シルクパワーのすすめ

シルクの効用を広める

梅雨寒のこの時期、絹のふとんで快適に。

2011-05-31 11:27:50 | 日記
昨日は羽毛ふとんの問題点をお話しました。絹ふとんの問題点といえば価格が少々お高いということに尽きると思います。しかし、それは毎日のこと。しかも健康のことを考えると絹ふとんがベストではないでしょうか。絹は人間の皮膚と同じ成分でできています。だからとても親和性があり、掛けていて(着ていて)違和感がなく、体によくなじみ、掛け心地は最高です。よくお年寄りから「風邪を引いたら首に真綿を巻いた」という話をお聞きします。絹繊維は保温力があり、熱を外に逃がしにくいのです。そして絹は何より、通気性が良いのです。今夏の紳士スーツの生地に、絹糸を混織し、通気性と軽さを確保したとか、新聞記事に載っていました。価格は8万円くらいと幾分高めではありますが、着心地がいいのであればOKです。そして絹は制菌性がありカビなどが発生しにくく、臭いも付きにくい。最近「洗える」ということが購買のポイントになっていますが、ふとんは元来「洗う」ということを想定していません。例えば羽毛ふとんを洗ったとしても表面の生地はきれいになりますが、中の羽毛まできれいになっていません。中の羽毛を取り出し、折れたり磨耗した羽毛を除外し、新しい羽毛を足してあつらえ直す、これをしないと意味がありません。私事で恐縮ですが、今使っている絹布団は10年以上経ちます。一度も洗っていません。汚れたら何時でも側生地を取り替えればいいや、と思い、カバーも使用していません。でも、臭いもつかないし、顎の当たるところが油で少し汚れている位で、
益々愛着が湧いて、取り替える気にならないですね。お客様には5,6年で一度打ち直しをしてくださいと言ってはいるのですが。
そして一度も天日干しをしていません。わざわざ干さなくても、ふとんの上げ下ろしだけで水分は飛んでゆきます。よく昔から絹は使えば使うほど味が出るといわれますがほんとそのとおりだと思います。でもこれは弊社の特許、エアリンシルクわたのふとんだけのことで一般の真綿ふとんに全部当てはまるとは限りません。その辺のところ、真綿との違いを次回ご説明したいと思います。