いつかあなたの島へ・・・

ゆるゆるといつもいつまでもあなたの隣で。

二日目

2006-01-10 02:21:09 | ふたりの話
二日目はほぼ別行動でした。

昼過ぎにちょっとだけ一緒に船を見に行ったのと
夜、晩ご飯のお弁当を渡したくらい。
ウォーキングにつきあってくれるかな~でも寒いしな~と思っていたら
やっぱり「今日は家でゆっくりします」だったし。

カレはパチンコ初打ちで勝ってゴキゲンだった。
アタシも不思議と淋しくなかった。
息子とひっついて過ごして家の中のことして。
「もっともっと」と思うちょっと手前くらいの頻度がちょうどいいのかもしれない。



次の日は朝ご飯も昼ご飯も晩ご飯も一緒だ。
アタシはみそ汁の準備をしてから寝た

一日目

2006-01-09 23:52:52 | ふたりの話
「う~~~~~~さぶぅ~~~風呂用意できとる?」
おかえりただいま(?)のキスもそこそこに風呂場に向かうカレ。
「風呂上がったらすぐに食べるけん」
それまでに並べておけってか?
はいはい。
「替えの下着持ってきといて」
へ~へ~。
部屋着のスエットも出しておきましょう。

・・・・なんていうか・・・つけあがってないか?
さすがにカレも気づいたらしい。
「お兄さん、勝手?」
「あはは。でもええよ」(否定はしない)
ごっこだからね。
ごっこじゃなかったらどうだろう?
ま、考えても仕方ないことなんだけど。

カレがお風呂に入っている間に食事を仕上げた。
おでんはまだ仕込み中だから、この日は居酒屋メニューで。
好物の軟骨の唐揚げや、持ってきてくれたアワビのバター焼きetc
ほぼ並べたところでカレが出てきた。
「あ~~~~ええ風呂やった。お、うまそう。ビールビール!!」
無邪気に喜んじゃって、アタシが悩んでたことなんて気づきもしないんだろうなぁ。
悩むだけ無駄ってこと?

他愛もない話をしながら食事をして
早く帰りたいのがわかっていたから、食後はひっつかずに後片付けをしていた。
ぱぱっと後片付けを済ませてこたつに戻ったら
「こっちおいで」
「帰るん遅くなるよ」
「まだ大丈夫」
アタシはカレの足の間に座って背中から抱っこされた。
優しい優しい腕の中。
悩んでいたことがバカバカしく思えてくる。

いやいや、ちゃんと話すべきか?
いやいや、白黒つけることに何の意味がある?
アタシはどうありたいか?
・・・・・カレの隣で笑っていたい。
あれこれ思い巡らせてみたものの、結局アタシはただの甘えん坊になった。


甘えているうちにブラのホックをはずされて
パンティもずらされて
明るい部屋でアタシは四つん這いでいじられていた。
「やぁ・・・ん・・・恥ずかしいよぉ・・・」
でも恥ずかしいと火がついちゃうのを知ってるカレは容赦しない。
「○※△◆∞∈∴◎×●」
「やぁぁぁぁぁんん・・・・・・」
カレが入ってきた。
お尻をぐいっと広げて結合部を見ているのがわかる。
恥ずかしい。
でも、イイ。

正常位で抱かれたいから『あっちの部屋』に行った。
えろはずかしい度は下がるけれど、やっぱりこれがいい。
カレの右腕にぐっと抱かれ、アタシはぎゅうっとしがみついて
いろんな角度で突かれかきまわされ・・・・大きく達した。
カレも果ててアタシの上に突っ伏し、
アタシはその重みを感じながら幸せをかみしめた。

指を絡めて手をつないでしばらくふたりでぐったりしていたけど
・・・・・早く帰さなければならない。
気を抜くとふたりとも眠ってしまいそうになる。
このまま眠ってしまえたらどんなにいいかと思うけど
そういう訳にもいかないから交代で起こし合って、やっとのことで帰り支度をした。

本宅近くに着いたのはぎりぎり日付が変わる直前。
もうちょいゆっくりしたいなぁ。
でも、そんなこと言ってたらキリがない。
それはお泊まりチャンスまで我慢我慢




帰ってくる日

2006-01-09 13:05:22 | カレへの想い
連休には帰ってくるよといいつつ、
金曜日に帰ってくるのか土曜日に帰ってくるのかはっきりしていなかった。
「木曜日の夜に準備して、金曜日荷物持って仕事行くんはめんどい」
何食べたい?と聞いても
「正月にようけ食べたけん今は食べたいものが思いつかん」 とローテンション。
それからの会話もあんまりうちには来れないとかパチンコしたいとか
アタシをがっかりさせるようなものばかりだった。

パチンコしたいのも子供の顔を見たいのも仕方ないと思えるけど
1日でも早くアタシに会いたいとは思ってくれないの?
できるだけ時間を作る努力はしてくれないの?

アタシはひとりで少しだけ泣いた。
泣いているうちにすっきりしてきて「ま、いいや」と思えた。

所詮こんな関係なんだから
辛かったらやめればいいだけのこと。
辛い気持ちよりいとしい気持ちが大きいなら
にこにこしていられる発想に切り換えるほうがおりこうさんだ。


食べたいものはおでんに決まったらしい。
「いつ食べる?仕込みの都合があるんやけど」
「う~ん。土曜日やな」
「はいはい。じゃあ土曜日の朝迎えに行くね」
「それやけどね。寒いけんもう金曜日に帰ろうかと思って」
「ふ~ん」(内心めちゃくちゃうれしい)
「だめ?」(アタシが喜んでるとわかっててわざと聞くヤツ)
「じゃあ、金曜日はお弁当で土曜日おでんで日曜日は?」
「・・・・弁当、かな」
あ、いかん。
また小さく落ち込んでしまった。
気持ちを立て直して言った。
「りょーかいっ。我慢するところは我慢するけん、アタシのわがままも聞いてよ」
「えっ何?」
何をそんなにびびるかいっ
「んとね。メールほしい♪」
「な~んや。メールくらいいつでもしよるやん」
「してないもんっ。事務連絡やないメールがほしいんやもんっ」
う~んいい年こいたおばちゃんの言う言葉ではないな。
でもまあ言いたいことが言えたからよしとしよう。



そんなわけで金曜日に帰ってきた。
港に迎えにいったときは冷たいみぞれまじりの雨が降っていた。
「お弁当、8時くらいでもいい?」
「う~ん。忙しいやろし取りにいくんも寒いしなんか買うわ」
「あ、そう。じゃああとで買いに出るんも寒いやろから今買って帰る?」
「今日行って明日弁当でもいい?」
ぷぷ。
なんかそうなる気がしてたのよね。
「いいよ~。お好きなように」
「怒っとる?」
「ん?なんで?全然怒ってないけど」
「‘お好きなように’って突き放されたかと思った」
「アタシが突き放すわけないやん」
ほんというと、昨日までアタシは自分が突き放されたように感じていた。
とにかく、カレは別にアタシと離れていたいわけでもないし
なんだかんだ言ってもちゃんと会いにきてくれることがわかって安心した。

本宅に送り届けてから2時間ちょい後にカレが来る。
さあ急いで開店準備しなくっちゃ!!