goo blog サービス終了のお知らせ 

あげちうのブロマガ

あげちうの日々の色々な事

間違いを認めない間違い

2020-03-08 12:19:35 | インポート

オーダーが有る。

「日露戦争での、旅順攻略戦その歩兵の現実を描いて」

このオーダーに対して、デザイナーが大まかにデザイン。

歩兵を操るTPS。HP制だが、ダメージはステージクリアまで回復しない。
手榴弾は無限に投げられるが、突撃銃は弾数制限があり、途中で拾わないと尽きる。

現場は、疑問に思いつつ”これ”をそのままプログラムして完成、としたが。

結論で言うと、売れなかった。
酷い批判を受ける事にもなった。

何故か?と言うと、もちろん「手榴弾と突撃銃の扱いを間違えたから」だが。
このデザイナーは、この間違いを認めないまま、社内で対立し、やがて辞めて行った。


その後に彼は、「世の中は一握りの権力者によって歪んだ支配をされている!」そう主張し人々の支持を集め、何かの、巨大な勢力と化して行った。ただ、もちろんと言うか、彼らに利益性は無く…単に「何が悪いんですか?」それに、奇妙と言える程の壁がある、だけ。何だか、現場の技術者、その多くが”この”思想に汚染されて行った。「この程度の間違いで、私はもう人生を失ったのか?!」それが、彼らに共通する物言いだ、その中には将来を期待されつつ医療ミスで患者を殺した様な人々も、多く含まれていた。

この人物は今も、起点に成ったゲーム、その「デザイン上の間違い」を認めていない。


これは、何かのキーに成るかもしれないが、違うかもしれない。
「誰?」と言う情報は詳しくは解らない。不意に、「ゼビウス」での、「ブラスター=対地攻撃、ザッパー=対空攻撃」この語感と現実にズレが有る気がした、訳だが。もちろん今も、”この辺”は「そのまま」だ。どっちも、対象を破壊するモノと、大きな破裂音がするモノ、ではある。オーダーを出した人の、一般論の感覚は、このデザイナーには伝わらなかった訳だが、この先に、或いは新型コロナウイルスの猛威、それが有るのかもしれない。

”些細な間違い”だ。

ただ、右に曲がる所を左に曲がったら、それは場合によっては海に落ちる。

誰の間違いか?誰に責任があるか。

何をどう、償えば許される?




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。