Akatsuki庵

日々と向き合って

久しぶりにお茶会へ行った~

2019年04月18日 06時59分52秒 | 茶会/茶事

先週末、横浜の三渓園で催されたお茶会に参会してきた。

 三渓園も久しぶり~

 桜もぎりぎり咲いていた。風で花弁がひらひら舞う風情がなんとも言えない美しさ。

菖蒲の時季には少し早かった~

お茶会は暁庵さんといって、同じgoo!で「暁庵の茶事クロスロード」というblogを更新されている方が主催されたもの。

この6月でblogを始めてから丸10年になられるということで、区切りとして開催されたとのこと。

暁庵さんと知り合ったのは、もちろんblogがキッカケだ。
私のblogは2007年10月14日に開設して、その日のうちに更新を初めてから暁庵さんより早い。
だから、サイトのアドレスはhttps://blog.goo.ne.jp/akatsukianになっている。

実はblogタイトルを決める時、「暁庵」にしようかと当然のことながら考えた。
だけど、「あまりにもベタすぎて、恥ずかしいなぁ」と思って、他にも想像の選択肢を保たせるためにローマ字表記にした。
(赤月庵とか明槻庵とか朱月庵とかもイメージできるでしょ)

だから、ちょうどblogを初めて2年経って、3年目に入った時、なんとなーく「暁庵」で検索したらヒットしたので、ビックリした。

しかも、同じ茶道をテーマにしていて、生活圏も何やらクロスしているようで~

「なんとかして、会ってみたい!」と思った。

で、その希望が叶ったのが、それから1年近く経った2010年秋。

暁庵さんが横浜の瀬谷区にある長屋門公園でお呈茶をされた時に募集したお手伝いに応募して、参加したのだった。→こちら

長屋門へは翌年の春もお手伝いに伺うつもりでいたけど、
東日本大震災があって計画停電があったりなかったりで混乱する時期だったこともあり、
私が遠慮させていただき、その翌春にお手伝いに参加した。(雛人形が圧巻だたった)→こちら

その後、暁庵さんが3年間の京都留学に出られ、戻っていらした直後の長屋門茶会のお手伝いに参加した。→こちら

暁庵さんは京都留学中にたびたびお茶会を開かれたのだけど、日程の関係で私は参加することができなくて、
それでもよく京都へは行くのだからと、暁庵さんの京都のお住まい近くのゲストハウスに泊まって、お宅訪問もしたっけ。。。

企画力と行動力、知識の深さにおいて、尊敬すべき存在。

ということで、知り合うキッカケとなったblogに因んだお茶会ということで、寄せていただいたのだった~

濃茶席の春草廬も感慨深い。

 

三渓園の建物公開も夏の暑い時期に2度訪れたことがある。2008年の夏 2009年の夏

織田有楽斎の茶室で、9つの窓があるのを数えたっけ。

その茶室内で暁庵さんのお点前で濃茶をいただけるなんて、まるで夢のよう~
(退室の前に、しっかり窓を数えて9つあるのを確認したし)

蓮華院もよかった。

待合の中もステキ。(思わず、写真を撮ってしまった)

 

薄茶席の準備を待っている時に、相席のお客様の一人が「そういえば、上野のトーハクにも春草廬というお茶室がありましたよね?」

咄嗟に「原三渓さんが松永耳庵さんに茶室をプレゼントして、扁額だけがあちらにある~」としどろどもろに口走ってしまった。

ん? あれ? なんか、変だぞ~。

今から思えば、スマホを持っていたのだから、その場で検索して確認してから説明すべきだった。(関係性が真逆だった)

↓↓↓当時のblog抜粋↓↓↓
最初は春草蘆
 川端瑞賢が淀川改修工事の際に建てた休憩所。

 横浜の三渓園にも同じ名前の建物があるけど~。
 あれ? 三渓園から移築???

 原三渓さんが三渓園内に移築しようとして建材のまま放置しておいたのを、
 松永耳庵さんが茶の湯を始めた際に、その建材と有名な書家に書かせた「春草蘆」扁額をプレゼントした。
 で、耳庵さんは所沢に移築した。

 後年、松永さんは茶道具一切とともに茶室も東博に寄贈。
 上野に再移築されるにあたり、扁額だけが三渓園に返され、織田有楽斎作と伝わる茶室に掛けられた。
 だから、建造物としての関連はないとのこと。
 (ややこしい~)
↑↑↑↑以上、出典はこちら ↑↑↑↑
 
あぁ、恥ずかしい。(10年前のことだしねぇ)
 
という失敗はあったものの、薄茶席もそれは素晴らしくて、とても満足。胸いっぱいで三渓園を後にしたのだった。
 
そのまま、社中のお稽古に直行。(ものすごい空白で困った。途中でパンを買って、控え室で食べた)
この日はちょうど行之行台子。色無地で登場した私に相弟子たちが「え? 行台子のために、わざわざ着て来たの~」
 
「いや、まさか~」と手を振る左右に振る私に、姉弟子さんが「本来は色無地で稽古するもんなんですっ!」
 
おかげさまで、午後も有意義な稽古ができました。

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