せっちゃんの明るいガン日記

乳ガンで(片パイ→まっ平らになったけど)鬱病だけど人生転んでなんぼ、生きてるだけで丸儲け!せっちゃんのノー天気な日常!!

今の息子ちゃんの脳内状況

2008-03-01 22:09:18 | 病気のこと
息子ちゃんは去年12月、自分から入院した。

クリニックに通院し始めたのが10月頭だったが投薬も入院まで結局一定量になることはなかった。そして自宅で暴れた挙げ句自殺騒ぎを起こした。家族の疲れもピークになったし、本人のストレスもピークになった。

そして紹介された思春期心療内科のある現在の入院先に即日入院した。入院してもう2ヶ月半。。。。入院初日、荒れていることの方が多いこともあって、抗うつ剤はストップされた。そこから精神安定剤、抗不安剤の投薬になったのだが、2週間ちょっと前から様子が変わった。

朝起きられなくなったのだ。。。丁度その頃「院内学級への転校」の話が出始めた頃で、本人にとってのストレスが加速した結果、抑鬱症状がてしまったのかもしれない。

主治医は慎重なので、息子が訴え出てさらに1週間様子を見て抗うつ剤を処方した。飲み始めてやっと朝食がとれるようになったらしい。しかし、脳内のセロトニンが減ってしまった結果だと思われる悪影響がでてきてしまった。

神経伝達物質である、セロトニンはドーパミン(喜び、快楽をつかさどっているもの)ノルアドレナリン(恐怖や恐れ、驚きをつかさどっているもの)等の調節をしている物質である。
セロトニンが減ると感情のコントロールが出来づらくなり、思考力、記憶力が低下する。ぼーーーとしていたり、表情に乏しくなったり、記憶が飛んだり、ある一定の思いがぐるぐるずっと脳内の思考を支配してしまったりする。

脳内のデーターは全て繋がっているわけではなく、神経細胞シナプスでデータのやりとりをしている。ここに必要なのが神経伝達物質である。

鬱になると落ち込んでやる気が無くなるだけではなく、いろんな普通に出来ていたことができなくなる。やる気も途中でなくなって「やるぞ!」とはじめたものも途中で投げ出してベッドに転がる。本人は無論怠けているわけではなく思考も体も動かないのだ。

息子ちゃんは記憶の中にあるはずの引き出しを今は開けない状態になってしまっている。だから引き算も出来ない。そして主治医が「そろそろ外泊のこととか考える時期かもね。。。」の「外泊」の単語だけが頭にインプットされてしまった。

そうして「外泊できる~~♪家に帰れる~~♪」って浮かれてしまったのだ。

昨日主治医は、「外出から始めよう」と提案した。私たち3人が帰った後息子ちゃんは外出することしかできない。病院に戻るしかない。。。とどん凹んで死にたくなったらしい。。。

今日本当だったら、父方の祖父母と叔母が見舞いに行くことになっていた。早朝電話があり「断ってくれ。。。誰にも会いたくない。。。死にたい。。。」

おいおい。。。。ま、病院にいるうちは何も出来ないけどね。息子ちゃんは電話口で「つらいんだよぉ~~」と泣いていた。

今日は泣いてろ。涙も出すことは大事である。

「母は俺のこと大事??」『当たり前でしょ!大切に決まってる』こっちまで泣けてきてしまった。亡くした身内を思い出してしまったからだ。後悔しても自分を責めても、もうどんなに頑張っても彼は帰ってこないのだ。

『大切なんだよ。あのこのことだってもう、この世にいなくても大事なの。あんたは私の息子だよ。大切にきまってるでしょう』「ありがと」息子は泣きながら電話を切った。かなり不安定になっている。

心配だけど、こっちも頑張っているんだからね。。。。

春も三寒四温でやってくる。鬱も似たような物かな?(苦笑)