雨の日曜日

お芝居の感想などを

真田丸

2016年12月26日 | テレビ
 「真田丸」、とうとう終わってしまいましたね。

 大河ドラマを全話見たのってこれが初めてなじゃないかなー。「風林火山」は途中からだったので。特にお目当ての俳優さんがいるわけでも無いのに見続けて来たってことは、作品自体に力があるってことですよね。1年間50話全部面白くて捨て回が無いって、結構すごい気がするんですけど。

 まあ敗者の物語なので、終盤は辛い展開でしたけども。最後、信繁は笑っていたけれど、やっぱり切ないな。一時は天下人の傍にいた、頭の回転が速くて度胸が有って周りに好かれる魅力もある若者が、働き盛りの一番輝ける筈だった14年を無為に過ごさなくてはならなかった、っていうのがね。辛いよね…。結局彼は何も為しえなかったけれど、名前を後世に残すことが出来た。というお話。

 この作品の家康や信之を見ると、人前で愚痴や弱音を吐ける人の方が最終的には強いのかもなーとか思ったり。あと歴史音痴の私には、初めて名前を聞くような武将でもきちんとキャラづけされているのですいすい頭に入ってくるのが有難かったですよん。

 個人的には年間MVPは草刈さん。昌幸パパ、本当に格好良かった。他にも小日向さんや中原さん等、三谷さんはおじさまを魅力的に描くのが上手いよねえ。今まで知らなかった素敵な役者さんを沢山知ることが出来たのも嬉しかったです。
 


最新の画像もっと見る