宮城県北部・岩手県南部は,古くから金を産出する地域として知られており,数多くの金山跡が点在しています。気仙沼市内にも「鹿折金山」と「大谷鉱山」があり,今回,昭和の時代に隆盛を極めた『大谷鉱山』の跡地を探訪してきました。
海岸線からそう遠くない気仙沼市本吉町の小高い山中に「気仙沼市大谷鉱山歴史資料館」があります。小さな資料館ですが,かつてゴールドラッシュに沸いた日々の記録や金鉱脈の掘削等で使用された資機材が展示されています。
見学を終え,資料館前の駐車場から山手側を眺めると,コンクリート製の廃墟跡が目に留まりました。一般の方は立ち入ることができませんが,当時,日本有数の産出量を誇った金鉱山の面影を偲ぶことができます。
(R.T)
【気仙沼市大谷鉱山歴史資料館】
所在地:〒988-0278 宮城県気仙沼市本吉町高瀬ヶ森58−16
電 話:0226-44-2816