いつかあなたの島へ・・・

ゆるゆるといつもいつまでもあなたの隣で。

三日目ソワレ

2006-01-13 20:07:40 | ふたりの話
「おでんのほかに何かつまみいる?」
「湯豆腐食べたい」
湯豆腐?
食べたいっていうんだからいいんだけど、なんか変な感じ。
カレもそう思ったのか
「おでんと湯豆腐は変やね。まかせる。なんか適当にお願い」
‘テケトー’が一番困るんだわ。
「今日はもう軟骨ええよ。あっさり系でよろしく」
ほらね。
何でもいいわけじゃないし。


結局残り物の煮物やお正月の黒豆の残りやテケトーな和え物で品数を揃えた。
品数を揃えたいのは、バランスのことやカレが喜ぶからっていうのもあるけど
「すごいね」って言ってもらいたい見栄でもある。
ちょこっとずつだし残り物でも常備菜でもOKだから、そんなに負担ではないんだけどね

カレが来た。
並んだおかずを見て「お~」
( ̄ー ̄)v やりぃっ
カレツマが全く料理しない人だからハードル低くてよかった。
まあ、こんなのも毎日のこととなったらちょっと手を抜くかもしれないけど。

「今日、法律相談所ある?」
「特番で飛んどるよ」
「残念。あれ見て法律の勉強しよんのに」
いやいや、分野が限られてませんこと?

テレビはついていたけど何を見ていたか覚えてないし
ずっとしゃべっていたけど何の話題だったかも思い出せない。
ただとりとめもなくいろいろしゃべって、食べて、笑って
ぽわんぽわんに幸せだった。


昼の部で完全燃焼したから夜の部はおとなしく。
ぴとっとひっついて甘えて
それだけでふにゃふにゃになるくらい幸せで
「なぁんだ。アタシって全然えっちやないやん」て思った。
・・・・っていうとJAROかどこかに警告されそうだな。
いや、でも、ほんとに。
(ほんとか?)


    


本宅に送り届ける車の中でカレに言った。
「ひとりひとりに聞いてまわったわけやないけん、確かなことは言えんけど・・・・」
「ん?」
「たぶんアタシがいちばんお兄さんのこと好きやと思う」
カレはくすくす笑っている。
「お兄さんかっこええから、もしかしたら『私のほうが好きよ!』って言う人がおるかもしれんけど」
「いや、お兄さんも晴香がいちばんやと思う」
「調べたらわからんけどね・・・・結構自信あるよ」
「ていうか、晴香だけや。そんなこと言うん」
まあね。うじゃうじゃいたら困るから。
それでもアタシがいちばんな自信あるけど。

アタシがいちばん愛されてるかどうかはわからない。
たぶんNOだと思うし、NOでも仕方ないし、NOであって当然だろう。
それはお互い様だ。
そこを求めたら辛くなるだけだけど、

「お兄さん好き好きレース」があったとしたらアタシは優勝できる。

・・・と思うことは、アタシの精神衛生上とってもイイ感じなのだ