スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

踏んだり蹴ったり・3

2022-04-04 | smile family

〈⒉の続き〉

私は家を出ると
一番上の鍵穴に
鍵を差し込んで回してから
それを引き抜こうとした。

…が、抜けない。

…え?
なんで抜けへんの?

もう一度回してとするが
戻りもしない。

玄関が暗いので
スマホで鍵の様子を確認すると

鍵穴が、

飛び出している!



どういうこと⁈

私は訳が分からなくなり
夫にまた電話をした。

「ちょっと!
 今度は鍵が抜けないんだけど!
 助けてよ〜!」

駄々っ子のように
電話口の夫に訴えてみた。

案の定、
「そう言われても…」と
反応が悪いのはいつもの事だけど

「こんな時ぐらい
慰めの言葉の一つくらい
かけることできませんかね?」

心の中で夫に言ったけど、
実際に私の口から出たのは

「いいよ。
さっきLINEに送ってくれた電話に
一応かけてみるよ。」

言いたかった言葉を
伝えなかったのは、
そんなことを言っても
無理だって知っていたからだ。

冷静沈着で
他人のことは気にしない
自己肯定感バリバリの夫に

労いとか慰めとか
求めるのは無駄なこと。

ポジティブ思考も
他者を巻き込むパワーなら
大歓迎なんだけれど、

彼のそれは
強過ぎるが故に受け入れがたく

ネガティブな私には
逆に弾かれた感を与える。


とりあえず、
そんな夫のことは脇に置いて、

私は住宅管理会社の担当者に
早速電話を入れた。

こんな夜中にトラブル対応って
こういう仕事も大変だなぁと
頭の隅で思いながら

担当者さんが直ぐ来てくれると言う
その事に感謝していた。

が、15分もせずに到着して
手を尽くしてくれたのに
うんともすんとも言わない鍵穴。

管理会社の担当者さんにも
出来ないことは出来ない。

鍵のプロを呼ぶことになった。

ところが、
訪問時間は日が変わった
0:30-1:30だと!

明日になっちゃうんだぁ…
でも、家に入れてもらえるなら待つよ…

まだその時間までに
少し余裕があったので

私たち親子二人に
「短時間ですが、
 銭湯を済ませて来て良いですよ」
と担当者さん。

ほんの30分の入浴だったが、
おかげ様で息子も
お風呂に入ることができた。


銭湯から帰宅して
しばらく待った0:45頃
ようやく鍵のプロが現れた。

こちらからの状況説明と
鍵のプロと管理会社との連絡、
鍵の工事内容の説明で
約30分が過ぎた。

プロの説明では
この先も
少し時間がかかるとのこと。

それでも家に入れるなら
お願いするしかない。

作業は約1時間ほど、
夜中にも関わらず電動ドリルが
ギーギーガーガーと
そこいら中に響いていた。

ご近所さんにも申し訳ないと
思いながらも
車の中で身を縮めて
工事の終了を見守っていた。

銭湯で温まった体も
徐々に冷えて行く。

ロックが外されて
家の中に入れるようになったのは
2時過ぎだった。

家に入って
先ずは部屋の暖房を入れ
ヤカンに湯を沸かし始める。

とにかく
暖かいものが欲しかった。

私たちはスープを飲み、
鍵のプロにはお茶を入れた。

早く寝ないとと準備しながら、
息子はため息混じりにも

明日の起床時間を
8時に設定してきた。

睡眠不足は良くないから
私は9時に起こすからと伝え、
息子を布団へ見送った。

結局その後も
新しいロックを設置するための
後始末作業が若干あり

私の就寝時間は
早朝3時を回った。

何て長い
一日だったか…

明日(本当は既に今日)は
どんな日になるのだろう。

良い日に
なるといいな…

もう何も起こらなきゃ
いいなぁ…


〈4に続く〉











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