満足度:84点
小泉今日子、板尾創路、鈴木杏、ソニン、豊田利晃監督、原作:角田光代、美術:原田満生、2005年公開。
観終わって小説(原作)を読みたいと思った!
前に伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」を読んだが、それも登場人物それぞれの視点で描かれている。
それらが後に合体して繋がって行く。空中庭園もそういう風に書かれているみたい。
だから面白そうだなァって思った。想像を掻き立てる本が好きだ。
映画はというと、ビデオを4回くらいに区切って観てしまったことを残念に思う。
ラストシーンの展開スピードを切ってしまったのがとても残念。
それぞれの感情を切ってしまったのと同じだから。また観なきゃね。
郊外の『ダンチ』で暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」話すこと。
でも本当は言いたくない事や言っちゃダメな事だってある。
そんなオブラート誰だって知ってる。
不安定な家族を象徴するように、いつだってグルグル回ってる。
宙にあるお庭だもん。風に吹かれたり、雨に打たれたり、ギシギシいって来る。
誰にだってトラウマやオモイコミはある。それを分かってあげる家族や恋人は大切だ。
傘を挿せば、屋根を蓄えれば、少しは楽になる。キッカケは些細なことでいい。
ホテル”野猿”はファニーでファンキー。
大楠道代とソニンのバトルは見応えたっぷり。
キョンキョンの「死ねよ」は恐かった。
記憶が途切れ途切れになった感想になってしまったかな。。。
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空中庭園