歴史と自然への訪問記

福岡を中心に探索・活動しています。歴史と自然が好きです。日々感じるまま綴っていきたい。

源頼朝公の絵を九州国立博物館で見てきました

2011年07月09日 | 歴史

今日は九州国立博物館へ久し振りに来ました。
『よみがえる国宝―守り伝える日本の美―』展示を見るためです。


■博物館へ向かいます。楽しみです。

一番見たかったのは、学校の教科書に載っていた頼朝さんです。


■これを見ながら、わくわくしながら展示室へ GO! です。


■右が源頼朝公、右が平重盛公です。  本日は頼朝公は本物。重盛公は模写です。
時期によりお2人とも本物の時期と片方は模写の時期があるようです。
それにしても、お二人とも風格があります。


■頼朝公です。日本で最初の武家政権を打ち立てた偉大な人ですね。
 学校へ行っていたときは、教科書に必ず? 載ってましたね。
 本物に会いたかったです。今回、会えてよかった。


■重盛公です。

絵は想像してたより大きかった。黒か黒に紫の混色の服をきていると思ってたら
模様があったのですね。昔の人は意外とおしゃれです。
頼朝公の顔は涼やかで威厳が感じられます。

お隣には重盛公の絵が並んでました。
清盛公の長男として将来を期待されていた人です。
もっと長生きしたら、その後の歴史はどうなったのでしょうか。そんなことを想像すると楽しいですね。

重盛さんも服に模様があったようです。やはり風格が感じられます。
この重盛公の領地が九州にもあり、娘さんが北部九州の豪族の原田氏に嫁いできていたと思います。
九州にとっても関係が深い方ですね。


■青磁器です。ほんと、いい色ですね。当時は青磁は舶来品で貴重なものだったのですね。


■修理の跡。碗の下のほうに茶色のちょっと太目の部分がありますよね。
 ここに、穴を2個開けて、「コ」の形をしたピンを打ち込んで修理します。

今回の展示で感心したのが青磁茶碗と茶入れの修復です。
青磁茶碗の色のきれいなこと。とても割れたものだとは思えないこと。
そして驚いたのが、わざわざ中国まで破片を運び修理し、再び日本へ持ち帰ったこと。

さらに驚いたのが茶入れです。外目からは味のある色・形の茶入れですが
X線で透ししてみるとバラバラになった破片を集め、足りない部分は何らかで補充して
重さまで調整してあるとのこと。
価値あるのは修復してでも大切にする。その意気込みがすごいです。


■右の茶色の器が修理されたいた茶入れです。


■茶入れの袋。これも見てると楽しいです。

今回も楽しい展示で、美しいもの、価値あるものを将来に残すために
多くの努力がはらわれていることを知りました。

なお、画像は九州国立博物館からお借りして使わせていただきました。

楽しかった1日でした。





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