかく私たちを迎えてくれたことを、懐かしく思い出しました

ときには、お参りの後お話していると、涙を流して喜んでくれることも…

月に一回、お寺さんが来るのを億劫だと思われる方も多くなってきた中、こんなにも喜んでくれる方がいたこと、嬉しく、ありがたく、もったいなく思いました

遺影を見ながら、今、私はいったいどんなことを喜んでいるだろうと、考えました。

何か頂き物をしたとき、欲しい物が手に入ったとき、どこかへ遊びに行ったとき、そんなことが思い浮かびました。

自分の思いが満たされたとき、自分に都合のよいことだけを喜び、都合の悪いことには腹を立て、悲しむ、そんな自分自身を改めて見つめた、お葬儀のご縁となりました。

おばちゃんが苦労された時代よりも、物質的には誰もが豊かになったはずなのに、口をついて出るのは不平不満ばかり…

幸せとは、いかに喜んで生きられるか、なのでしょう。

喜ぶべきことを喜ばず、悲しむべきことを悲しめない私に、親鸞さまは、本物のよろこび、悲しみを教えてくれました

御正忌報恩講、親鸞さまの生き方を聞かせていただきましょう。