「光の魔術師」、「光の詩人」などの異名を持つという照明デザインの巨匠、インゴ・マウラーの作品が見られるというので、はるばるサントリー・ミュージアムに行ってきました。
つい先日、(そういえば、インゴ・マウラーが来るって言ってたなぁ~。)と思い出し、来週、試験が終われば、見に行こうかと、サントリー・ミュージアムのサイトを調べました。
すると、明日5日が最終日なのです。
現在、私的には禁欲週間なので、近くならまだしも自宅から約2時間もかかるその場所に行くことはあり得ないことなのですが、次、いつ見られるかわからないので、なんとかスケジュールを調整し、3日ならなんとかなるかなぁ。ということになりました。
ところが、なんと3日は開館12周年ということで、「全館無料ご招待デー」でした。
そこで、「ラッキー」とは思わず、私は次のことに気付きました。
例えば、デートで海遊館にやってきたカップル。とりあえず無料ならこっちも見てみる?なんてことになる。
それから例えば、海遊館に遊びに来た親子連れ。入場料が無料なら、ついでに子どもにも見せておくのも悪くはないか。ということになる・・・。
つまり、人が増える。ということは作品が見辛くなる!!!
昼過ぎには、かなりの入場が予想できたので、私は開館時間の10時30分を逆算して、家を出ました。
予想通り、作品よりも外の景色に感動しているカップルや、普段よりもたくさんの子どもたちを見かけましたが、比較的、ゆったり見ることができました。
それから、無料で良かった。と思いました。
インゴ・マウラーといえば、三宅一生やジャン・ヌーベルなど、世界のデザイナーや建築家、クリエーターからも熱い注目を浴びているそうですが、凡人の私には、かえって感動が少なかったかも知れません。
でも、これには本当に驚きました。
これ、強化ガラスにLEDが組み込まれたベンチです。
これと同じ仕様で、大きなテーブルもありました。LEDがキラキラ輝くそのベンチはまるで星空のよう。しかも横から、裏から覗いてみても、配線がどんな風になっているのか全くわかりませんでした。
このあたりは、巨匠と言われるスゴさの象徴のように思います。
それから、個人的に好きだなぁ。と思ったのが次の作品たちです。
「カンパリライト」
これは、カンパリソーダがセードとして使われているのですが、離れて見るとそんなことに全く気付かない完成した照明なのです。でも近づくとハッキリとしたカンパリソーダ。この発想とこのデザイン。素敵だなぁ。と思いました。
それから、女心をくすぐるランプ。
「バーディー」
電球から羽根が生えているランプ。とてもオシャレだし、見ていると自然と顔がほころぶというか、心が柔らかくなるというか・・・。これをスタンドタイプにした「ルーチェリーノ」という作品があるのですが、多分、そこに来ていて、彼に対する知識の乏しい方はみんな思ったのではないでしょうか。
「帰りに買って帰ろう♪」と。
私も、そんな一人です。
「ルーチェリーノ」
これ、一瞬白熱球に見えるのですが、実はオリジナルランプだそうで、シンプル(というより簡素)に見えて、タッチセンサー仕様。
電球が切れることは、ないの?
もしも、切れたら交換できるの?
と、いう庶民的な私の疑問はさておき、
お値段82,950えん。
とても、買える代物ではございませんでした・・・。
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知識がもともとないので初めて聞いた名前ですが、どれもこれも世界が広がっていく素晴らしい作品ですね。
教えていただきありがとうございます。
東京でも展示されるようであれば足を運びます。
またいつか機会があれば、のぞいてみてください。
かなりアートな世界観でした。