
待ちに待った『ソラニン』、観てきちゃいました
自己選択で映画館に行くって私にはそうそう無い事ですよ。 基本テレビ放送待ちですから(笑)
で、ネタバレというか・・ 私の感想は余り肯定的じゃないので(むしろ辛口)、
これから観る方、ネタバレNGな方はもうエスケープしてくださいな。
---------------
んん~~~ 率直に、余りに世界観をキレイに描き過ぎたかもですね。。。
浅野さんの描く主人公達の混沌とした感じが伝わらなかった。 浅ーーい感じで終わってしまった。
ただ芽衣子や種田がわがままなだけとか、大人になりきれてないとかいう表向きだけしか伝わってこない。
あと、青春過ぎ。 原作の中の青春は、混沌っていうリアリティの上に成り立つ青春だから共感なんだよっ!!
ちょっとなぁ・・ 芽衣子と種田が余りに青春真っ盛りでしたねぇ。
一見浅はかに見えて、“どうしていいのか分からず悩む若者の本当の混沌”が漫画からは感じられたので、
それもこの作品を好きになった要因なのになぁ。
コマで言えば、追い出しライブ前に種田と小競り合いしていた内定取った仲間達とのやり取りとか。
あれって、「髪黒くして内定取れたら大人になれちゃうわけ!?」みたいな台詞ひとつでも、
もやもやする気持ちをリアルに表してるじゃないですか。 そーゆーのが欲しかったかも。。。
熊谷レコードの冴木さんの、種田に言った「君は僕に似ているかもしれない」的な発言も
映画になかった・・。 それも結構重要な台詞だと思ったのになぁ。
それから、学生時代を引きずっているバンド3人の熱い気持ち!!も再現されてない感じ・・。
メンバーの、本当に音楽を再開しよう!っていう情熱が漫画の半分くらいしか感じられなかったのが残念。
漫画ではそこが生き生きしているのに、映画はそこがどれも淡々という感じだったんです。
混沌としている毎日とは完全に真逆の、どうしようもない音楽への情熱が
リアルに描いてあるのが漫画のメリハリ要素でもあるんじゃないかって。
“これだから音楽やめられなくて、夢捨てきれないんだよ!! どーすればいいんだよ!”みたいなね。
そんな感じが欲しかったぁ。
『ソラニン』という曲に掛ける思いも微妙だったかなぁ。
それに関しては、原作の方でもすっごく強調している程ではないにしても
種田と芽衣子がこの曲にそれぞれに込めた想いとかが伝わってこなかったです。
漫画から入ったからあらすじは全部分かってます。 映画オリジナルの台詞やシーンも判別がつきます。
だから、新鮮味が無い事は初めから分かってました。 しかし、それ抜きにしても味気ないかも。
漫画でも小説でも、原作に比べると映画とかドラマって微妙って良く聞きますよね。。。
なんなら、もうちょっと映画で伝えきれる感じにアレンジしきっちゃうか、
或いは逆に映画のオリジナル感を出すんじゃなくて漫画を完全再現して欲しかったかな。
だって、漫画読んでない人、予備知識が無い人が観たらなんか淡々としすぎじゃないかって・・。
何が言いたいんだろう? あれはなんだったんだろう? みたいな、ね。
せめて、ボートに乗って種田が別れ話を切り出して・・ の一連の流れが
漫画に近い感じで再現されているのがいい感じかな。 やっとリアルって感じ。
こんなに悩んで苦しんでいたのかって。
しかしその後致命的なのが、種田が死んじゃうのが釈然としない点。。。
それはいずれにしても、彼が抱えてきた混沌が映画の中でしっかり表現されてないから。
仕事場に戻れてケータイ買って、芽衣子と久しぶりに話し合えて万事いい方向で解決しそうなのに、
なんでそこで、不慮の事故でもなくて死んじゃうのよ!?って思う方いないのかな。
原作読まずに映画だけ観たら不可解なシーンかも。
「俺は幸せだ」のあとの「本当に?」のテロップも不自然。 何故ここだけ!?
テロップ的なものに限らず心のつぶやきのようなものが漫画の随所にあるのに、
映画では2、3箇所くらいかな? 不自然ですよ。
部分部分で漫画の効果を持ち込んでも、映画の世界に溶け込みきれてない気がします。
あと、演技は決して下手ではないのに、台詞がある意味漫画のコマって感じでした。
息が吹き込まれていないというか。。。 吹き込まれる前に台詞が終わってしまうような。
それが、どの俳優さんにもある程度当てはまるので、少なからず演出の結果かもしれません。
演出さんにケチつけるわけじゃないけど、感想は感想です。 勿体無いなぁ。
静と動、漫画ではそれが存分にあったから感情移入や共感が出来たけれど、
映画はどうも静ばっかりだったような。。 妙な大人しさを感じましたね。
もしや、なんか、イマドキの風潮を反映したのかな。
浅野いにおさんは世代的に近いから世界観もそんな違わないと思うんです、個人差とか除いて。
でも、映画のターゲットが10代とかもっと若い層だったら、“ゆとり世代”じゃないですけど、
私とかには釈然としない描写が理解出来たりするのかしら・・・・ って、おばちゃんかい私は。
む~なんとも表現し難い感じ。。。
うん、ここでやめておきましょう。 (←いや、随分言ったわよあなた。)
考えてみれば、余りに私の期待が大き過ぎたってのもあります。
たった2冊分とは言え、漫画の世界全部を3時間くらいの映画に収めるのは無理ですからね。。。
きっと製作側にも止む無く削ったりしたところもあるでしょうから。
(まぁ、削ってもそこを上手くやって描写を崩さないのがプロだと思うのですが)
良いところを挙げれば、役(キャラ)的には結構皆さんハマってました。
イメージと大幅には違わないかなって。
ただ、約2名・・ 大橋君は絶対18に見えなかった(失礼)
あと、芽衣子の職場の後輩は何故ギャルじゃなくて昭和風になっていたのか・・ 不思議(笑)
メインキャストは、元キャラがしっかりイメージ出来る箇所が多々ありました。
ビリーはいつはっちゃけてくれるのかワクワクしてましたが、なかなかじらしてましたね(笑)
パンフは観る前に買いそうになりましたが、観て満足したらにしようと思って回避して正解(笑)
ちょっと700円出す気にはなれなかったです・・・。
でも、DVDは出たら買おうと思います。 残念な感想でも、作品自体は好きですから。
それに、タイムラグがあって何度か観たら、もっと面白くなるかも。 それを期待します。
グッズ販売も見ましたが、ソラニングッズより何故かプンプングッズばかり・・(笑)
どうしようかこれって思いましたよ(笑)
そして、最後の最後にサプライズ。
エンドロールに何故に『花少年バディーズ』・・・!? 何処に出ておった!?
恐らく役どころは軽音楽部の面子か、スタジオにいたバンドマン達でしょう。
華凛ちゃんにセクハラをかますmnmr氏(メガネギター)、どこだー・・・!?

自己選択で映画館に行くって私にはそうそう無い事ですよ。 基本テレビ放送待ちですから(笑)
で、ネタバレというか・・ 私の感想は余り肯定的じゃないので(むしろ辛口)、
これから観る方、ネタバレNGな方はもうエスケープしてくださいな。
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んん~~~ 率直に、余りに世界観をキレイに描き過ぎたかもですね。。。
浅野さんの描く主人公達の混沌とした感じが伝わらなかった。 浅ーーい感じで終わってしまった。
ただ芽衣子や種田がわがままなだけとか、大人になりきれてないとかいう表向きだけしか伝わってこない。
あと、青春過ぎ。 原作の中の青春は、混沌っていうリアリティの上に成り立つ青春だから共感なんだよっ!!
ちょっとなぁ・・ 芽衣子と種田が余りに青春真っ盛りでしたねぇ。
一見浅はかに見えて、“どうしていいのか分からず悩む若者の本当の混沌”が漫画からは感じられたので、
それもこの作品を好きになった要因なのになぁ。
コマで言えば、追い出しライブ前に種田と小競り合いしていた内定取った仲間達とのやり取りとか。
あれって、「髪黒くして内定取れたら大人になれちゃうわけ!?」みたいな台詞ひとつでも、
もやもやする気持ちをリアルに表してるじゃないですか。 そーゆーのが欲しかったかも。。。
熊谷レコードの冴木さんの、種田に言った「君は僕に似ているかもしれない」的な発言も
映画になかった・・。 それも結構重要な台詞だと思ったのになぁ。
それから、学生時代を引きずっているバンド3人の熱い気持ち!!も再現されてない感じ・・。
メンバーの、本当に音楽を再開しよう!っていう情熱が漫画の半分くらいしか感じられなかったのが残念。
漫画ではそこが生き生きしているのに、映画はそこがどれも淡々という感じだったんです。
混沌としている毎日とは完全に真逆の、どうしようもない音楽への情熱が
リアルに描いてあるのが漫画のメリハリ要素でもあるんじゃないかって。
“これだから音楽やめられなくて、夢捨てきれないんだよ!! どーすればいいんだよ!”みたいなね。
そんな感じが欲しかったぁ。
『ソラニン』という曲に掛ける思いも微妙だったかなぁ。
それに関しては、原作の方でもすっごく強調している程ではないにしても
種田と芽衣子がこの曲にそれぞれに込めた想いとかが伝わってこなかったです。
漫画から入ったからあらすじは全部分かってます。 映画オリジナルの台詞やシーンも判別がつきます。
だから、新鮮味が無い事は初めから分かってました。 しかし、それ抜きにしても味気ないかも。
漫画でも小説でも、原作に比べると映画とかドラマって微妙って良く聞きますよね。。。
なんなら、もうちょっと映画で伝えきれる感じにアレンジしきっちゃうか、
或いは逆に映画のオリジナル感を出すんじゃなくて漫画を完全再現して欲しかったかな。
だって、漫画読んでない人、予備知識が無い人が観たらなんか淡々としすぎじゃないかって・・。
何が言いたいんだろう? あれはなんだったんだろう? みたいな、ね。
せめて、ボートに乗って種田が別れ話を切り出して・・ の一連の流れが
漫画に近い感じで再現されているのがいい感じかな。 やっとリアルって感じ。
こんなに悩んで苦しんでいたのかって。
しかしその後致命的なのが、種田が死んじゃうのが釈然としない点。。。
それはいずれにしても、彼が抱えてきた混沌が映画の中でしっかり表現されてないから。
仕事場に戻れてケータイ買って、芽衣子と久しぶりに話し合えて万事いい方向で解決しそうなのに、
なんでそこで、不慮の事故でもなくて死んじゃうのよ!?って思う方いないのかな。
原作読まずに映画だけ観たら不可解なシーンかも。
「俺は幸せだ」のあとの「本当に?」のテロップも不自然。 何故ここだけ!?
テロップ的なものに限らず心のつぶやきのようなものが漫画の随所にあるのに、
映画では2、3箇所くらいかな? 不自然ですよ。
部分部分で漫画の効果を持ち込んでも、映画の世界に溶け込みきれてない気がします。
あと、演技は決して下手ではないのに、台詞がある意味漫画のコマって感じでした。
息が吹き込まれていないというか。。。 吹き込まれる前に台詞が終わってしまうような。
それが、どの俳優さんにもある程度当てはまるので、少なからず演出の結果かもしれません。
演出さんにケチつけるわけじゃないけど、感想は感想です。 勿体無いなぁ。
静と動、漫画ではそれが存分にあったから感情移入や共感が出来たけれど、
映画はどうも静ばっかりだったような。。 妙な大人しさを感じましたね。
もしや、なんか、イマドキの風潮を反映したのかな。
浅野いにおさんは世代的に近いから世界観もそんな違わないと思うんです、個人差とか除いて。
でも、映画のターゲットが10代とかもっと若い層だったら、“ゆとり世代”じゃないですけど、
私とかには釈然としない描写が理解出来たりするのかしら・・・・ って、おばちゃんかい私は。
む~なんとも表現し難い感じ。。。
うん、ここでやめておきましょう。 (←いや、随分言ったわよあなた。)
考えてみれば、余りに私の期待が大き過ぎたってのもあります。
たった2冊分とは言え、漫画の世界全部を3時間くらいの映画に収めるのは無理ですからね。。。
きっと製作側にも止む無く削ったりしたところもあるでしょうから。
(まぁ、削ってもそこを上手くやって描写を崩さないのがプロだと思うのですが)
良いところを挙げれば、役(キャラ)的には結構皆さんハマってました。
イメージと大幅には違わないかなって。
ただ、約2名・・ 大橋君は絶対18に見えなかった(失礼)
あと、芽衣子の職場の後輩は何故ギャルじゃなくて昭和風になっていたのか・・ 不思議(笑)
メインキャストは、元キャラがしっかりイメージ出来る箇所が多々ありました。
ビリーはいつはっちゃけてくれるのかワクワクしてましたが、なかなかじらしてましたね(笑)
パンフは観る前に買いそうになりましたが、観て満足したらにしようと思って回避して正解(笑)
ちょっと700円出す気にはなれなかったです・・・。
でも、DVDは出たら買おうと思います。 残念な感想でも、作品自体は好きですから。
それに、タイムラグがあって何度か観たら、もっと面白くなるかも。 それを期待します。
グッズ販売も見ましたが、ソラニングッズより何故かプンプングッズばかり・・(笑)
どうしようかこれって思いましたよ(笑)
そして、最後の最後にサプライズ。
エンドロールに何故に『花少年バディーズ』・・・!? 何処に出ておった!?
恐らく役どころは軽音楽部の面子か、スタジオにいたバンドマン達でしょう。
華凛ちゃんにセクハラをかますmnmr氏(メガネギター)、どこだー・・・!?
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