ダリ回顧展

先日、上野での仕事帰りに行って来ました！
ダリ回顧展♪

ダリ・・・みなさんも一度は彼の絵を見たことがあるでしょう、あの気持ちが悪い感じ。
どうして、あのような絵を書くのかすごくすごく不思議だった。
私自身が、彼の現物の絵を目の前にしてどういう気分になるのか感じてみたかった。

平日ということもあって並ばずに入ることが出来ました。美術館の中は絵を中心に2重3重の列になっていたけれどね。

「満喫しました」

もし、今後この回顧展に行く予定の方はぜひ入り口でオーディオガイドを500円で借りてくださいね。これが無いと本当に分からない！！何たって難しいんだもの！ダリ自身が「私の絵を理解しようだなんて無理だ。だって書いている本人が理解できないんだから」って言っているぐらいだもの。
私が行ったときは半分ぐらいの方がオーディオガイドを身につけていなくて後ろのほうで「あの絵の人、足が長いねー」とかカップル同士で話していて、「あぁ！この作品の見所はそこじゃないのに！私のオーディオガイドを貸してあげたい。」って勝手にやきもきした気分になりました。感性が鋭い人は何の解説もなく鑑賞した方がいいのかもしれません。でも私のような凡人には解説があったおかげでとても満喫することができました。
彼の絵は難解な詩を読んでいるような感じを受けました。行間に意味がある。行間に意味がありそうな気がする。だから一つ一つの絵を味わいたい、そんな気分になるのです。

自分自身の置かれた運命のこと、感情のこと、社会風刺のこと・・・彼は哲学者ですね。

彼の作品の意味を知ってしまった私にとって、ミュージアムショップで売られている様々なものはあまり欲しくなくなってしまいました。だって、父親への反感とか、腐っていく様子を意味しているものとか、そんなものを描いたものは周りに置いておきたくないなぁって思っちゃったのです。だからテーマソングを歌っているHayley WestenraのＣＤを買ってきました。彼女の歌声は透き通っていて気持ちがいいですよ。

たっぷりと味わってしまったので、この日予定していた上司お勧めのエコショップに行くことが出来なかったのですが、そのお店はまたの機会に行こうっと♪

aimi