Air’s blog

ハイセンスな暮らしをめざして・・・

~Advance interior residence~ 

KATAKANA-カタカナ

2007年02月17日 14時38分43秒 | 豆知識


フィジーの温かなホスピタリティーに
洗練が加わり、断然注目はこの3件!


進化を続けるリゾートはコンテンポラリーな風情

フィジー本島のビチレブ島と橋でつながるデナラウ島は、豪華ホテルや名門ゴルフコースなどが名を連ねるリゾートエリア。そのなかでも最新リゾートとして話題を呼んでいるが、フィジー・ビーチ・リゾート&スパ・マネージド・バイ・ヒルトンだ。
 “手軽なラグジュアリー”をコンセプトに掲げたリゾートは、1.5キロにわたるプライベートビーチに沿って広がる。モノトーンのシックな色調でまとめられたコンテンポラリーなデザインにひとふり加えた地中海風のスパイスが利いて華やか。(以下略。)





上記は、私が今、コーディネートの参考にしている雑誌のある一部です。
どう感じられました?

私は、数行で頭の中が混乱を始め、それから思考回路がこんがらがり、頭の中でそそくさと動いているちっちゃな私が、一生懸命拾い集めようとしていた言葉の積み木を「うわぁ~」って放り投げる様子が目に浮かびました。


まず、見出し部分。
合計33文字で構成されたタイトルの内、11文字、
小見出しでは、22文字中12文字、
本文に至っては、226文字(句読点含む)中117文字にカタカナが用いられています。


私はファッション誌であれば、毎月最低1冊は購入します。インテリアに関係する雑誌は、思いついた時や、必要に応じて購入。それらを合計すると、最低でも年間24冊には触れていることと思います。
ほとんどの場合、「読む」というよりは「見る」というスタイルで、掲載されている写真や、ページ構成を見る程度でしかありません。

ところが先日、無意識の内に、掲載されている文章に目を通しました。
そして、前述のように、パニックに陥ったというわけです。

近頃では、すっかり「セレブ」という言葉も定着しましたが、これも本来この言葉が持つ意味とは異なった(間違った)意味で使われ、世間に周知されました。
このように、最近良く目にするけど、なんだか良くわからない言葉が溢れているような気がします。今日は、それらの言葉たちを思いつく限り、集めてみました。


ラグジュアリー
[形動]ぜいたくなさま。豪華なさま。「―なファッション」


リュクス
「贅沢」を意味するフランス語。女性誌の特集の見出しなどに盛んに用いられているが、その意味合いは「自分にとっての贅沢」「安らぎのある贅沢」。物質的な贅沢さというよりは、心の余裕を感じさせる豊さということである。高い価格がついているとか、ブランド物であるということに関係なく、自分自身が本当に気にいったデザインや、納得のいく作り方で仕上げたものを手にすることこそが、真の贅沢であるという考え方。ブランドもののバッグよりも、ノーブランドでも卓越した職人による一点もののバッグに価値を見出して愛好したり、自分だけの誂え品を長く使うといった精神をさす。


コンテンポラリー
[形動]
当世風であるさま。今風。「―な生き方」


ミニマム
最小。最小限。最低限度。「作業に必要な―の日数」 マキシマム。


ホスピタリティー
心のこもったもてなし。手厚いもてなし。歓待。また、歓待の精神。


アンニュイ(仏)
[名・形動]
ものうい感じであること。また、そのさま。倦怠(けんたい)。「―な午後」


ウェルネス
健康。積極的に心身の健康維持・増進を図ろうとする生活態度・行動。


ランドマーク
1 地上の目印。
2 その土地の目印や象徴になるような建造物。


デスティネーション(Destination)
(旅行などの)目的地, 行き先, (荷物・手紙などの)送付先, 到着地


ニューカマー
新しく来た人。新参者。特に、大都市近郊の新規入居者


マテリアル
1材料。原料。
2 生地。素材。


ディテール
《「デテール」とも》全体の中の細かい部分。細部。また、建築物などの詳細図。「―に至るまで精巧に作られた品」

ヴィラ
郊外や田舎の屋敷。別荘。


ローカル
1その地方に限定される特有なこと。また、そのさま。風俗・自然・情緒などにいう。「番組に―な(の)色彩を盛る」
2他の語と複合して用い、地方の、地方特有の、また、局地的・局所的な、の意を表す。「―鉄道」「―新聞」


モダン
[名・形動]
《「モダーン」とも》現代的であること。今風でしゃれていること。また、そのさま。「―な建物」「―な人」


クラシック
[形動]
1古典的。古典主義的。模範的。「―な作風」
2古風なさま。古雅なさま。クラシカル。「―な髪型」「―な雰囲気」

スタイリッシュ
[形動]
流行にあっているさま。当世風。いき。「―な着こなし」


シンプル
[形動]
単純なさま。また、飾りけやむだなところがなく、簡素なさま。「―な柄」「―な生活」


ナチュラル
[名・形動]
自然であること。天然であること。飾り気や誇張のないこと。また、そのさま。「―な素材」「―な生き方」「―メーク」


エレガント
[形動]
落ち着いて気品のあるさま。優美なさま。「―な身のこなし」


シック
[形]
<服装などが>しゃれた、いき[スマート、シック]な
[名]
いき、上品、優雅・独特のスタイル:当世風


アールデコ
《装飾美術の意》
1910年代から30年代にフランスを中心に流行した美術工芸の様式。単純・直線的なデザインが特徴。


アールヌーボー
《新芸術の意》
19世紀末から20世紀初めにフランスを中心に欧州で流行した芸術様式。植物模様や流れるような曲線が特徴。


プレーリー
北アメリカ大陸のミシシッピ川流域を中心として、カナダ南部から米国テキサス州に至る大草原。


スパ
英語で「SPA」、直訳すると鉱泉、温泉、湯治場などのこと。日本では、ジャグジーや温水プール、サウナ、各種の浴槽などを備え、水着で入浴する大型の温泉施設をスパと呼ぶことが多い。アメリカでは「ヘルススパ」ともいい、スポーツ、エステ、リラクゼーション、健康増進などの施設や食事療法によるダイエット・プログラムが整備された総合的なフィットネスリゾートを指す。必ずしも天然の温泉が併設されているとは限らない。


ニューリッチ
ニューリッチとは、社会構造の変化などにより新しく誕生した富裕層のこと。
様々な定義があるが、巨大な資産を持つ大富裕層ではなく、例えば年収が1,000万円を超える層などを指すことが多い。
投資意欲が高く、教養や趣味などモノ以外への支出比率が高いとされるニューリッチとされる人々の行動が、昨今の経済全体を見る上で、重要視されている。





その他、プレゼンテーションの見出しに利用できそうな日本語の言葉たち



至高
[名・形動]この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。最高。「―な(の)精神」「―至善」


至福
この上もない幸せ。「―の時」


孤高
[名・形動]
俗世間から離れて、ひとり自分の志を守ること。また、そのさま。「―を持(じ)する」「―な(の)人」


贅を尽くす
物事をできるかぎりぜいたくにする。ぜいたくを極める。「―・した衣装」


薫風(くんぷう)
初夏、新緑の間を吹いてくる快い風


屈指
《指を折って数える意から》多くの中で、特に数え上げるに値するほどすぐれていること。指折り。「国内―の強豪チーム」


悠久(ゆうきゅう)
[名・形動]
果てしなく長く続くこと。長く久しいこと。また、そのさま。「―の歴史」「―な(の)大自然」


絶世
世に並ぶものがないほどすぐれていること。「―の美女」


豊饒(ほうじょう)とは
[名・形動]
土地が肥沃(ひよく)で作物がよく実ること。また、そのさま。ほうにょう。「―な(の)大地」


謳歌
恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと


黄昏(たそがれ)
日の暮れかかること。夕暮れ。たそがれ


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今日はValentine’s day☆

2007年02月14日 19時11分03秒 | 生活


2月14日といえば、バレンタインデー。
日本では、「女の子が男の子に愛の告白をする日」とされていたハズのバレンタインデー。ところが、時代は変化し、どちらかというと「チョコレートのお祭り」のようなイメージが強くなってきているように感じます。

「本命チョコ」「義理チョコ」の他に「友チョコ(=女性の友達同士で贈り合う)」、「自分チョコ」なども習慣化し、現在ではチョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されると言われるほどですから、国民的行事といっても過言ではないでしょう。

今朝の「特ダネ!」では、女性にプレゼントするためにチョコレートを購入する男性の姿もありました。
確かに、海外では、男性が女性にプレゼントする風習が一般的ですが、私にはとても不思議な光景として目に映りました。


ちなみに、この4分の1の消費量であるチョコレートの売上。なんと約600億円!!!
なるほど、各所でバレンタインフェアが盛大に行われる理由もわかります。


そもそもバレンタインデーとは269年(270年という説もあります)、ローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ヴァレンチノ(=バレンタイン=英語読み)司教の記念日であったことに由来していると言われています。
歴史上の事実であるかどうかは、定かではないようですが、バレンタインデーの背景には悲しい歴史が隠れていました。

舞台は3世紀のローマ帝国。後に「軍人皇帝時代」と呼ばれる軍隊が皇帝を擁立・廃位した軍事的内乱時代で、235年から285年のわずか50年の間に18人の皇帝が登位しました。

そんな中、268年に登位した皇帝クラウディス2世は、「若者たちが自分の愛する者を想うが故に戦争に行きたがらない」という理由から結婚を禁止する法令を出しました。

この法令に反し、内緒で結婚させていたのが当時禁教でもあったキリスト教の司祭ヴァレンチノです。それが皇帝の知るところとなり、皇帝はヴァレンチノをローマの宗教に改宗させようとしたのです。

拒否したヴァレンチノは、とうとう269年2月14日処刑されてしまいます。

その後、キリスト教はローマ帝国の国教となり、2月14日はバレンタイン司祭の死を悼む「聖バレンタインデー」となりました。

14世紀頃よりバレンタインは愛の守護神とみなされるようになり、恋人に限らず、広く愛し合う者同士が気持ちを伝えあう日として広まったようです。


では、日本ではなぜ「チョコレート」なのでしょうか。
「チョコレート業界の陰謀」などとも囁かれていますが、神戸モロゾフ菓子店が1936年2月12日に国内英字新聞「ジャパン・アドバタイザー紙」に「バレンタインデーにはファンシーケース入りのチョコレートを贈りましょう」という広告を掲載したのがはじまりのようです。

その後1958年2月、メリーチョコレート会社が、新宿伊勢丹の売り場に「バレンタインセール」という手書きの看板を出しました。発案者は後に社長にまで出世されたそうですが、その年、3日間で3枚、たった170円の売上にしかならなかったそうです。

1959年には、ハート型のチョコレートが発売。「女性から男性へ」プレゼントしましょう。と宣伝され始めたのがこの時期です。

1960年以降、森永製菓など多くのチョコレート会社が販売促進を行った結果、1975年頃より日本中に定着するまでになったようです。


これに派生してできた文化が「ホワイトデー」。
これは日本独自の行事のようです。この起源にはいろいろな説があるみたいです。

例えば、1978年に福岡市のお菓子屋「石村万盛堂」がマシュマロを売り出したのが始まりだといわれている説。

またあるいは、1968年頃から不二家が「リターン・バレンタイン」の名目で、キャンディーやマシュマロの販売促進を行ったという説。

さらに、1980年「全国飴菓子協同組合」が3月14日を「キャンディーの日」と定め後に「ホワイトデー」になったという説があります。



この他4月14日を「オレンジデー」と呼び、恋人同士がオレンジ(色のもの?)を贈りあい、愛情の確認をする日という、なんだか意味のわからない記念日までできているみたいですが、まだまだ一般的ではないようですね。



さて、今日の日本は男女を問わず、チョコレートを口にされることが多いハズ。私も今年は5人の方から頂きました。しばらくは、チョコ三昧です♪


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部屋を彩るNEWアイテム

2007年02月11日 21時29分47秒 | インテリア/建築


気がつくと、カタカタとキーボードを叩いていました。
一目惚れってこういうことも言うのだと思います。


勤務先の社長から、コーディネートの参考に。と頂いたパンフレット。
その中に掲載されていた、木のサイコロ・・・。しばらくの間見とれてしまいました。
そして、その晩には注文の手続きを済ませていました。


木のぬくもりとか表情の豊かさとか、言葉にするとなんだか安っぽいような気もするけれど、見ているだけで癒されてしまうのは、自然の素晴らしさなのかも知れません。



派材工房では、様々な樹種を利用したサイコロをはじめ、パズルや積み木、カスタネットが販売されていました。サイトを訪れると、どれもこれも欲しくなってしまいます。
少しずつ集めればいいか。と、とりあえず、一目惚れした欅のケースに納められた80種の樹種でつくられたサイコロのセット(上記の写真)を購入しました。


初めて目にする木や、樹種によって個性のある色合いは、とても美しく、私の部屋のとてもステキなインテリアとして仲間に加わりました。
目だけではなく、手触りや、香りでも楽しむことができるのは、天然木ならではのものだと思います。


いろいろなセットや1コ売りもしているので、プレゼントにされるのもオシャレだと思いますよ。








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クローゼットにかばんが増える理由

2007年02月10日 15時10分22秒 | 生活


昨日、会社の後輩と食事をしていたときのこと。
話は環境問題に発展しました。(ちょっと真面目でしょ? 笑)

「だからカバンなんですよ!!!」

(あ~。なるほど。)

ここまでのくだりでは、何のことだかサッパリ話しの筋が見えてこないでしょう?
ところが、私は「だから、カバン」というところに、出川哲郎もびっくりなリアクションとともに、深く感心しました。

このブログでも、「○○の展示会へ行って来ました。」「○○の新商品発表会へ行って来ました。」といった内容の記事を掲載していますが、私たちは、何か新しいものが出れば、その実物を見ようとあちこちの会場へ出かけています。そして、行った先々のメーカーでは、ほとんどの場合、粗品が用意されています。
2006年度は、ほとんどの会場で「カバン」を頂きました。


正直なところ、「そんなカバンばかりいらないわ。」と思っておりました。



ところが、冒頭に触れた「環境問題」と照らし合わせて考えてみてください。
何気に頂いていた、カバンが意味するもの。贈り主の気持ちは、「エコバック」だったのです。


さて、私が物心ついた頃には、すっかり当たり前に存在していたレジ袋。
この原油を原料としたポリエチレン製レジ袋は、1970年代に登場しました。
軽くて丈夫なことから、買物かごなどに取って代わる存在となり、現在では、スーパーに買物に出かければ、「もらって当然」のアイテムになっています。

このレジ袋に利用されている原油は、1枚あたり約18.3ミリリットル(原料としての使用分+製造工程での消費分 / スーパーの大型レジ袋換算)。
試験管 約1本分と表現した方がわかりやすいでしょうか。

全国の年間使用枚数は、300億枚。これは、一人当たり300枚近くを使用していることになります。油量に換算すると55万8,000キロリットルに相当。

55万8,000キロリットル?!

もはや、それをわかりやすい容器で例える術を思いつきませんが、とにかく膨大な量だということはわかります。


私たちは、目先の便利さや手軽さに甘え、資源の限界から目を背けて、経済成長を遂げましたが、ついに立ち止まらなければならない時期にさしかかっているのかもしれません。

しかし、レジ袋の有料化を法的に義務付けることは、憲法上認められている「営業の自由」の侵害にあたる恐れもあり、困難なようです。
そこで、環境省、経済産業省では、業界団体ごとに自主協定を結ぶ方式を想定していますが、販売店による差が出てしまう。有料化されると、レジ袋は「商品そのもの」となり、リサイクル対象から外れてしまう。など、様々な問題もあります。

自己利益を追求する限り、環境を守ることは困難です。販売店主導の働きかけが、現在の日本の社会で、実現不可能であるならば、むしろ消費者側からの働きかけが、未来の日本、強いては地球にとって必要なことなのかもしれませんね。


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くるりんポイで清潔浴室

2007年02月09日 14時44分38秒 | インテリア/建築




2007年、INAXトステムの共同開発により、日本初(2007年1月現在、浴室排水トラップにおいて)のお手入れ簡単、汚れない機能が付いた「くるりんポイ排水口」が発表されました。

さて、この「くるりんポイ排水口」・・・。
一体どのような仕組みになっているのでしょうか。その特徴を詳しく見ていきましょう。


これは、浴槽の残り湯を利用して、洗い場にある排水トラップの内に渦流を起こし、そのうずの力によって、排水口のお手入れの煩わしさを軽減する画期的な機能です。




特徴は、次の通り。

①ヘアキャッチャーにたまった毛髪やゴミを“ポイ”と簡単に捨てられる。
 


ヘアキャッチャーに汚れた毛髪やゴミが絡みついてしまい、捨てるのが大変でした。
排水口の置き蓋を開ける瞬間って、ドキドキしますよね?
入浴後に、掃除して、なんだかまた汚れてしまった気分になり、洗面で手をゴシゴシ洗わなくても大丈夫。

浴槽の残り湯を利用して排水トラップ内にうず流を発生させるため、毛髪やゴミがくるくる回ってまとまりますので、“ポイ”と簡単に捨てることができます。

ちなみに、従来品だとこんな感じ。





②排水口の汚れをすすぎ流し、ヌメリの発生を低減

これまで、排水口のお手入れが煩わしかった原因は、毛髪やゴミがヘアキャッチャーに絡み付いて水の流れが悪くなり、そこに汚れた水(皮脂などを含む)が滞留するため、ヌメリを増殖させていました。



それに対し、「くるりんポイ排水口」は、渦の力で毛髪やゴミをまとめ、それにつく汚れをすすぎ流すので汚れが付きにくくなり、ヌメリの発生を抑えます。


これはすでに、特許取得済みの技術で、その新技術の詳細についても公表されています。

【新技術】 特許第3886055号

①うずを発生させる技術
うずを発生させる1次室と、封水(異臭止めの水)を確保する2次室に分け、うず流を発生させる1次室では、まず浴槽排水の流入口を円周上の接線に配置することで、浴槽排水のエネルギーを効率よく回転運動に変え、さらに流入口を縦長に絞ることで、うず流を発生させます。



②髪やゴミをまとめる技術
ヘアキャッチャーをカゴ状にすることで毛髪やゴミをまとめます。さらにヘアキャッチャーの網の断面を三角形状にすることで、うず流をヘアキャッチャー内に誘導し、汚れをすすぎ流します。

カゴ状のヘアキャッチャー


排水口の断面とうずの動きのイメージ図


ヘアキャッチャーの網形状



③ゴボゴボ音を低減する技術
従来の排水トラップでは、排水の勢いで排水管が負圧になり、ゴボゴボという異音がでることがありました。しかし、この排水口では、エアー給気システムによって、負圧時に効率良く空気を取り込むことで、異音を最小限に抑えます。




ところで、この商品の開発の背景には、1000名の男女によるインターネット調査がありました。
「浴室で汚れやすく、掃除に手間がかかる部位は?」
と、いう質問に対する結果を表したのが、次のグラフです。



排水口に対する不満が、2位以下を大きく引き離していることがわかります。
具体的には、「髪の毛がすぐ溜まる。へばりついて捨てにくい」「排水口がすぐ汚れる」「ヌメヌメして気持ち悪い」といった不満だったそうです。


このように、実際に生活している人たちの不満を解消する商品が研究され、発表される様子は、それを提案する立場の私たちとしては、嬉しい話題です。
数年前までは、まだまだ開発者に、利用者の気持ちが伝わっていない商品も見受けられましたが、最近のメーカーはどちらも、実に早いスピードで、商品の改善と性能アップに力を入れられています。

この排水口は、2007年4月2日より、戸建住宅用システムバスルーム「プレシオ」と「ルキナ」の一部において、標準設定されます。


ところで・・・、私は浴室で一番気になるところといえば、浴槽とカウンターの接している面の「スキマ」(→お掃除の方法がわからないのだけれど、目を細めると汚れが見えてしまう)なのですが、上のグラフには上位に入っていないようですね。
それも、なんとかしてほしいなぁ。

開発のみなさん、よろしくご検討ください。


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