浄福寺・お寺のいろいろ日記

福岡県豊前(ぶぜん)市・下河内(しもかわち)浄土真宗本願寺派・上毛組(こうげそ)浄福寺の坊守の日記です。

初参式がありました。

2012年04月30日 | Weblog
少し前のことですが、わがやから見える景色、こんな感じでした



前はご門徒さんの畑ですが、とても楽しませてもらいました



たくさんのモンシロチョウが飛び交う春の風景



田舎のいいところかもしれません


さて、ブログでお知らせできませんでしたが、27日・28日は降誕会(ごうたんえ){親鸞聖人のお誕生を祝う法要}でした



親鸞聖人のお誕生日は5月21日なんですが、ちょうどこれから田植えの時期になるため、浄福寺ではこの時期に行っています



たくさんの方々に長時間にわたってお手伝いいただき、およそ二千個の小さなお餅と、八重ねの大きなお餅もつきました

また、今年は二年に一度の初参式(しょさんしき){赤ちゃんのお寺参り}を行いました



今年はうちの息子もいれて三名の赤ちゃんにお参りいただきました

二年に一度なんですが、赤ちゃんが少なくなり、また遠くに住まれていたりで、なかなか参加していただけず、少しさびしくなりました

それでも赤ちゃんと若い親御さんがお参りに来られると、お寺は活気に満ちます



初参式では、短いお経の間にお焼香をしていただきます



遠方よりご参拝くださったご家族



初参式の後の降誕会のご法座にもお参りくださり、ご法話も聞いてくださいました



お若い方にお参りしていただけることは、本当にうれしいことです



こちらは二年前にもご参拝くださったご家族



妹ちゃんが誕生し、お兄ちゃんといっしょに


その後、住職より短いお話があり、記念撮影、記念品贈呈という流れです

二年前、記念撮影を私が行ったのですが、なぜか写真が撮れておらず、画像の悪いお写真のみで、ご参加いただいた方には非常に残念な思いをさせてしまいました

その反省から、今年は写真撮影のお上手なご近所のご門徒さんに専属カメラマンとしておいでいただいたので、とてもいいお写真がたくさん撮れました



生後一ヶ月経つと、みなさん当たり前のようにお宮参りをされるようですが、浄土真宗のご門徒は、ぜひお寺での初参式にご参拝ください




ひ孫さんの初参式をご縁に、足を悪くされてから数年間お寺へお参りすることのできなかったおばあちゃんも、うれし涙のご参拝でした



Eちゃんが息子をおもりしてくれている間に、わたしも楽しいご法話をお聴聞させていただきました


いのちの誕生、出遇い、仏の子を育てる親に、仏の子に育てらる親にならせていただいたことに、ただ感謝です



ご無沙汰です。

2012年04月20日 | Weblog
ご無沙汰でした

4月から息子が保育園に通うようになったので、ブログもどんどん更新できると意気込んでいたものの、なぜか忙しさに追われる毎日でした



入園式で松若さま{親鸞さまの幼少期のお名前}のお像といっしょに

まだまだ小さいので、保育園に通わせること、とても悩みましたが、お参りやお寺のお仕事などと育児の両立が難しく、母にもおもりなどで負担をかけていたので決断しました

こうして少しずつ親元を離れていくのか。。。などとさびしく思ったりしましたが、保育園で大好きなお歌を覚えて帰る息子に安心し、成長を感じています


ご無沙汰の間、父の一周忌を終えました

この一年間を振り返ると、アッとゆう間に感じたり、遠い昔のように感じたり、なんだか不思議です

家の中や外、かけらみたいなものから大きなものまで、いろんなものから父を思い出します

そして、育児の忙しさをはじめ、日常の喜怒哀楽の中で父を忘れます

それでも、恥ずかしながら阿弥陀さまの前に座ったときしか、なかなかお念仏のでないわたしが、父のいた施設を通る度「なまんだぶ」の声が出て、最後に花見をした公園を見る度、お念仏。

桜の花を見ても、「なまんだぶ」とつぶやきます

わたしが父を忘れても、決してわたしを忘れない父がわたしに寄り添ってくれていたんですね

有縁の方々とお参りした一周忌

父の姿を感じました。


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ことば。

2012年04月05日 | Weblog
春の嵐。。。なんだかスゴイ天気が続いています

こちらでは今日の夕方、大きなヒョウが降ってきて、びっくりしました

一気に咲いた桜が散っていないといいのですが。。。


(これは紅すもも


さて、三月のカレンダーの言葉を紹介します





ふたつの言葉がなんだかリンクしているようで、わたしを励ましてくれました

わたしたち、誰かに支えられて生きているんですね

そして誰かを支えられたら、いいですね