100分待ち!!で「白菜」見物

トーハクへ行った。

白菜は７月７日までなので。


霧雨だったし、平日午後だし～
という甘さはなく、

二時間待ちのプラカードに沿って列に並ぶ。

ぐにゃぐにゃ蛇行する行列。

持参した文庫本読んだり、音楽聴いたり、
PR版の新聞読んだり。

待ち時間もさほど退屈せずに過ごせたけど、
せっかく博物館の中にいるのに、
もったいない時間。

整理券方式にしてくれれば、
この時間をほかの美術品鑑賞にあてられるのに。

かくて、２時間覚悟で並んだ行列が
白菜に到達したのは100分後。

確かに、美しい石だった。

平成館の方はさほど待たずに入れた。

もっとも、書はちんぷんかんぷん。

興味は陶磁器と漆芸。

北宋青磁はあんまり観る機会がなかったから、
珍しかった。

明や清の青華磁器は保存が完璧。

漆芸は存星がすばらしい。
今まで見てきた存星とは桁違い。
こーゆー技法だったのかと、感動した。

やはり、その土地の風土ゆえの環境のよさと
宝物として大事に保管されてきたからの
状態の良さなのだろう。

石～玉石もよかった。

熊と人間がカワイイ。

刺繍も細かいのがたくさんあって、美しかった。


で、記念にグッズ購入。

クリアファイルは今一つで、今回は買わなかった。

代わりに白菜が3Dになっている絵はがきを買った。

リアルに見えて面白い。

東京には出ない肉石もあって、
実はこちらの方がよりリアル。

でも、見てないのに買うのはどうかと思い、パス。


で、とりあえず白菜で満足して、本館を巡る。
疲れて、鑑賞力弱し。

東洋館は足を運ぶスタミナなく、出口へ。

16時に敷地に入り、19時少し前に出る、

その時間帯でも、白菜は70分待ち!!とのアナウンス。

上野駅に向かう途中、少し前を歩いていた中年カップルの会話。

女性曰く「でも、さー。女の人が一人で見てるってのもいたよねぇ」

思わず、追い越して振り向き様に
「女一人で観たら悪いかっ!!」で言ってやろうかと思った。



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