スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

シュタイナー教育を学ぶ

2006-11-29 | smile monology
外大生時代「履修しといたら便利」と聞いて
授業を受けた「教育原理」では
教授の話の面白なさといい加減さに
自分から単位習得を捨ててしまいました。

卒業後、教師を目指して通信大学に入学した時には
いろいろでてくる教育学者の名前に、
「ややこしや~、ややこしや~」状態だった私。
「先生になる人はいろんな教育法を知っておかなくては!」
と思いつつ取り組むも、私にとって「教育学」は
知識の一つでしかなかったように思います。

しかし実際に子どもを持ち子どもと関わるうちに
私の中で必然的に「もっと教育について学ばなければ」
と思う気持ちが強くなりました。

最近ひょんなことでシュタイナー教育に出会い
中古で入手した関連本を読みました。
そこに書かれていることは教育の「理想」ですが
私たちが日常で忘れてしまっていることを思い出させてくれる
大切なことがたくさん詰まっているように思えました。

それからは毎日のように気が滅入る時に
ちょこちょこページを開くようになりました。
なぜなら、この本につづられる言葉を追うごとに
“自分の中の無垢な自分”
つまり「私の本質」を自分の中に見つけ、
自分にまとわりついている嫌な自分や嘘の自分を
払い落とせるような気がするからです。

いつものことなのですが、
お気に入りの本を読んだあとの私は
不思議なほどに落ち着いています。
子どものすべてを受け入れ、
彼らのすべてを愛おしく思えてきます。
が、数時間、1日も経つと
もうそこにはあせりや苛立ちに満ち、
少しでも多くの課題をこなそうと
必死になっている私が居ます。

忙しいという言葉は
「忄=こころ」を「亡=なくす」と書きます。
まさに、あわただしい毎日で
心をなくしてばかりの私。
そんな状況の中では
子ども達の声を聞いているだけで、
心を見てやれていない私に出会います。

『ここで、抱きしめてあげなくちゃ』
『ほら、大声上げたらいけない時!』
本当はそうしたいのに、
変に意固地に大人気なく腹を立てた自分は
子どものちょっとした間違いを「許すこと」を許さない。

いろんな本や講演や先輩達の話から
そういう時の「HowTo」は学んできたように思います。
でも、それでもおなじことを繰り返してしまうのは、
実はそういった事実の「本質」を見抜けていないからだと
この本に出会い気がつきました。

決まった状況に当てはまるマニュアル的な対処療法ではなく、
あるがままを見、受け入れ、それに応じる。
簡単な方法ではないけれど、
子どもを見るときには先入観やこだわりは捨てて
見、聞き、向き合うことだと思いました。

私がであったシュタイナー教育はほんの一部。
実践されている先生の様子を間近で見たわけでもないし
その元で育ったお子さんにお会いしたこともない。
あちこちでセミナーや学習会などを開いているとも聞きます。

「忙しい」に振り回されない為にも
少しずつでも、もう少し深く
学んでみたいものだと
心からそう思います。

とりあえずは、この手元にある本を
繰り返し読むことで
少しでもシュタイナー教育に近づけたらと思います。

それから、ほかにも良く聞く
モンテッソリーやコーダイの教育についても
時間を見つけて近づけたらと思います。
進展があれば、またこちらで紹介しますね♪


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