「海が見えるワイナリー」として,2020年にオープンした「南三陸ワイナリー」さん。
代表取締役の佐々木さんは,震災後に静岡から移住し,ワインを通じて地域に味わいと賑わいを生み出しています。
今回は,2021年の新酒が発売されているとのことで,醸造棟内見学ツアー(要事前予約)に参加してきました!
一部をご紹介します!
こちらは,ぶどうを房ごと入れて,実だけをもぎ取っていく機械。
1回の仕込みで3トンのぶどうを使用するそうです😲
絞られたぶどうの果汁はこのタンクで数ヶ月間発酵されます。
おいしくな~れ!😆
こちらは,2021年から始められた「木樽」での発酵。
木樽で発酵させると,ステンレスとは違う香りや味の厚みがでるそうです。
木樽の林質は,オークやアカシア。木樽の材質が変わるだけで,ワインのまろやかさや深みが違ってくるそうです。飲み比べてみるのも楽しそうですね😏
様々な工程を経て,ようやく完成したワインがこちらです😊
ラベルのデザインは「キリコ」がモチーフになっています。
「キリコ」とは南三陸町の宮司が氏子のために半紙で作る神棚飾りです。
写真のラベルは,2021年に始められたワイナリーの「クルーズ船事業」がデザインされています。みんなで前へ進もう,つながりを大切にしようという思いも込められているそうです。
ここで「クルーズ船の事業」について紹介します。漁船をリニューアルした最大定員12名の小型クルーズ船に乗り,志津川湾をクルーズします。小型船ならではの機動力を活かして,志津川湾の美しい自然はもちろんのこと,養殖漁場やそこで行われている作業も見学できるそうです。
こちらのフジツボラベルは,醸造したワインを戸倉地区の漁師さんと協力して志津川湾の海に沈めて熟成させたものです🌊
海の中では熟成が早まり,味がまろやかになるそうですよ😀
現在は,1月23日に沈められたワインが志津川湾の海中の音を聴きながら熟成中です🎵🎵
これは,7月に海中から引き上げられる予定で,「引き上げイベント」も開催予定とのことです。
要チェックです!
南三陸ワイナリーさんでは,地元食材をふんだんに使ったお料理もいただけます。
漁師兼シェフの佐藤さんが「戸倉産牡蠣」や「みやぎサーモン」など南三陸の食材を贅沢に使用したお料理を振る舞います。
南三陸は,豊かな海の幸,山の幸に恵まれ,仙台牛やわかめ羊,牡蠣などの食材が豊富な土地。地元の食材とワインとのマリアージュをお楽しみいただけます😋
最後に佐々木さんは,
➀今後は,南三陸でのぶどう栽培や,三陸沿岸部のワイナリーと連携したイベントの開催に力を入れていきたい。
➁ワインが地元の食材,人,街全体を楽しんでもらうきっかけとなり,南三陸じゅうの生産者さんと協力して南三陸の新しい食文化を作っていきたいと,おっしゃっていました。
➂やぎを放牧して自家製チーズを作る構想もあるそうです。
④わくわくするような計画がたくさんある✨
とのことでとっても楽しみですね😆
南三陸の魅力がたくさんつまったワイナリーにぜひ皆さんも訪れてみてくださいね!
南三陸ワイナリーさん,ありがとうございました!
取材した「南三陸ワイナリー」はこちら☟