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http://muteki.in/に移転しました。インテリアについて書いてます。by nk.

映画鑑賞『ハサミ男』

2006-11-12 19:54:58 |  ●映画鑑賞
 
満足度:82点
「豊川悦司 × 麻生久美子」ハサミ男の正体は・・・!?

原作がとても良さそうなのですね。読んだことはありませんが、
結果から言うと、文章を脳内で想像する方に適している作品だと思います。
「リング」が映像化された時にガッカリしたのを憶えています。
映像・音楽等々、昔の映画を観ているような"アジ"のある雰囲気が漂います。
それがストーリーの危うさを引き出し、ミステリアスな情景になっています。
ふたりの関係と知夏(麻生)の過去と・・・漠然とした動機が見えてきます。

謎解きには2回観るのが必須ですね。

ハサミ男
 

映画鑑賞『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』

2006-11-12 19:53:34 |  ●映画鑑賞
 
満足度:80点

これはアニメ作品(TV放送)から観てないと話しが繋がりません。
弟がコミックを持っていて、その影響で私もハマっています。

絵が妙に綺麗過ぎたのがヤでしたが、面白かったです。
ホムンクルスの生い立ちとかアニメでのエンヴィーの最後ってどんなんだっけ?
と、確認しながら観ました。真剣に観てないと難しいですね。

自分の中でのハッピーエンドは、現世界での兄弟がよかったなと思います。

鋼の錬金術師 ーシャンバラを征く者ー
 

映画鑑賞『Lost In Translation』

2006-11-12 19:51:40 |  ●映画鑑賞
 
満足度:60点
不安定な『静』を軸に不安定な『動』が美しいという印象。

"ボストン・グローブ誌"
『ロスト・イン・トランスレーション』は、ストーリーというよりは雰囲気や観察に重き
を置いている。しかし気にすることはない。細部に向けられた彼女の観察は正確で、ソフ
ィアの徹底振りは、完璧を目指す映画監督であることを示している。最も素晴らしいのは、
中年男と若い女性の関係を、力強くも優しいヒューマニズムの物語にしていることである。
 ※第76回アカデミー賞
  最優秀オリジナル脚本賞:ソフィア・コッポラ
 ※英国アカデミー賞
  最優秀主演男優賞:ビル・マーレイ
  最優秀主演女優賞:スカーレット・ヨハンソン
  最優秀編集賞:サラ・フラック

全篇東京ロケの撮影であります。京都少々。
海外誌が評価するように、この映画は『観察』に尽きると思います。
人間の心理描写。外国人から見た日本。その逆も然り。
孤独・疎外・不安・安堵...異国の言葉も文化も生活も何も知らないまま放っぽられた感じ。
そんな観察は正確で、そんな「心理」は誰でも同じなんだよね。
基本は海外(特定するとソフィア・コッポラ監督)から見たJAPANだから、
そんなとこがふと可笑しく笑えてしまったり、客観的に観察すると
「”こんなジャパニーズ”オカシイよね!?」なんて、ハッとすることがあります。。

日常すぎる映画。だからこそ、
日常に疲れたら(翻訳の過程で失われた)「ぽっかり空いたこんな映画」は如何でしょう?!
見落としがちな景色がどこか埋まるかもしれません。。。

Lost In Translation
 

映画鑑賞『SAW2』

2006-11-12 19:49:14 |  ●映画鑑賞
 
満足度:86点

何をもってエンターテイメントと言うのか?

開始10分で気分が悪くなり、次第に呑めり込み、面白いと思わせてくれた。
残虐な「殺し」の設定、顔を引き攣らせ目を覆いたくなるシーンが随所に描かれる。
ストーリーが上手い。編集が上手い。「こんな」映画を観たいと思わせるスピード感・緊張・演出。

前作SAWで生き残ったアマンダの「感謝の言葉」が不気味だったのを記憶している。

SAW2
 

映画鑑賞『空中庭園』

2006-11-12 19:26:57 |  ●映画鑑賞
 
満足度:84点
小泉今日子、板尾創路、鈴木杏、ソニン、豊田利晃監督、原作:角田光代、美術:原田満生、2005年公開。

観終わって小説(原作)を読みたいと思った!
前に伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」を読んだが、それも登場人物それぞれの視点で描かれている。
それらが後に合体して繋がって行く。空中庭園もそういう風に書かれているみたい。
だから面白そうだなァって思った。想像を掻き立てる本が好きだ。

映画はというと、ビデオを4回くらいに区切って観てしまったことを残念に思う。
ラストシーンの展開スピードを切ってしまったのがとても残念。
それぞれの感情を切ってしまったのと同じだから。また観なきゃね。

郊外の『ダンチ』で暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」話すこと。
でも本当は言いたくない事や言っちゃダメな事だってある。
そんなオブラート誰だって知ってる。

不安定な家族を象徴するように、いつだってグルグル回ってる。
宙にあるお庭だもん。風に吹かれたり、雨に打たれたり、ギシギシいって来る。

誰にだってトラウマやオモイコミはある。それを分かってあげる家族や恋人は大切だ。
傘を挿せば、屋根を蓄えれば、少しは楽になる。キッカケは些細なことでいい。

 ホテル”野猿”はファニーでファンキー。
 大楠道代とソニンのバトルは見応えたっぷり。
 キョンキョンの「死ねよ」は恐かった。

記憶が途切れ途切れになった感想になってしまったかな。。。

空中庭園