海外旅行保険

皆さんも海外旅行に行く際に掛ける「海外旅行保険」で今、予想外の展開を見せている事件があります。

今から３年前ですが１億円の海外旅行保険金をかけられた岐阜市の男性が、義兄らと一緒に海水浴をしていてサイパンの海で命を落としました。

当初は警察の判断も「水死」だったのですが、保険会社側は「不自然な点が多々ある」として保険金の支払いを拒みました。

死亡した男性は義兄とその友人男性の２家族でと中部空港からサイパン旅行へ出発しました。その際、空港で両親を受取人とする海外旅行保険に加入した模様です。

現地の医療関係者の話に因ると義兄は淡々とした様子で保険金が全額下りるのかを気にしていたとの事です。　

今回、保険会社側が保険金の支払いを拒否している理由として下記の点を挙げています。

１、義兄や友人男性らは７５００万円の保険を選んだ数分後、１億円の保険に入り直した。

２、男性や義兄らは１０年間に３６件もの交通事故に遭って保険金を請求しており、不自然。

３、当時、義兄と友人男性だけが救命胴衣を準備していた。

４、現場は水深が浅く、成人男性がおぼれることは考えにくい。

又、岐阜県警も昨年秋頃には、別の保険金詐欺などの事件で立件された義兄や友人男性から、当時の状況について任意で事情を聞いたが義兄は黙秘しているという。

事件の全容は警察の手に因り、いずれ明らかになるでしょうが、何とも？がつく事件であるのは確かですね。保険代理店をしている私達からしても「１０年間に３６件もの交通事故に遭って保険金を請求」をしていること自体？としか言いようがありませんからね。