吾妻さくら病院

院内の活動やイベントをお伝えします。吾妻の魅力やさまざまなでき事もご紹介します。

吾妻さくら病院 栄養科

2024-01-12 08:44:07 | 栄養・食
寒さが厳しくなり、空気が乾燥して風邪をひくなど体調を崩しやすい時期になりました。免疫力が低下すると、病気やがんのリスクが高くなります。新型コロナウィルスだけでなく、インフルエンザが流行期に入りましたので、病気に負けないからだを作るため、免疫力を高める食材を食べましょう。免疫とは、私たちのからだに備わっている防御能力のことで、空気中に含まれる細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入するのを防いでくれます。

腸内環境を整えましょう

免疫力を高めるためには腸が重要な働きをしています。腸の壁の内側には、免疫をつかさどっている免疫細胞が集中しており、体全体の免疫細胞の約7割が腸に集まっています。免疫力を高めるためには、腸の状態を良くすることが重要なポイントになります。

必要な食材     食物繊維 きのこ類 海藻類・野菜
オリゴ糖 はちみつ・ヨーグルト・バナナ

発酵食品 ヨーグルト、納豆、味噌

きのこ類の中でもβ-グルカゴンといわれるタイプの食物繊維は、免疫力を高める作用が知られています。免疫機能を調整するビタミンDも多く含みますのでお勧め食材の一つです。

ビタミン(A、C,E)を摂取しましょう

野菜や果物は、ビタミンやミネラルの摂取源になる食品です。ビタミンやミネラルの中には、免疫が正常に機能するために欠かせないものがあるため、不足しないように摂取しましょう。
ビタミンAは、鼻や喉、肺など粘膜の材料になって、ウイルスからからだを守ることにも役立っています。ビタミンCは、からだの中でウイルスの侵入を防ぐ白血球をサポートし、免疫力を上げるのに役立っています。

必要な栄養素・・・ビタミンA 人参、かぼちゃ、レバー、うなぎ
         ビタミンC ブロッコリー、ピーマン、いちご、キウイ、レモン、じゃがいも
ビタミンE ナッツ類、植物油、アボカド

また野菜や果物は大豆やきのこ類と同様に食物繊維が豊富です。食物繊維は消化されずに大腸に届き、免疫機能を高める働きがある善玉菌を増やします。

タンパク質を摂取しましょう

免疫細胞そのものを活性化させるために必要な栄養素としてたんぱく質があります。からだを構成している細胞だけでなく、からだを菌やウイルスなどから守る免疫物質のもとになります。

必要な食材・・・肉(鶏むね肉、ささみ肉)     乳・乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
        魚(アジ、サケ、イワシ)     卵・大豆・大豆製品(納豆、豆腐、豆乳)


納豆やヨーグルトなどの発酵食品は、腸内環境を整え、免疫機能を調節する乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含みます。
大豆は、植物性食品に由来するたんぱく質(植物性たんぱく質)を摂取できる食品です。肉や魚などに由来するたんぱく質(動物性たんぱく質)と植物性たんぱく質はバランス良く摂る必要があり、植物性たんぱく質を意識して摂りたいときなどにおすすめです。大豆のたんぱく質は、豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品からも摂取できます。

さまざまな成分が免疫力を高めるために効果がありますが、ある特定の食品を食べれば、免疫力が高まるというわけではありません。免疫力を高める効果のある栄養素を意識しながらも、バランスよく食べることが一番大切です。そのほかにも、体を動かす、ストレスをためない、十分に休むなどといったことも、大切です。

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