韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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この怒りをどこへ!!!~これからの政治の行く先は…

2020-12-16 05:28:00 | エッセイ
 いったい何に怒っているのか。それは、現在の政府のやり方にです。

 私は常日頃、第三者の立場から、誰かや何かを一方的に批判することを避けてきました。当事者でなければわからない事情が何かあるからです。それを知らない第三者が上から目線で一方的に批判するのは不遜で、間違ったことだと思うからです。

 しかし、今回のGoToキャンペーンの迷走については堪忍袋の緒が切れました。誰がどう見ても一部の支持者だけを向いた対策だからです。それを確信したのは、旅行業者への補償を35%から50%へ引き上げたというニュースを数時間前に聞いた時です。

 全国的にキャンペーンを一時停止するのを認めるかわりに、補償額を引き上げるという取引が自民党と政府の間であったのだなと確信したからです。

 確かに旅行業に携わる方たちは今大変な思いをしていることと思います。私のような第三者がわかったようなことを言うだけでも失礼なことかもしれないと思います。

 しかし、それなら今コロナの治療にあたっている医療従事者の方々の立場はどうなるのでしょうか?常時自らの生命を危険にさらしながら業務にあたっているにもかかわらず、聞こえてくるのは彼らにたいするひどい仕打ちばかりです。

 病院経営がうまくいかなくなり、ボーナスが出ないどころか雇用さえ危うくなる。また、心無いコロナ差別に苦しむことになる。自分のなすべきことを誇りを持って実行した代償がこれでは、やってられないでしょう。

 事実、職員の大量な離職が続いているというニュースも耳にします。それは、当然でしょう。心からお察しします。

 TVから流れてくるニュースによれば、飲食業者の皆さんの苦境もまた深刻だということがわかります。自治体からの補償金がでるようですが、それだけでは焼け石に水だという店が大半なようです。

 そして、世の中にはその他声なき人々の心の声があふれているに違いありません。女性の自殺者が増えているというニュースも悲しい限りではありませんか。

 唐突と思われるかもしれませんが、アテナイの政治体制に失望したプラトンのことが突然脳裏に浮かびました。学生時代には自分は何もわかってなかったなと心から感じました。

 今私が感じている失望感とプラトンのそれを比べるなんておこがましいことはわかっていますが、しかし、政治への心からの失望という意味では違いはないと思います。

 この世界のことをとことん突き詰めて考えるようになると、必然的に政治の問題に行き着くのだということを私はこの年齢になって初めて実感できるようになりました。

 何だかまとまりのない、何が言いたいのかわからない内容になってしまいましたが、とにかく自分の心の内を外へさらけ出さずにはいられなかったことだけは理解してもらえればと思います。
 
 また、もう少し気持ちが落ち着いたらこの問題については考えてみようと思います。



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