吾妻さくら病院

院内の活動やイベントをお伝えします。吾妻の魅力やさまざまなでき事もご紹介します。

吾妻さくら病院 透析室

2024-05-01 13:05:36 | 健康・病気
春の陽気に名残を感じつつ、暦の上では立春を迎え皆様ご健勝のことと思います。
吾妻も初夏の陽気を感じてまいりました。


吾妻さくら病院 透析室です。
木々の芽吹くこの時期は体調を崩しやすいそうです。どうぞご自愛くださいませ。

今回は透析に関連して日本の透析についての現況について触れたいと思います。
「健康的で長寿の国」のイメージが強い日本ですが実は、世界有数の人工透析大国であることをご存知ですか?約380人に1人が人工透析を受けているという現状があります。


日本透析医学会の統計調査によると、2017年12月31日末時点の透析患者数は、前年比1.5%増の33万4505人となったそうです。人口100万人あたり透析患者数(有病率)は2640人で、国民378.8人に1人が透析患者であることになります。
米国腎臓データシステム(United State Renal Data System)によれば、世界各国・地域で透析患者の有病率が最も高いのは台湾で、それに次ぐ第2位の日本は世界有数の透析大国ということになるそうです。
『日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2015年12月時点で、国内で透析療法を受けている患者数は32万4,986人で、前年度より4,538人増加。透析の導入患者の原疾患の第1位は糖尿病性腎症で43.7%』とのことです。

糖尿病の患者さんは全国で328.9万人(2017年時点)おり、糖尿病は国民病となっています。いずれも2015年~2017年の調査からの数値ですので現在は透析患者様はもっと増えているということになりますね。
透析の治療が世界で初めて行われたのは1923年ドイツで初めて人体へ実施されました。それから100年透析技術の発展により今では透析患者さんが長期透析治療を継続できるようになりました。日本の透析患者さんは世界でもっとも長期透析により生存できていることがわかります。

日本の透析医療は、透析液の清浄化や治療環境の工夫など、世界一の基準で取り組まれています。
日本の透析医療は、世界的に見ても「トップ」として誇れるものです。

吾妻さくら病院透析室では透析医療はもちろん、血漿交換やLDL吸着療法、腹水濾過濃縮再静注法など各種治療法に積極的に取り組みより良い医療を提供できるよう医療の質の向上に取り組んでいます。透析患者様はもちろん、どなたでも透析療法についてお聞きしたいことがあれば何でもお気軽にお問合せ下さい。
また地域的にも温泉はじめとする観光名所がたくさんありますので、トラベル透析等も随時受け付けております。お気軽にお問合せ下さい。


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